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山梨市・三ケ所遺跡 平安時代の柱跡を発見、清白寺の前身建物か?

2010年09月25日 | Weblog
 山梨市教委が進める、三ケ所遺跡(同市三ケ所)の発掘調査で、平安時代の掘立柱建物群跡や竪穴住居跡が見つかった。
 発掘現場から5棟分の掘立柱跡と竪穴住居跡が確認された。最大の建物跡で柱が南北に5本、東西4本と等間隔に並び、南北約6m、東西約4・5mの大きさの建物跡を確認した。柱跡は直径約1m、深さ約1mほど。また、建物に付属する庇部分の柱跡も発見され、寺院のお堂のような建物の可能性もあるという。
 遺跡の近くには国宝清白寺があることから、清白寺(注1)の前身的な建物跡の可能性があるしている。
 現地説明会が26日午前10~11時から開かれる。
[参考:山梨日日新聞]

(注1) 臨済宗妙心寺派、海涌山(かいゆうざん)清白禅寺
正慶2年(1333)足利尊氏の開基と伝わり、仏殿は応永22年(1415年)建立と推定されている。また、応永14年(1407)建立と推定される正福寺(東村山市)と同じく、方三間一重裳階(もこし)付建物である。
コメント (1)
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