ごきげんようでござる!
今宵は何故か変則的なセット販売で1986年に日本販売されたサイバトロン戦士、サンストリーカー(VSZ、サンストリーカー・スキッズVSバズソー、3980円)の紹介でござる!
しかも! VSセットとは言っても、ライバル商品によるセットではなく、サイバトロン2体とデストロン1体という変則であり、通常販売商品から漏れた商品を救済するような寄せ集めなのでござる。 (笑)
しかし、拙者としてはTVアニメの登場は少なく単品で売れ残りそうな、コンドル(20、コンドル、680円)の成型色変更品のバズソーや、日本車である為に米国では敬遠されTVアニメでは別デザインで登場したスキッズが、唯一TVアニメで活躍したサンストリーカーとセット販売になり販売された事により日の目を見られた事が救いでござる。
さて、TVアニメでは活躍したサンストリーカーでござるが、商品は1983年に販売されたダイアクロン商品のカーロボット(NO,1、カウンタックLP500S・スーパーチューニング、1500円)の成型色変更品で、シールパターンとダイアクロン商品を削除した商品でござる。
なお、ダイアクロン版は赤いボディだったでござるが、海外・・・イタリアのGIG社より販売されたモノは黄色いボディだったこともあり、トランスフォーマーでは、同じくカーロボット(NO,15、ニューカウンタックLP500S、1500円)の転生である、ランボル(4、ランボル、1600円)との差別化を図る為に黄色のボディが決定したものと思われるでござる。
本品はダイアクロン・カーロボットの栄えある1号商品にあたる為に、SF色の強かったデザインを引き継ぎ、実車のカウンタックLP500Sの後部を大胆にアレンジしたデザインでござる。
なお、本品の説明書には記載がないでござるが、ミサイルとして射出可能なジェットブースターは、取り付け可能でござ。
ダイアクロン商品全体の流れとしては変化を表す始祖鳥的な存在でござるが、カーロボットとしてみてみれば、異色の存在でござる。
これが、トランスフォーマー商品として適さない(?)として単品販売されなかった理由でござろうか?
商品的にはコクピットハッチの開閉が実車とおおいに異なるモノの、ダイアクロン隊員を搭乗させるギミックとしては、面白いモノで、ダカラの開発陣の工夫が感じられる商品であるが、カーロボット人気が上がれば、リアル差に欠ける事とカウンタック人気の為に、ニューカウンタックLP500Sのリメイクが行なわれたのであり、タカラも当初はトランスフォーマーに編入するつもりがなかったようでござるが、ハズブロ側にはリアル感等と云う考え方が無かったのか、そのまま販売されるようになったのでござるな。 (笑)
しかも、TVアニメではカッコよく描かれていたものでござるから、商品とのギャップは高い方に位置する商品なのでござる。 (笑)
そう・・・ タカラとしては当初、アイアンハイド(98、アイアンハイド&99、ラチェット、6000円)と同じく日本販売は見送られる予定だった商品でござる。
ロボットモードの体型はダイアクロン系ロボットと呼ぶべき、体型である為に以後のカーロボット系のスマート(?)なデザインとは異なるなのでござる。
しかし、米国では、コレを個性として受け取ったので、違和感無くシリーズに取り入れられ同じカウンタックLP500Sをヴィークルモードとするランボルと兄弟である設定が与えられたのでござるな。
う~む・・・ この発想は、何でも型に収めたくなる日本人は見習うべきところでござるな。
しかし、当時の日本側もトランスフォーマーが続くと考えていなかった為に、ランボルの兄弟は、同じくカウンタックLP500Sのボディを持つファイアーチーフ仕様の、アラート(5、アラート、1600円)が兄弟であると設定が変更されてしまったでござる。
御蔭で、日本のファンの間ではカウンタック兄弟論争が巻き起こる訳でござる。 (笑)
まあ、拙者は中をとって「3兄弟説」を支持しているでござる!。
さて、本品はダイアクロン・カーロボット初期商品である為に、手持ち武器は一切なく、両腕のスプリング式のパンチ発射ギミックであり、パンチ(×2)の他に付属のミサイル(×3)や両肩のジェットブースター(×2)を射出する事が可能でござる。
しかし、付属武器(ミサイル)類はヴィークルモードではジェットブースター以外は余剰パーツとなる欠点があるのでござる。
なお、設定上ではミサイルパーツが専用地対空誘導ミサイルと設定されており、ボディがポリマー鋼製で、ミサイルも受け付けないとあるのでござるが・・・ 耐久力が8だったりするのでござる。 ? まあ・・・ 8だったら硬い方なのでござろうな。 (笑)
おそらく、このポリマー鋼製ボディの設定は、ダイキャストをフロント部に使用している事もあるでござるが、平らな胸部デザインが他のカーロボット系デザインに比べて異なる印象だからでござろうな?
しかし・・・ 自分の美しさに自信を持っていると云う設定は、商品のロボットモードを見る限りは美しいとおもえず・・・ うぬぼれが強いという設定に説得力を持たすのでござろうな。 (笑)
まあ、しかしサンストリーカーの性格を嫌な奴にする事により普通に販売されなくてもモンクを付けられない不人気キャラにする販売側の努力(?)もあったりするのでござるが、それ以上にTVアニメの人気が高かった為に、商品的ギャップと不人気キャラの抱き合わせという販売方法がとられたのでござるな。 (笑)
しかし・・・ セット的には、デストロン側はバズソーのみの、パワーバランスの崩れたVSセットなのでござるな。
まあ、抱き合わせセット販売は未だに続いているのでござるが、日本販売のセット品はイマイチ魅力に掛けるのでござるな(?)。
タカラトミーもセットで販売する場合は、もう少し考えてセットを組むべきだと思うのでござるよ。 (笑)
今、切に思うのはダイアクロン隊員も復刻すればいいのに
ダイアクロン初期組みは、いずれも発売が変則的ですね。
セット販売のサンスト(No.1)、スキッズ(No.6)
一人だけ第一期から遅れて発売されたトレイルブレイカー(No.5)
通販限定のラチェット(No.4)、
国内未販売のアイアンハイド(No.2)
()内はダイアクロンのナンバー。
この辺はダイアクロン時代の売れ行きが影響してると思います。
れっど あらあと殿、変形×2版では最終的に何人兄弟になるか楽しみでござるな。 (笑)
raiger殿、3センチくらいでござるから、それくらいのザイズなら応用が利きそうでござるな?