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板東市・然山西遺跡 獣面把手が出土

2012年02月10日 | Weblog
 茨城県教育財団は9日、坂東市内野山の然山西遺跡(しがれやまにしいせき)で、土器の最上部にイノシシやウサギの顔を形取った「獣面把手」3片などが出土したと発表した。
 前回調査で11軒の住居跡が発見されたのに続き、今回、新たに30軒の住居群を確認。縄文時代前期に継続的に集落が形成されていたことが分かった。
 主な出土品は深鉢、浅鉢などの土器類で、スス跡などから煮炊きと食料品の貯蔵用に使用したとみられる。 ほかに、鏃や漁具の石錘などが見つかり、漁労と狩猟の両方ができる住みやすい環境だったと推定されるという。
 ヤマトシジミやサルボウ、ハマグリなどの貝殻も見つかっており、周辺が縄文前期の温暖化で県内南部に海水が流入して汽水域だったことを証明する遺物として注目される。
 当遺跡は,坂東市の東部から南部にかけて流れる飯沼川の支流である立川左岸の標高12~16mの台地上に立地している。
 現地説明会が、12日午前10時半~11時45分に開催される。
[参考:産経新聞、東京新聞、茨城県教育財団埋蔵文化財部HP]

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