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陜川・玉田古墳群で多羅国伽耶将軍墓?を発掘

2020年06月26日 | 韓国の遺跡・古墳など
 陜川郡は、古代陜川に存在した「多羅国(다라국)」の最高支配層が埋葬されたとみられる玉田古墳群(합천 옥전고분군、史跡 第326号)の発掘調査をハンビット(韓光?)文化財研究院に依頼して、6月18日にこれまでの調査結果を発表した。
 木槨墓 14基、石槨墓 4基など合計18基の墓を発見した。
 中には、伽耶時代の多羅国将軍のものと推定される墓が発見された
 特に4号木槨墓で金製耳飾、環頭大刀(고리자루 큰칼)および大刀6点、馬具と武器類、土器類など多数の遺物が確認された。
 12号木槨墓では金製耳飾、単鳳文環頭大刀、馬具、武器、土器など多羅国を代表する遺物が多数出土した。 また、新羅地域で主に確認される魚尾形杏葉が出土して両地域の交流も確認することができる。
[参考:2020.6.19聯合ニュース]

 多羅国は大伽耶の東部にあり、玉田古墳群は、洛東江から西に流れる黄江の北岸に位置する。
 4号墓が将軍を埋葬しているとみられ、札甲なども出土している。

過去の関連ニュース・情報
 玉田古墳群


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