紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

中国がへん・・・

2012年01月20日 17時07分35秒 | 日記
日本からの「古紙輸出」の大部分が中国向けです。その中でも,日本からの「段ボール古紙」は日本の古紙業者が良心的であって「選別が行き届いている」ので優秀なのです。その段ボール古紙輸出が,11月では半分の量になっています。段ボールとか,箱用の板紙に使われる古紙は無くてはならない物なんです。板紙では,「7層重ね漉き」前後の紙料層の中で、印刷する上表原紙層の2層くらいだけにパルプを使っていて、その後の5層分は全て古紙なんです。この原料が余っているとすれば,製品の箱が減っている事になるのです。即ち,中国の輸出が減ってきている事を表しています。今、アルゼンチンの話ですが、2001年の輸入量は20,320cif、2010年では56,502cif、主に中国からの製品輸入が多い。アルゼンチン国内製造産業が中国製品に凌駕されて破産寸前だとか・・・失業者も増えて来たので輸入規制をば早急に行う事になったらしいです。ヨーロッパだけでなく,各国が中国製品規制に乗り出せばユーロ圏だけではない事になりそうです。写真は,高知県歴史博物館での長宗我部元親のビデオの中の写真です。私の住んでいる「津野町・姫野々城」が出ていました。