ごきげんようでござる!
トランスフォーマーにおける敵役、デストロン軍団は、主役を引き立てるだけにヤラレ役にあらず、ライバル関係であり共存関係である為に、正義側のサイバトロン以上に魅力的なキャラクターが用意されることにより、物語の深さと善悪の明快な住み分けをすることにより、正義のサイバトロンの必然性を高める存在でござる!
ちゅー事で今宵は1999年販売の「トランスフォーマー ビーストウォーズ・ネオ」より、デストロン破壊大帝、マグマトロン(D-35、マグマトロン、2980円)の紹介でござる!
本品は、日本版ビーストウォーズ3作目のデストロン破壊大帝であり、ティラノザウルス(D-1、メガトロン、2980円)、ドラゴンからドリルタンクに変形するトリプルチェンジ(D-16、ガルバトロン、2980円)を経て、3体の恐竜が合体するデストロン初の合体破壊大帝でござる。 ・・・なお、ゴッドマスターのオーバーロード(D-307、オーバーロード、5980円)は破壊大使でござるから間違いなく!
商品はビッグコンボイ(C-35、ビッグコンボイ、2980円)とのセット販売である「大宇宙の対決」(VS-35、大宇宙の対決、5800円)も販売されているでござるが、商品的には同じ物でござる。
さて、マグマトロンは、陸・海・空を制する3体の恐竜が合体すると謳われているでござるが、ドチラかと言えば、合体ではなく分離型のトランスフォーマーの様な気がするでござるな。 (笑)
翼竜型のスカイサウルスは、マグマトロンの頭部であり、音速飛行による衝撃波で敵を切り裂くマッハカッターを必殺技としているでござる。
商品ギミックは、尻尾を引っ張る事により翼が開く連動ギミックが仕込まれているでござる。
更に翼にはウィングミサイル(×2)が装備されており、ランドサウルスのミサイル発射ユニットより射出可能でござる。
大型獣脚類(アロサウルス?)型のランドザウルスは、マグマトロンの下半身でござる。
まあ、何と言っても下半身で有る事を強調する露出したメカニックが最大の特長でラブリーなデザインでござるよ。
更に3体の恐竜にはソレゾレ、スパーククリスタルが埋め込まれており、3体共にミサイルを収納しているのも面白いギミックでござる。
そう、ランドサウルスの喉部分にはミサイル発射ユニットが仕込まれており、シーサウルスに収納されたギガミサイル(×2)を口内にセットすれば、ランドサウルスの上顎を上げるのと同時に発射可能でござる。
同じく、スカイサウルスのウィングミサイルも発射可能でござるが、ミサイルと云うよりも舌の様な感じでござるな。
ランドサウルスの尻尾にはマグマブレードが収納されており、コチラも射出可能でござる。
なお、ミサイル発射ユニットは取り外して、マグマトロンの手持ち武器となり、マグマブレードによる近接攻撃とギガミサイルによる遠距離攻撃に使い分けられるでござる。
まるで戦隊シリーズの標準装備の武器でござるが、一基の発射ユニットで3種類のミサイルを打ち出す商品は、この時代としては珍しいモノでござる。
そして、長頸竜(プレシオサウルス?)型のシーサウルスでござる。
トランスフォーマーでは初の長頸竜・・・ と云うか、恐竜系変形ロボでも初(?)となるくらい珍しい存在でござるな。
シーサウルスは、マグマトロンの上半身部となり、後ろのヒレをつまむ事による前ヒレによるハサミ攻撃(シールドクラッシャー)は、そのまま盾として使用される事になるでござる。
しかし・・・ 何と言っても最大の魅力は、多関節の自在に動く首であり、尻尾に収納されたギガミサイルの配置が好い商品なのでござるな。
惜しむらくは、シーサウルスにミサイル発射ギミックが無い事でござる。 (残念)
さて・・・ 本品は3体の恐竜と紹介されているのでござるが、恐竜学的に言えば、恐竜はランドサウルスだけだったりするのでござるな。 (笑)
まあ、細かい事を言ってしまうでござるが、玩具の一般的なカテゴリーでは恐竜表記でも間違いはないと思っていたりするのでござるが・・・
問題は・・・
合体恐竜モード(ビーストモード)であるマグマサウルスなのでござる。
流石に、このマグマサウルスを恐竜と呼んでしまうのには抵抗があるでござるよ。
素直に怪獣と呼ぶべきじゃないでござるかな。 (笑)
まあ・・・ 超獣でも良い様な気がしないでもないでござるが、このマグマザウルスの姿こそ本来のマグマトロンのビーストモードなのでござろうな?
そう・・・ マグマトロンは、ヒューザー系ビースト戦士の発展型なのではないでござるかな?
そう考えると、合体型よりも分離型の方が、説明しやすいと思うのでござるな?
まあ、分離状態での精神は如何なモノか分からないでござるが、身体は離れていても、常にリンクしていると言う事でござるかな。 ?
なお、マグマサウルスからマグマトロンへの直接変形はできず、再分離して、合体モードとなり、再合体を行なう必要があるのでござるが、変形合体は、少々難易度が高いモノとなっているので、説明書は必須でござる。
しかし、変形難易度は高いだけあり、完成度は高く原作版デビルマンを思わせるデザインは、歴代破壊大帝にはないカリスマ性を感じたりするでござる。
なるほど、火力以外の数値が10である事を証明するデザインでござるな。
なお、本来はシーサウルスの尻尾部分は背中に折りたたむのが正解のようでござるが、拙者的にはマグマトロンの尻尾の付け根が気になったので、ランドサウルスの尻尾に被せる容にしてみたでござる。
さて・・・ 本品の造形・デザインに関しては文句がないのでござるが、合体ロボの宿命と云うか、デザイン上の欠陥と言うか・・・ 如何しても可動が制限されてしまい、思ったほどポーズが付けられないのは残念なのでござるよ。
しかし、その迫力あるデザインと造形は評価したいでござるな。
が! ・・・盾を装備したデストロン破壊大帝としては初(?)となるものでござるが、肝心の盾は、シーサウルスの腹部というのは、生物的に見れば一番柔らかい部分なので盾としては如何なモノかと思ってしまうでござるが・・・ 固いと云う事にするべきでござるな。
そう・・・ トランスフォーマーに一般の生物学を持ち込んではイケナイでござるよ!
彼らは超ロボット生命体でござるから。 (笑)
さて・・・ 恐竜合体で思い出したのでござるが・・・
トランスフォーマーでは、未だに恐竜モード~ロボットモード~合体という3体以上の合体戦士は販売されていないのでござるよな。
そう・・・ 恐竜戦隊(D-328、ダイノキング、4980円)はサイボーグ恐竜は合体しないで、本体のモンスター型トランスフォーマーが合体するのでござるな。
Wカセットボットも、恐竜型でござるが単体のロボットモードが無いのでござる。
唯一存在すると言えば・・・ ENERGON版のグリムロック&スワープ(日本未販売)でござるが・・・ コレも互換性の有る上下合体なので、巨大合体戦士ではないでござるよな~
そう・・・ 意外と合体ネタで恐竜は少ないのでござるよ。
今後、新たな合体戦士が登場するのであれば恐竜合体が望まれるでござろうな。
スカイサウルスだけになっても生きてたり(瀕死で)
してましたからその説は多分正解です
スカイサウルスで生き残る:ユニクロン(頭)に体を食われマグマブレードをビッグコンボイに託す描写です。
BW・ネオのDVD化を待っているでござるが・・・
如何やら音楽著作権上の問題があるようでござるな。 (?)
まあ、もうしばらく待つでござるが・・・
マグマトロンの商品はドライアスよりも小型でござるが、完成度はケタ違いでござるよ!
十分ネタとしても通用しそうでござる!
昔、ビッグコンボイよりこっちを買ってもらった記憶が・・・
そういえば、エネルゴンのグリムロックとスワープって、メガダイノボットのことですよね?あの上下合体する奴。
あれ、スパリンジョイントではないですよ~
なので他との互換性はありません。
グリムロック&スワープは何時か入手したい一品でござるのので、詳細は入手後のお楽しみでござる。 (笑)