てつまろの気儘な日常

日常生活での出来事や趣味のことなど気儘に書いております。
09年に開設、22年6月にこちらへ引っ越しました。

6月の撮り鉄はセノハチへ

2019-06-30 17:25:00 | 鐵道部
2019年3月のダイヤ改定で、EF66の定期運用の西端は東福山になり、補機を従えてのセノハチ越えの姿は見られなくなりました。補機のEF67の運用も夜間~早朝に限られており、撮影のチャンスが少なくなってしまいました。
となれば、日の出が早い6月に撮るのがいいでしょう。ってことで、大山の俯瞰ポイントへ。

まずは1日の土曜、単独で。
1086レ(瀬野通過5:40)狙いで登りはじめましたが、谷あいから尾根への登り道が見つけられずウロウロ。
明るくなってきてからルートを見つけ、結局ポイントに着いたのは6時過ぎ。1086レは撮れず。


1062レから撮影開始です。

57レは通過したあとだよね・・・と油断していたら、

15分ほど遅れて下っていきました。
下っていったと思ったら、上り2080レは定刻で。


更に1分半ほど経ったら、単573レが下って行きました。

57レから単573レまではわずか4分ほど。
うまく行けば眼下ですれ違いが見られるかもしれません。

一息ついたら、1050レが上ってきます。

カラフルなコンテナが並んでいます。

上り貨物と下りの単回のすれ違いが撮れればいいんですが、すれ違いを撮れたのは、

227のローカル列車のみ。ツキがありませんでした。

この日は薄曇りベースで時折日が射しました。

2070レで撮影を終了。
西条の酒屋さんへ寄って、初夏のお酒を買って帰宅しました。

で、その一週間後・・・9日の日曜日。
晴れの天気予報なので、こんどはかっぱさまと。
流石に三度目となると間違えることなく俯瞰ポイントへ。
日の出とほぼ同時に着きました。


68レ


お目当ての1086レ

このあと、57レが下ってくるはず・・・と思ったら、東タ発で土日はウヤ。
代わり?に7059レが下って行きました。

次のターゲットは2080レ
ファインダを覗き、シャッターチャンスを狙っていると、手前から単573レが。

なんとか上り貨物と下り単回のすれ違いシーンを捉えることができました。
ただ、晴れてしまったんで、後補機と単回は山影になってしまったのは残念。
雨にならなかっただけ良しとしましょう。

EF67の後補機はあと1本。

5074レも無事撮影し、このあとはいつもどおり?63レの通過まで撮って下山。
セノハチを行き交うEF67の姿もあと僅かでしょう。あと何回撮れるかな。

世界文化遺産の道を歩く-10(終)-

2019-06-29 10:30:00 | 山歩き
いよいよ最終日。3時過ぎに起床して、日の出前に出発です。
舗装路をしばらく歩き、再び古道へ。

お地蔵さんが行き交う人を見守ります。

途中、船見茶屋跡の展望台に寄ってみました。そこから広がる景色は・・・

あぁ、海だぁ。
長いこと歩いてきたことを実感します。

ここからは緩やかな下り。
那智高原の公園?の中を抜けていきますが、

う~ん、これが古道?って感じ。

那智大社まではもう少し。杉木立を抜ける石段を下っていき、

青岸渡寺の脇に到着、すぐとなりは熊野那智大社です。

朝7時半なので、観光客は少なめ。

ここまで無事に来れたことに感謝しました。
早朝出発とした作戦が大当たり。

しかし、デジカメのバッテリはあと僅か。スマホと併用しての撮影となります。

参拝後、飛龍神社へ向かいます。


登ってくるクルマが増えてきました。
石畳を歩いて、御神体の那智大滝を眺めます。

いやぁ、素晴らしい大滝ですね。

ここからはバスに乗ってもいいんですが、ダイヤが空いていたので、再び歩きます。
大門坂へ。

上がってくる観光客とすれ違いながら、スイスイと下ります。

大門坂は整備されてて、現代の熊野古道って感じ。あまり好みではないね。

大門坂のバス停で歩きは終わり。バスを待ちます。


那智大社方面バスからは次々とハイカーと観光客が降りていきます。
反対側でバスを待つワタシを見て?な感じの視線を向ける人も。

待っていたら、犬の散歩をする地元の方と逢いました。
九度山から来たことなんぞを話し、このあと速玉大社にも参拝すると伝えると、
「烏帽子山を越えていったら?景色もいいよ。」
いやいや、もう十分です(苦笑)。

やがてバスの時間になり、乗り込みます。
那智駅前で熊野交通のバスを乗り換えて新宮市街へ。
速玉大社へ参拝。

熊野本宮ほどの混雑ではありませんでした。

境内に観光協会のブースがあり、街ナカの飲食店ガイドを頂きました。
お昼には早かったんで、オススメの新宮城址にも立ち寄りました。

さて、どっちのお店にしようか?と迷いましたが、

ちょうど開店した左のうどん屋さんでお昼に。
山かけぶっかけうどん+天麩羅の定食でガッツリと。美味しかった。

新宮駅に到着。

お昼すぎの南紀号に乗車し、名古屋の実家へ向かいました。
120kmの古道歩き、充実の6日間でした。

世界文化遺産の道を歩く-9-

2019-06-23 22:00:00 | 山歩き
翌朝は4時前に起床、空を見上げれば天の川が見えました。
そそくさと出発準備を整えます。
舗装路をてくてく歩き、再び熊野川沿いへ。

朝靄がかかったおかげで、陽射しは穏やか。

請川の集落を抜け、小雲取越えへ。


高度を上げていきます。


朝陽が差し込む古道、快適に進みます。

メジャールートですが、流石にここまで早朝だと数人しか会いませんでした。
更に高度を上げていくと、展望が開けてきました。

小雲取越えルートで一番の展望地、百間グラです。
やがて峠を越え、小口集落への下りになります。

桜茶屋跡の石垣。

苔むした石垣が、歴史の長さを物語っています。
更に茶屋跡には、

こんな御札が。古からの信仰が息づいています。
行き交うハイカーが増えてきました。皆さん軽装。

急な下りを降りれば、住宅地裏で現代の道に合流。
橋を渡ったところが、渡し場の跡でした。

ここの東屋で一休み。

小口集落までは舗装路歩き。陽射しが強くて辟易します。
集落内の旧道を歩くはずでしたが。小口キャンプ場への看板に気を取られて新道へ。
間もなくお昼。大雲取越への入り口近くの商店で練乳かき氷を買ってクールダウン。

レジ横には自家製生節があったんで、晩ごはんのおかずとして購入。

さて、行程最後の峠越えに挑みます。

のっけから石段で気が滅入る。

更に、デジカメのバッテリ、予備3台目の充電が不十分だったのか、早々と警告表示が。
気を使っての撮影になりました。

いかにも熊野古道という、風情のある道が続きます。



ただ、気温が上がった昼下がりではしんどいばかり。
更に最後の難所が。

「胴切坂」と呼ばれる長い坂道。


嫌になるほど続きます。
それでもなんとか峠を越えて、石畳の下りへ。
ちょっと雲が出てきました。

この先、石倉峠を越えるのですが、以前の豪雨で通行止め・・・らしいんです。
迂回路を通ると所定より+40分なんですが、前日に渡瀬で会った方によれば通れるとのこと。

うりゃ、っとゲートを迂回して行ってみました。

石倉峠までは全く被害はなし。


そこからの下りを見れば・・・

ありゃ、昨年見たような景色が。
よく見れば足元は安定しているようです。普通に登山しているひとにとっては問題にならないレベルの道ですね。
観光客が入ってトラブルになると大変なんで通行止めにしているのでしょう。

再び舗装路をちょいと歩くと地蔵茶屋跡に到着。

ここにはトイレと自販機があります。
流石に観光客が多いエリアになると施設が充実していますね。

地元の林業業者が建てた、杉の香が素晴らしい休憩所は宿泊不可なので、

今宵もテント泊です。
明日で長旅も終わりですね。

世界文化遺産の道を歩く-8-

2019-06-22 16:30:00 | 山歩き
やっとこさ着いた熊野本宮、お参りするために参道の方へ回っていくと・・・

うわっ、なんじゃぁこの行列は!
新元号になって2日目、参拝者が押しかけていたのでした。
パスしようかとも考えましたが、流石にねぇ・・・ということで手水で清めてから並びます。

行列は二列、右側は御朱印をもらう方々の列。

30分強並んで参拝。四社あるのですが、全部参拝すると1時間以上掛かりそうなので二社だけにしました。
観音堂で幕営していた二人組にも再び会いました。元気そうだったので、渡した風邪薬が効いたのかな。

ちょうどお昼時、参拝者が次々とやってきます。

長居は無用ですんで、参道を下りかつての本宮があった大齋原へ向かいます。


大鳥居が水面に姿を映していました。こちらは空いています。
鳥居をくぐり、本宮跡を巡ってみると、

かつての隆盛が偲ばれます。当時は凄い賑わいだったのでしょう。

本宮あたりでゆっくりしようかと考えましたが、観光客で込んでいるんでさっさと退散。
今宵の幕営地に向け、国道沿いをてくてく歩いて行きました。

熊野川の流れは緩やかです。新緑が美しい。

さて、歩くこと40分ほど。幕営地の渡瀬キャンプ場に到着。

一泊は620円なり。温泉もありますんでゆっくりできそうです。

すでにたくさんのテントが張られていましたが、ほとんどは一般用。
まだ山岳用のテントは数えるほど。
川べりにちょうどいいスペースがあったんでここに張ることにします。
まずはテントの乾燥から。

組み立てたテントを横にして、内部を乾かします。
続いて、シュラフと衣類の乾燥。

爽やかな風が抜ける昼下がり、ゆっくりと時間が流れていきます。

気づけば周りには山岳用テントがちらほらと。
お隣さんはソロ縦走の女性。なんと吉野から奥駆道を歩いてきたとか。
軽量化のためテントではなくシェルタでしたが、行程前半は荒天で大変だったそうです。
凄いなぁ。

食堂があればよかったんですが、残念ながらなし。
受付で教えてもらった近くの食料品店に行き、晩御飯を仕入れました。
始めてみた「昆布ずし」があったので迷わずチョイス。あとはご当地?の和歌山ラーメンのカップ麺を買いました。
保冷ケースにあった鮪の刺し身にもそそられました。

道の駅で買ったさんま寿司と半分ずつ組み替えて晩ごはんに。
残りは明日の朝とお昼にします。


日がくれる頃、テントでいっぱいになりました。
豪華な設備がないせいか、夜遅くまで騒ぐようなグループなおらず、しっかり休めました。
次の目的地は那智大社。天気予報は晴れとのことなんで、早朝出発で距離を稼ぐことにします。

世界文化遺産の道を歩く-7-

2019-06-15 21:45:00 | 山歩き
夜が更ける前に雨は止みました。テントの中は湿っぽいのですが、雨音がないおかげで爆睡です。
4時過ぎには自然に目が覚め、外を見れば樹間から星が見えました。どうやら晴れそうです。

今日の行程は短めなんで、朝食は無印のバナナバウムと珈琲で済ませます。
ゆっくりとテントを撤収します。昨日も三浦峠でお隣さんだった二人組、旦那さんが風邪を惹いたみたいで、咳をして苦しそう。手持ちの銀翹散を1包お渡ししました。

そんなことをしていたら出発は最後になっちゃいました。

お堂に一礼し、忘れ物がないか確認して出発です。

杉林の中、朝日が差し込む緩やかな登りを進んでいくと、右手に展望が広がるところがありました。

これまで歩いてきた?と思われる峰々と、雲海がきれいに見えました。
歩を進めていくと果無峠に到着。

新旧の標で賑やかです。

ここからは下り。
ところどころ、かつて茶屋があったと思われる平地と石垣が。

どんな建物が建っていたんでしょうね。

更に下って行くと、視界が広がりました。

熊野川と熊野荻の集落です。おお、あとちょっとだ。

ファインダは昨日までの雨で曇っているのですが、撮った画も見た目以上に曇ってる。
あれ?とレンズを見れば、前玉の内側が曇っています。
どうやら、昨日まで雨の中で撮影を続けたので、レンズ内部の湿度が上がってしまい、晴れと標高が低くなったせいで曇ったようです。
取れる対策はレンズ内の空気を入れ替えること。下りながらレンズのズームリングを回します。

自然のフォギーフィルタがかかった画になってしまいましたが、仕方ありません。

ズームリングを回し続けることおよそ30分、ようやく曇りがとれました。やれやれ。

国道を走るクルマの音が大きくなってきて、

国道に合流。ここからは舗装路歩きです。

熊野川に沿って歩いていくと、向こうからやってきたのは新宮→八木の急行バス。
以前乗ったときはトップドア車でしたが、新車に代わってしました。
さらに歩いて、道の駅奥熊野古道ほんぐうに到着。オープンしてから30分しか経っていないので、空いています。
ここで食料調達と腹ごしらえ。


惣菜コーナーで、明日のお昼分でさんま寿司、今日のお昼でめはり寿司、さらに行動食&明後日の朝食分のパンを購入。
食堂コーナーは連休中休業で飲食スペースになっていました。買えるのはソフトクリームくらいですが、美味しく頂きました。

食堂で一息ついていたら、途中で追い越した方が入ってきました。
関東から来たという彼はここで早めのお昼にするとのこと。

ちょっと早いのですが、一緒にお昼?にしました。

道の駅からもしばらくは舗装路歩き。国道から案内に別れて再び山道へ。

標石には”かうや”と彫られていました。

ここは中辺路。軽装の観光客がぐっと増えてきます。
テント泊装備だとちょっと浮いた感じ。

よく整備された道を進みます。晴れてちょっと暑い。

で、進んでいくと住宅地の外れのようなところに出てきました。

再び舗装路になりました。風情がないね。

ここから熊野本宮の境内に入ります。

九度山から90km超歩き、やっとここまでやってきました。