歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

滋賀県西浅井町・塩津港遺跡 平安時代後期の神殿の部材(懸魚、欄干など)が出土

2009年08月20日 | Weblog
 県教委は20日、塩津港遺跡(西浅井町、平安時代後期)の調査で、小型の神殿の部材15点を確認したと発表した。
 県立安土城考古博物館が調査し、多数の建築部材などが出土した。欄干の下部の部材は長さ84cm、組み立てた状態の高さは推定10cm程度。屋根の破風に取り付ける装飾の懸魚(げぎょ)は、高さ13.5cm、幅12.4cmで五角形の木製板で通常より小さい。ほかに金銅製垂木先金具などが出土した。いずれも本殿に使用されるものより小さく装飾性が高いため、県教委は本殿とは別の小型神殿の部材と推定。一辺約70cmの方形の祠(ほこら)の可能性が高いとしている。
 神社建築研究の第一級の資料になるとする。
 出土した遺物は23日、県立安土城考古博物館で一般公開される。 
[参考:時事通信、毎日新聞、産経新聞]

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 塩津港遺跡
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清須市・清洲城下町遺跡 全面金箔の瓦が県内初出土

2009年08月20日 | Weblog
 清須市は19日、清洲城下町遺跡(愛知県清須市一場)から全面に金箔が施された鬼瓦が出土したと発表した。
 金箔瓦は、昨年11月から12月にかけて行われた清洲小学校体育館新築工事に伴う発掘調査で、学校敷地内の体育館建設地から見つかった。
 金箔瓦は、縦14cm、横18cm、厚さ7cmの家紋の一種「桐紋」で、外縁上面と側面、中央のに金箔が施してある。安土・桃山時代末から江戸時代初めにかけてのものとみられる。同遺跡からこれまで出土した鬼瓦はいずれも、一部にしか金箔がついていなかった。
 清洲城が当時、尾張地方の中心となる城であることが改めて確認されたとする。
 金箔瓦は、同市の県清洲貝殻山貝塚資料館の埋蔵文化財展(9月19日~10月25日)で展示される。
[参考: 読売新聞]
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