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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

わが国の地質・地層調査に係る記載(その4:活断層と単なる断層との違い)

2012-07-20 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-20投稿

活断層と単なる断層および正常層との違いについて、個人的にはよく解っていません。原発周辺の地殻調査が進むにつれて、最近やたらと活断層が発見されたり、発明されています。

 今まで気にしていなかったツケが廻ってきた昨近です。おそらく、放射能・放射線の単位と同様に、一般人には曖昧喪子としたものと思われます。感覚的にでも理解できればと思っています。火山の場合は死火山、休火山、活火山があると旧くはいわれていましたが、近代文明、分析・解析技術が格段に進歩した現代。新たに富士山のように「休」から「活」と見直された例もあるようです。



(google画像検索から引用)

 ツイログで記載したように、

次々と活断層が発見・発明されています。阪神・淡路以来、プレートテクトニクスに加えて、地震発生要因の汎用語となっているが、一度物理的な断面図、化学的な地質組成の違いなど明確にしてもらいたいと思いますね志賀原発の真下に活断層が存在か

  殊、原発周辺の地殻の活断層の存在は知らぬが仏であった震災前。目に見えないため原発配管の応力腐食割れ同様警戒しなければと思います。

まえがきが長くなりましたが、活断層と単なる断層との違いを以下、調べました。

YAHOO知恵袋

活断層と地質断層の違いや関連についてわかる方がいましたらお願いします。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1360285748 

質問日時:
2011/4/16 20:40:57
解決日時:
2011/4/19 06:12:16

ベストアンサーに選ばれた回答

yasahi_47さん

活断層とは、過去数十万年くらいの間に活動した証拠があって、今後も活動する可能性のある断層のことを言います。

地質断層は英語の「geological fault」を和訳したもので、直訳すれば「地質学的な欠点・傷」という意味になります。

つまりただの「fault」は一般用語として欠点とか責任という意味で使われるので、それと明確に区別するために「geological(地質学的な)」ということわり書きをつけているわけです。

地質学者にとっては、faultと言えば地層や岩石中の傷(つまり断層)であることは明白なので、faultと言えば断層を意味します。

ですから地質断層という言葉は、ただの断層と同じ意味と考えてけっこうです。
地質断層(断層)は、すべての断層を意味するものであり、活断層ばかりではなく、数十万年前以前に活動をやめてしまった古い断層も含みます。

なお、古い断層が、何かのきっかけで再活動する(つまり活断層になる)こともあります 。

 断層の定義が意外とわかっていないので、調べました。

 ウイキペディアによれば、

 断層

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

断層(だんそう、: fault)とは、地下の地層もしくは岩盤に力が加わって割れ、割れた面に沿ってずれ動いて食い違いが生じた状態をいう。

断層が動く現象を断層運動(faulting)と呼び、地震の主原因であると考えられている。食い違いが生じた面そのものを断層面(fault surface)と呼ぶ。断層面と鉛直線がなす角を断層角(fault dip)、水平面に置き換えた断層運動の方向を走向(fault strike)と呼ぶ。

侵食堆積環境の変化、火山岩の噴出・堆積などによってできた地層の境界は、一見食い違っているように見える場合があるが、ずれ動いたわけではないため断層ではなく、不整合非整合などと呼ばれる。・・・」

⇒やはり難しい定義ですが、ずれた界面などの周辺の地層の組成を的確に分析すれば白黒はっきりすると想われる。

 やはり 「活」になる要素が不詳。

 最近、発見提議される活断層は「・・・国の基準では、約12万年前以降に活動した可能性を否定できない断層を活断層と定義しており、活断層の真上には原子炉などの重要施設は建設できないとしている。国が志賀原発の設置許可を出した88年の審査では見落とされていた可能性が高く、再調査で活断層だと確認されれば立地が不適格になる可能性がある。しかし、北陸電力は、これまで「活断層とは認められず、耐震上も問題はない」と主張していた。・・・」という。

 原発漏洩など環境放射能および近くに存在するラドンなどのガス、地殻中ニュートリノなどの増加による加速作用ここ数年来の現象でないことを祈ります。

 関連投稿:今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27~'12-03-21)

  ちなみに、地異に影響する要因に係る記載(海底など地殻の亀裂)「活化」に影響するならば、

 すなわち、「・・・海洋研究開発機構は、会見で「プレート(がずれたこと)で地震が起きて、その結果として、海底面の変動があって、今回見つかったいろんな亀裂ができているのだろうと」と述べた。さらに、亀裂の中をよく見ると、バクテリアが繁殖しているのがわかる。

 
あちらこちらに見られるバクテリアの繁殖。丸みを帯びたゼラチンのようなものもあり、これは、バクテリアが作り出したとみられるという。
 
なぜ、バクテリアが繁殖しているのか。海洋研究開発機構は、会見で「断層や海底に亀裂が見えると。堆積物を含めて、海底にはメタンがたくさん含まれているんですが、それがわき出てくる」と述べた。
 断層に沿って、メタンがわき出す「湧水現象」。
 
メタンは、海水中の硫酸イオンと反応して硫化水素となり、それらをエネルギー源にして、バクテリアが繁殖したとみられるという。
 
さらに、体長4~5cmほどのウシナマコも大量に繁殖。これは5年前には、ほとんど見られなかったもの。実は、今回の地震によって、海底の表面にナマコの餌となる堆積物が非常に豊富になったことが原因だという。震源近くの海底に起きていた、さまざまな異変。海洋研究開発機構は今後、調査結果を検証し、地震の予測などにも役立てたいとしている。」・・・」という。

⇒ この原因が原発事故漏洩放射能の影響であるならば、忌忌しき事態にもなりかねないと妄想される。 「活」になる要素として杞憂されるのは

<個人的なメモ>
 既報の海底火山噴火などによる物理的に形成された亀裂、地球温暖化による海水温度上昇に伴なうメタンハイドレイドからのメタンの化学的解離、それに伴う海底に生息する微生物(古生菌など)の異常繁殖、および土砂災害の要因として懸念している環境残留放射能からの崩壊放射線などからの発熱、生態系(土石中の微生物)損壊によって海底など地盤強度を低下させて「活化」につながることも考えられます。

    海底)地震⇔地盤亀裂
 
 交互に複雑に影響し合っていることが個人的には推察されます。


 大震災後に50回をこす続発する震度5以上の海底も調べる必要があると思われます。

 いずれにしても、活断層の「活」の判定、「活化」を審議する専門家のメンバー構成の公開と研究補助金などの出所など、地獄の沙汰も・・・次第にならないように、厳重に監視しなければならないと思われます。


わが国の地質・地層調査に係る記載(その3:猛暑地域の特徴)

2012-07-19 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-19投稿

 この暑さ堪りません。昔はこんなことではなっかたのに。熱中症になりかかている人が自身を含めて多いと思われます。

ツイログで記載したように、tetsu @tetsu65710225

「昨年の猛暑ランキング 各データは「気温と雨量の統計」 2011年4月1日から2011年7月4日までの記録 7月17日群馬県館林39℃ さて今年はどうなるか? 意外なことにハワイは館林よりはるかに低い。」

「猛暑ランキング」によれば、
 各データは「気温と雨量の統計」
2011年4月1日から2011年7月4日までの記録
から一部抽出して引用しました。
<<詳しく見る>>
抽出内容は 6月猛暑(最高気温が35度以上)の日数が4日以上の地点 の 最高温度(MAX)と月日、 最高温度平均値(AVE)としました。
                                          
順位 地点   日数MAX 月日     AVE
1 山梨県甲府   6  38.1    6/29    28.5
2 群馬県館林   5  39.3    6/24    28.1
2 山梨県勝沼    5   38.5    6/29    28.2
2 愛知県東海   5  36.1    6/29     28.0
2 京都府京田辺  5  36.7    6/29    28.7
6 茨城県古河   4  38.0     6/24    27.3
6 栃木県佐野   4  38.4     6/24    27.4
6 群馬県前橋   4  38.3     6/24    27.7
6 群馬県上里見  4   39.0   6/24      27.4
6 群馬県伊勢崎  4   38.2   6/24      27.8
6 埼玉県熊谷   4  39.8    6/24      27.7
6 埼玉県秩父   4  38.3    6/24    26.6
6 東京都練馬   4   36.8   6/29      27.1
6 岐阜県多治見  4   37.0   6/29      28.6

⇒観測期間にもよりますが、緯度によって変化するUVインデックス、日照時間とは対応していないようです。

 むしろ、環境放射線の熱化に加えて、プラスアルファの要素として纏わりつくこの不快感(体感温度)は環境放射線を出している環境放射能(エアロゾル)の吸着による発汗阻害の効果があるのではと杞憂・妄想しています。

 本題から、少しずれますが、熱中症はその地域の地殻「・・・地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩・・・」の違いに基づく飲料水の水質も血液のPHを変化させて血中成分の凝集・分散(どろどろ・さらさら)に影響しているのでは?とも推察しています。

 参考投稿:猛暑・熱中症に係る投稿の整理と要因考察

 猛暑地域として有名な山梨県、群馬県、埼玉県、岐阜県の地質・地層の特徴を調べました。

1.いずれも内陸地で盆地構造

2.自然放射線濃度の高い地域

「・・・大陸地殻の体積は地球全体から見ると非常に小さいが、地球に存在する カリウム40、トリウム232、ウラン235、ウラン238などの放射性元素の約半分が高度に濃集している。またバリウムおよび希土類元素なども地殻に濃縮している。このことはCIコンドライト隕石の組成との比較から言えることであるが、これはカリウムが主に長石に集中しやすく、かつトリウムおよびウランなどはイオン半径および電荷が大きいなどの特殊性から、主にマントルを構成すると考えられるかんらん岩には固溶しにくく排除されやすいためである。・・・」→詳しくは

地震および津波に係る記載(その2:地震規模とウランなど高自然放射能発生地域との関係)の引例によれば、「・・・ 全国の放射能濃度一覧」(http://atmc.jp/)



                (google画像検索から引用)

2)日本地質学会 - 日本の自然放射線量
http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map

引用:日本地質学会(2011出典)

・・・ウラン、トリウム、カリウムは花崗岩地域で高濃度に含有され、図から分かるように花崗岩などが分布する地域で高い線量になっており、地質図と密接な関係があることが分かる。・・・」という。
(詳細要着目http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/)。・・・」


⇒埼玉県の3.11前のランキングが気になります。
 

 

 


わが国の地質・地層調査に係る記載(その2:九州の土砂災害地域の特徴)

2012-07-17 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-17投稿

 既報(その1)にて、諸悪に係る地質・地層の特徴を整理する前段階として、平均的な地殻の構成・組成(電荷、磁気特性などに影響)に係る記載を調べました。

陸・海底を構成している地殻の地質・地層は個人的には、

  今後想定される猛暑・熱中症、昨年来から多発しているさまざまな異常気象特にゲリラ雷雨大型停滞台風(結果として土砂災害)、および別報にて検討中の地震および津波内部被曝発生し易い高放射能マイクロスポット、うなぎ、松茸、サンゴ、クラゲなどの生物多様性に影響すると思われる環境放射性物質がもたらす諸悪ミクロ的もしくはマクロ的な受け皿として影響しているのではと思っています。

 今回は、土砂災害にスポットをあてました。

 その中で、未曾有の豪雨、土砂災害に見舞われている九州地区の地殻の地質・地層について先ず、以下に記載しました。

  話が少し逸れますが、既報の土石の液状化に係る記載から、地球温暖化に基づく「気温」「海水温」の上昇報道されるところでありますが、水温の上昇に伴って、水の表面張力および粘度が小さくなって、土砂への水の浸透、流動性が増大して土石の液状化が起き易くなっていることも考えられます。

 また、雨自体温度上昇、もしくは不純物、および温められた地殻(土砂)によって環境中の各種の微生物の棲息適性に影響していることも考えられます。 

参考: 一般的に、水温が高くなると、水の粘度(cP)、水の表面張力(dyne/㎝)が低くなることは知られています。
 水温(℃)       : 0    10   20   25   30   35   
  粘度(cP{mPa・s})   : 1.79 1.31 1.00 0.89  0.80  0.72   
   表面張力(dyne/㎝) : 75.6 73.0  72.8  72.0   71.2  70.4

 太陽活動が弱くなり地球は寒冷化に進むという説もあるが、熱帯化に伴なう水温などの上昇によって地盤強度の低下を誘起しているのではと思っています。

 この要因として、世に言う地球温暖化の対策である「温室効果ガスCO2の削減」以上に、

 人為的に環境中に放出されている要因メタンなど温室効果ガス、②亜酸化窒素などオゾン層破壊ガス(紫外線の増加によって熱を発生)、③地殻(海底、陸地)に沈積している放射能(壊変過程で熱を発生する)、④通信・観測マイクロ波、ミリ波相当の電波による大気中の水分子の振動加熱などによる環境水温の上昇に着目しています。

 まえがきが長くなりましたが、話をもどして、九州地区の地殻の地質・地層について引用記載して考察しました。 

1.日本を取り巻く火山帯、プレート

 (google画像検索から引用)

  

⇒先ず、火山帯の影響について考えなければならない。

既報のウィキペディアの平均的な地殻の岩石圏主要元素から、「・・・地殻の下に位置するマントルがかんらん岩などの超塩基性岩から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。大陸地殻の厚さは地域変化に富むが、30 - 40kmくらいの地域が多い。他方、海洋地殻はほぼ均一で、6kmくらいである。海洋地域にはごく稀に、地殻が存在せずマントルが直接海底や水面上に露出するメガマリオンと呼ばれる地質構造が存在する。リソスフェアの表層を形成する地殻は、主体をなすマントルと比べ剛性が低い。すなわち「柔らかい」。・・・」という。

元素割合
O 46.6%
Si 27.7%
Al 8.1%
Fe 5.0%
Ca 3.6%
Na 2.8%
K 2.6%
Mg 2.1%
Ti 0.4%
P 0.1%

多数の岩石の分析結果より推定された大陸性地殻の平均化学組成は、

であり、塩基性の岩石だけではなく、花崗岩片麻岩などの SiO2 を多く含む酸性の岩石からも構成される。」という。

⇒ 九州各地域の乖離を確認することが目的。これらの違いによって雲との電荷的な吸引力が違ってきます。現在位置吸引されて長時間ある地域に停滞すれば豪(雷)雨が発生すると考えています。

 各元素単独のシリカSiO2 59.8%、アルミナAl2O3 15.5%など酸化物の電荷(+、-)については詳しくは→既報引用文献

「・表面電荷: (放射性物質の付着し易さの目安)
「ゼータ電位の測定」の巻末に記載されている物質の等電点によって、おおよそ判断しようと思います。等電点が7より大きい物質は正、小さい物質は負を示します。
例えば、放射性物質PuO2 9.0(正) 、土の主成分シリカSiO2(石英) 1.8~2.5 (負)。
 
正負が異なる物質はお互いにくっつきやすい。
(補足)
 杉花粉、山林の落ち葉、土の表面電荷(正負)、放射性塵の種類によって電荷的に付着し易さが異なると想われます。放射性物質の元素分析はCs(セシウム)のみならず、Pu、Sr、Iなどの化合物も存在すると推測されますので注目したいと思っています。

の記載参照願います。

 実際はこれらの元素の複合化合物として地殻に存在しています。また、存在比率によって、概ねの電荷が推定されます。そのうち平均的な組成から大きく乖離して含有量(%)の高い地域は鉱床とよばれています。

ツイログで記載したように、

今回の土砂崩れの原因に対する着目点として

tetsu @tetsu65710225九州の未曾有の大量降雨の原因として、大量の雲-の停滞は地質+の影響をが妄想考えられるが、tvニュースによれば雨粒が大粒だったという。瓦礫燃焼灰の漏洩も言われており、以前妄想した人工降雨剤的な化合物の形成の可能性にも注意が必要か。詳しくは✏

tetsu @tetsu65710225九州北部大雨の要因を福島ではなく大陸黄砂に付着した環境放射能の影響と北極圏のオゾンホール、マイクロ波加熱などによると想っていたが、九州北部の瓦礫焼却の漏洩放射能の影響もある?必見✏北九州市で大気中に

tetsu @tetsu65710225今回の九州の阿蘇山を中心とした洪水および警報地域に一昨年鳥インフル、口蹄疫に被災した宮崎県が外れていたことについて偶然と思うには?ウイルスは高温度、高湿度に弱く、宮崎県の地質、地層の影響は他県と違うのだろうか?と妄想中。こんなデータも。

2.「九州地熱資源図」

(google画像検索から引用)特殊地質図 No.31-3 

九州地熱資源図からみて、地下マグマからの地質への影響度が当然あるから、宮崎県が今回の豪雨地域から外れていたことと対応があるかもしれない。

 また、個人的には、今までの大規模ダム発電立地地域は上図の火山帯はあけられていたように感ずる。中規模ダムの建設の可能性についても、今後の土砂災害防止と脱原発への切り札としてこの場をかりて嘱望する。

 

(google画像検索から引用)

3.産総研 地圏資源環境研究部門

「50万分の1鉱物資源図の完成・出版」によれば、

 http://unit.aist.go.jp/georesenv/result/ten-news/ten-news05/koubutusigen.html

研究内容
  • 既存の鉱物資源データをもとに、日本全国を網羅する50万分の1鉱物資源図8葉を作成し、地質調査総合センターから出版。
  • 鉱物資源図に約2500の金属・非金属鉱床の分布、型式、規模、形成年代および地質との関係を表示。

各鉱床の鉱石の組成・粒度、表面電荷を推定の参考になると想われます。

以下、次報に続く。

 

 


わが国の地質・地層の調査に係る記載(その1:地殻の平均的な組成)

2012-07-13 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-13投稿

陸・海底を構成している地殻の地質・地層

 今後想定される猛暑・熱中症、昨年来から多発しているさまざまな異常気象特にゲリラ雷雨大型停滞台風(結果として土砂災害)、および別報にて検討中の地震および津波内部被曝発生し易い高放射能マイクロスポット、うなぎ、松茸、サンゴ、クラゲなどの生物多様性に影響すると思われる環境放射性物質がもたらす諸悪ミクロ的もしくはマクロ的な受け皿として影響しているのではと思っています。

 しかし、さまざま環境中の放射線、ガスの実態(質、量、比率)について個人的には不詳ですので、既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを予め断っておきます。

 上記の諸悪に係る地質・地層については、今までに都度、断片的に引用記載していますので、順次わが国の地質・地層に係る調査を整理して、および新たな引用を追加していきたいと思っています。

 今回は諸悪に係る地質・地層の特徴を整理する前段階として、平均的な地殻の構成・組成(電荷、磁気特性などに影響)に係る記載を調べました。

ウィキペディア「地殻」によれば、(一部割愛しました。)

地殻(ちかく、crust)は、天体固体部分の表層部。マントルの上にあり、大気の下にある。・・・

1=地殻; 2=マントル; 3a=外核; 3b=内核; 4=リソスフェア; 5=アセノスフェア

地殻地球化学的な観点から地球を深さごとに分けたうち、最も外側に位置するものである。地殻の下に位置するマントルがかんらん岩などの超塩基性岩から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。大陸地殻の厚さは地域変化に富むが、30 - 40kmくらいの地域が多い。他方、海洋地殻はほぼ均一で、6kmくらいである。海洋地域にはごく稀に、地殻が存在せずマントルが直接海底や水面上に露出するメガマリオンと呼ばれる地質構造が存在する。リソスフェアの表層を形成する地殻は、主体をなすマントルと比べ剛性が低い。すなわち「柔らかい」。

 リソスフェア地球物理学的に定義される地殻と上部マントルの両方にまたがる層である。すなわち、モホロビチッチ不連続面の上部と下部の両方を含む。リソスフェアは、その直下のアセノスフェアマントルと比べて粘性剛性が非常に高い。一般的な言葉では「硬い」と表現できる。プレートと同義。大陸地域では約120km、海洋地域では約100kmの厚さを持つ。すなわち、大陸地域のリソスフェアは75%がマントル、海洋地域では94%がマントルであり、リソスフェアは主として地殻ではなくマントルから形成されているといえる。その意味で、しばしば「リソスフェア・マントル」 (lithospheric mantle) という用語が用いられる。

地殻の構成元素

水圏および大気圏を含めた地殻の構成元素の重量比をクラーク数と呼び、このうち岩石圏主要元素について以下に示す。

元素割合
O 46.6%
Si 27.7%
Al 8.1%
Fe 5.0%
Ca 3.6%
Na 2.8%
K 2.6%
Mg 2.1%
Ti 0.4%
P 0.1%

海洋地殻と大陸地殻

マントルは地球規模でほぼ均質であるが、地殻には大陸地殻と海洋地殻の2つの異なる地質構造が存在する。

海洋地殻

海洋地殻(oceanic crust)は、海底火山玄武岩質の噴出物等および同種のマグマに由来する斑れい岩質の貫入岩体から構成され、厚さは平均6km程度。大陸地殻と比べ、FeO、MgO を多く含みSiO2が低く、苦鉄質、塩基性である。深海底掘削船「ちきゅう」は海底から深さ7kmまで掘削することができるが、これは地殻を貫通しマントルに到達する目的で設計された。

大陸地殻

大陸地殻(continental crust)は、30km程度の厚さがある。大陸日本列島などを構成する地殻である。大規模な山岳地帯ではとくに厚く、チベットでは60~70kmにおよぶ。これは地殻を構成する岩石の密度が約2.7~3.0g cm−3でありアイソスタシーが成立しているためである。

多数の岩石の分析結果より推定された大陸性地殻の平均化学組成は、

であり、塩基性の岩石だけではなく、花崗岩片麻岩などの SiO2 を多く含む酸性の岩石からも構成される。

大陸地殻の体積は地球全体から見ると非常に小さいが、地球に存在する カリウム40、トリウム232、ウラン235、ウラン238などの放射性元素の約半分が高度に濃集している。またバリウムおよび希土類元素なども地殻に濃縮している。このことはCIコンドライト隕石の組成との比較から言えることであるが、これはカリウムが主に長石に集中しやすく、かつトリウムおよびウランなどはイオン半径および電荷が大きいなどの特殊性から、主にマントルを構成すると考えられるかんらん岩には固溶しにくく排除されやすいためである。・・・

大陸地殻は水平分布において非常に不均質であるが、大まかに見ると上部は比較的シリカの多い酸性岩(花崗岩質、流紋岩質)が多い傾向にあり、下部はそれよりややシリカの少ない中性岩(閃緑岩質、安山岩質)が多い傾向にある。両者の境界は複雑に入り組んだ一種の漸移動関係とされている。もちろん、大陸地殻下部と海洋地殻は明瞭に異なる地質構造である。・・・」


環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その26:高濃度濃縮セシウム汚染米のメカニズム)

2012-07-09 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-09投稿

 空気、水、人、家畜、穀物、魚などに対する環境放射能による汚染実態の解釈および除染は難しいものです。

 諸悪の根源は水の汚染と思っていますが、既報のセシウム汚染米問題から約1年。

既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 米(こめ)の放射性物質に対する選択吸収性については個人的には不祥でありますが、
 例えば、チェルノブイリ由来の菜の花サイクルから、比較的水溶性の元素(1~2価のイオン化しやすいセシウム、ストロンチウムなど)が米(こめ)でも吸収されると思われます。
 放射性の有無は別として、多価金属であるプルトニウム、イットリウム、コバルト、カドミウム、クロムなどは通常、水には不溶性化合物(酸化物など)を生成すると想われますが、土質(pH、酸化還元性)によっては、水溶化していると想われます。

 現状、公開されるデータはベクレル表示のみでその有害性を解釈していますが、従来の世界各国の米(こめ)基準、コーディクスの基準に準拠して、汚染評価基準を規格化することが必要かと思われます。

  現状の米(こめ)規格について、
    全ての元素の濃度分析(ppm、ppb、ppt)表示
            放射能(ベクレル)表示


 分析はベクレル(Bq/kg表示)によるアバウトな表示のみならず、一部の「米」については、カドミウム汚染米と同様に徹底的な高精度かつ高分解能の分析(ICP-MS分析、放射化分析、機器分析、・・・)をして、土壌汚染の多寡との対応をとる必要があると想われます。
 当然、今後の効率的な除染、浄化の指標ともなります。
 本件は「風評被害」による収入の低下というのと別問題であり、
正確に現状を把握しなければなりません。

 米(こめ)はわが国の主食でもあり、カドミウム(Cd)汚染米のように、セシウム(Cs)など数ある水溶性放射性物質の混入による「米」の「人に対する内部被爆」現象が起こらないこと祈っていました。

 最近の一部の地域で高濃度濃縮セシウム米汚染の実態、および要因に係る記載を調べました。

 (転載開始)

福島民報 2012/07/08 10:02 

放射性セシウム 水から直接吸収か 専門家が指摘

「二本松市の山間地の水田などで生産された平成23年産米から、周辺より高い1キロ当たり500ベクレルを超える放射性セシウムが検出された問題で、東京大大学院の根本圭介教授は7日、稲が放射性セシウムを水から直接吸収した可能性があることを指摘した。24年産米の実験で仕組みを解明する。伊達市役所で開かれた国際放射線防護委員会(ICRP)の対話集会で発表した。

 原因が究明されれば、効果的な吸収抑制対策につながることが期待される。根本教授は、昨年夏に山間部の落ち葉などが微生物に分解された際、付着していた放射性セシウムが農業用水に混入。水田の地表に出ている稲の根が土壌を介さず、水から直接吸収したとの見方を示した。
 根本教授によると、今年1~2月に稲を水耕栽培し、水から直接吸収する状況を調べた。その結果、1リットル当たり10ベクレルの放射性セシウムを含む水で栽培した場合、放射性物質の蓄積が進み、茎と葉に乾燥状態で1キロ当たり5700ベクレルが吸収されていたという。発表では「水から直接吸収した可能性がある。試験栽培で解明する」と述べた。」

(転載終了)


環境水中の放射性元素の深さ方向の濃度分布に係る考察

2012-07-03 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

       (google画像検索から引用)
<概要> 
1.主な元素の分布 
1)Na(ナトリウム)、Mg(マグネシウム)K(カリウム)、Ca(カルシウム)などの主成分は深さ方向で一定の濃度分布。
⇒周期律表から、核反応放射性物質であるCs、Sr(アルカリ、アルカリ土類)も同傾向を示しています。
2)Al(アルミニウム)、Ti(チタニウム)、Th(トリウム)は深くなると濃度が高くなる。
3)Zn(亜鉛)、Ge(ゲルマニウム)、Cd(カドミウム)などは濃度は表層で低く、中間層、底部で高い。核分裂反応物質に係る質量数(約60~170)に属するうちの希土類元素(例えば、Y:原子価3)はこの中間型に属しています。

2.海水中の元素の分布に与える要因 <<詳しく見る>>
1)海流の流れ・動き
2)海への元素の供給経路
3)海でのプランクトンの活動
分析、放射線強度測定用の試料採取位置には注意

分析、放射線強度測定用の試料採取位置には注意が必要であることを示唆しています。
 また上記データから、その存在形態は海のpH、温度、溶存酸素(O2)、溶存CO2、Cl、SOx、NOx、POxイオンなどの存在状態によって、化合物の形態が変化すると想われます。
 アルカリ、アルカリ土類でイオン化傾向の高いCs、Srなどは溶解していると思われます。
 また、放射性物質は所定の半減期によって放射線を出して他の元素に変るので半減期の短い元素のICP-質量分析などによるppbオーダーの濃度*の正確な把握は難しいと思われます。
*濃度単位 1ppb=1μg/kg≒1μg/L(=0.001mg/L)
                       (海水の比重が1.023(25℃))       
1%=10000ppm 1ppm=1000ppb 1ppb=1000ppt
1ppm=1mg/kg  1ppm1mg/L 

<高感度分析の一例 >
ICP-MS分析、中性子線照射ガンマ線スペクトル分析



多摩川水系の溶存態元素濃度(単位 μg/l)原論文1より引用)

<CO2の挙動例>
藻類などによる光合成、水温の変化によるCO2の溶存変化

(google画像検索から引用)


地震および津波に係る記載(その2:地震規模とウランなど高自然放射能発生地域との関係)

2012-06-20 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

06-19投稿、06-20更新 既報(その1)にて、わが国において昨近の頻発する震度5前後の地震は概ね福島原発など原発関連施設の周辺で環境放射能が比較的高く、かつ地磁気に影響する砂鉄鉱床(鉄鉱石)が多い地域で発生し易い傾向であると思われます。→詳しくは

 一口に砂鉄鉱床といっても、玄武岩、酸性岩類のチタン分が少ない花崗岩系、塩基性岩類のチタン分が多い閃緑岩(せんりょくがん)などいろいろあるようです。

 これらの地域の周辺では地震の前兆と言われるクジラ、いわしの漂着・打ち上げが発生しています。この原因については諸説あるが、磁気異常とも言われています。

また、既報(その1)で記載した砂鉄が多い島根県では、

 「・・・宏観画像情報掲示板、島根県 境水道でリュウグウノツカイ捕獲
今年2例目2009年11月21日・・・島根鳥取県もM6,M7の直下型地震があるところです。意外な盲点です。・・・詳しく見るという

 東日本沿岸などの一部の地域における地磁気異常のメカニズムについては定かではなく個人的には不詳ですが、環境放射線の電離・酸化作用によって、地殻の遷移金属系の磁性鉄、ニッケル、コバルトなどの組成が変化して地磁気の異常が発生したためではないか?と正否は別にして妄想しています。

まえがきが長くなりましたが、 砂鉄鉱床の影響に引き続いて地震規模とウラン鉱床などからの高自然放射能発生地域との関係について調べました。

1.自然放射能に係る情報

1)地殻由来の自然放射能元素

 既報の引用「地球科学から見た地球ニュートリノ観測の意義」の記載から、

 地球内部の放射性元素としてウラン238U、235U、トリチウム232Th、カリウム40Kからのベータ崩壊によりニュートリノは生成されているようです。

日本の上部地殻の平均組成U: 2.32ppm Th: 8.3 ppm                   海洋地殻 U: 0.08ppm / Th: 0.32ppmと記載されています。

詳しくは

2)インフルエンザウィルス感染地域との関連

 新潟島根など自然放射能の高い地域では少ないようです。

 引例:国立感染症研究所
http://idsc.nih.go.jp/index-j.html

今年のインフルエンザ流行レベルマップ 詳しく見る>>
1月16日~1月22日
 (google画像検索から引用)

 偶然の一致なのか? 新潟島根は砂鉄鉱床が存在して、付随現象である突風、雷も発生しやすいようです。また、クラゲが集まりやすい。詳しくは→地異に係る記載(自然放射線強度の高い地域周辺の特異現象)

 2.自然放射能マップ

1) 全国の放射能濃度一覧」(http://atmc.jp/)



                (google画像検索から引用)

2)日本地質学会 - 日本の自然放射線量

http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map

引用:日本地質学会(2011出典)
この自然放射能とは
「・・・もともと宇宙線や大地、建物、食品などに由来する放射線があり、この値が異常であるかどうかは自然状態の放射線量と比較して初めて知ることができる
・・・、今現在、高線量の値が出ている地域でも、自然状態での放射線量を求めるのに役立つと考えられる。自然放射線量を計算で求めるには、大地に含まれるウランとトリウムとカリウム(放射性K-40)の濃度を用いるが、すでに公表されている元素の濃度分布図である地球化学図のデータを用いることができる・・・
 ウラン、トリウム、カリウムは花崗岩地域で高濃度に含有され、図から分かるように花崗岩などが分布する地域で高い線量になっており、地質図と密接な関係があることが分かる。・・・」という。
(詳細要着目
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/)。

新潟県周辺、群馬県島根県、岩手県、長野県が高い。

 個人的には、自然放射能に係る情報地震と対応しているように見える。

東北地方の三陸明治三陸地震、長野県昨年の長野県北部地、兵庫県阪神淡路大震災、新潟県新潟地震、中越地震など

 ただし、東日本~房総半島昨近の震度5前後の群発地震との対応はないようだ。

 なお、既報(その1)から、別報に記載した各種の「環境放射能」の中で、可能性のある発生源である原発など核物質を取り扱っている地域、つまり、人工的な放射能源昨近の震度5前後の群発地震概ね対応があることから、複雑な関係があることが推察されます。

既報のインフルエンザウィルス感染と全国放射能濃度との関係(要因考察)の記載によれば、

 その空間線量率(μGy/h、1月16日~1月22日)値の日推移比較から、
          新潟        島根      高知  福島

                                (参考) 
1月16日   0.047         0.040        0.035  0.94
1月17日   0.047         0.038        0.029  0.94
1月18日   0.061         0.063        0.028  0.95
1月19日   0.050         0.048        0.043  0.95
1月20日   0.047         0.068        0.030  0.94
1月21日   0.055         0.067        0.030  0.92
1月22日   0.047         0.068        0.030  0.85

 平均          0.051           0.056           0.032  0.92
                    感染易            感染難
自然放射能   0.109     0.109      0.036  0.036
計算値)  ー0.127<    ー0.127<     -0.054 -0.054」

 放射能の測定/算定方法などの違いの影響があったとしても、
新潟、島根地区と福島、茨城、千葉、東京など東日本~房総半島との放射能の質の違いがウィルスなど微生物の生態影響しているのか?⇒続く

追記:微生物の影響

かもしてパッパラなーるなる 「微生物と放射能、ウラン鉱床を作ったもの」

「・・・地球に誕生した小さな微生物は、過酷な環境を生き延びるために、あらゆる毒物から身を守り、生命を存続させる方法をとってきています。
マグマの高温や、硫化水素の海、細胞を破壊する紫外線、体を壊す酸素、宇宙から降り注ぐ宇宙線や放射線、強い電磁波が襲うこともあったかもしれません。生命が誕生してからの40億年は、いかにして害毒から身を守り生命を存続させるかを懸命に探し続けてきた歴史でもあります。・・・「ひょっとすると細菌は、原子力で自分たちの住みかの温度を上げるために、放射性物質を濃縮して原子炉をつくり出したのかもしれない。今日、人間はそれをウラン鉱床として発見し、自分たちの原子力エネルギーとして利用している。」と書かれていました。
石油に関しては微生物が作ったと考えていましたが、ウラン鉱床にまでは考えたことがありませんでした。・・・
ウラン鉱床の分布および主要生産国と生産量(レッドブック2007) (04-02-01-02)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=04-02-01-02

このページによると、ウラン鉱床には、
「13の鉱床タイプに分類され、その分布は各々の鉱床タイプ毎に異なる地質条件により規制されている。」
(1)不整合関連型鉱床は、前期~中期原生代(25億年~9億年前)の地層から、
(2)砂岩型鉱床は、「本タイプ鉱床は主に顕生代の河川生成砂岩層および礫岩層中に産する鉱床である。地層中に含まれる植物化石起源の有機物が地層を還元雰囲気にし、地下水中の溶存ウランを還元し、地層に定着させる能力があるためと考えられている。」・・・」→詳しくは
 


地震および津波に係る記載(その1:[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?)

2012-06-17 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-06ー15投稿、06ー17更新   既報(その1その2その3-1その3ー2)にて、今までの「地震および津波に係る投稿」を諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説を提案することを目的として、大地震・大津波に係る要因、付随する現象を整理しました。

 基本的には、既報の環境放射性物質が影響する諸悪についてで記載したように、

地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている

 巨大なエネルギーを持つ①放射性物質(主に、エアロゾル化している大気圏放射能)と②ガンマ線、紫外線などの有害な電磁波と③それらが最終的にはになることが巨大地震・津波に大きな影響を与えていると考えています。

 この中でも、特に、わが国における東日本、関東地方の沿岸で数々の報道されて問題となっている諸悪(高放射能マイクロスポット頻発中規模地震、鯨・鰯などの打ちあげ、水中セシウム濃度の増加、「巨大竜巻」「雹(ひょう)」「落雷」「豪雨」「雷雨など)は原発事故による漏洩の放射能の影響が大きいと個人的には想っています。

 しかし、原発稼動前、震災前でも大地震・津波は発生していることも事実であり、また昨近の公的機関による東南海も含めた関東地方の巨大地震・津波の予測。

 過去の巨大地震、津波の原因は地下マグマ、宇宙活動の異変による放射能の影響とも想われます。

 これらの環境放射能の与えるメカニズムについて不詳につき、個人的な観点で以下、調べました。

 既報の記載から、

放射性物質電磁気的に吸着して地殻地質に及ぼす影響に係る

仮説として

1.地震の前兆現象と言われる地磁気異常

 一部の地域で検出されている磁気異常現象は環境放射線の電離・酸化作用によって地殻の遷移金属系の主に磁性鉄、ニッケル、コバルトなどの酸化物の組成が変化したのだろうか???

→磁性体用資源埋蔵量(、Ni、Co)などの多い地域との関連は?

参考情報:地磁気変動現象 

気象庁 地磁気研究所本文詳しく読む

「・・・地磁気の大部分は、地球内部の外核といわれる部分で発生しています。ここではが主成分となっており、巨大な圧力と高温のため溶融状態にあります。・・・」

関連投稿:地異に係る記載(地磁気の逆転と大陸移動について)

「・・・地磁気の逆転
 火山から溶岩が噴出すると、溶岩は固まって岩石になります。ほとんどの場合、それらは玄武岩として知られる黒い岩石で、溶鉱炉から出てきたと同様にかすかに磁気を帯びています・・・」

2. 大陸移動のストレス以外に環境放射線による地殻への影響として

 環境放射線の電離・酸化作用によって地殻の組成がペロブスカイト系化合物、例えばPZTと呼ばれるPb(鉛)、ジルコニウム(Zr)チタニウム(Ti)からなる金属からなる複合の酸化物的な逆圧電効果(振動ストレス)が付与されたのだろうか???

 →圧電体用資源埋蔵量(Sr、Ba、Ti、Pb、Zr)などの多い地域との関連は?

3.広範囲の地殻への逆圧電効果への影響として

  ミューオン、ベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノなどの環境放射電子線の地殻中の電気伝導性を高める?例えばセラミック系の複合酸化物的な超電導効果が付与されて逆圧電効果(振動ストレス)などが増幅したのだろうか???

 と推察しています。

 既報の今までの大地震、大津波に係る

参考情報(社会実情データ図録)によれば、

「・・・明治以降に起きた国内外の主な津波被害

名称 年月日 マグニチュード 同Mwベース 特徴
明治三陸地震 1896年6月15日 8.25 8.0b 本州で過去最大の38.2メートルの津波。死者約2万2000人
関東大震災 1923年9月1日 7.9 7.9b 熱海で最大12メートルの津波
昭和三陸地震 1933年3月3日 8.1 8.4b 最大28.7メートルの津波が太平洋岸を襲い、死者・不明3064人
東南海地震 1944年12月7日 7.9 8.1b 熊野灘などで6~8メートルの津波。死者・不明1223人
南海地震 1946年12月21日 8.0 8.1b 静岡県から九州の海岸で最大6メートルの津波。死者1330人
チリ地震 1960年5月23日 9.5 9.5b 24日未明から津波が日本各地に到達。高さ最大6メートルに達し、国内の死者・不明142人、家屋1500軒以上が全壊
日本海中部地震 1983年5月26日 7.7 7.7a 秋田、青森など全国で死者104人。うち100人が津波で亡くなった
北海道南西沖地震 1993年7月12日 7.8 7.7a 地震発生直後に北海道奥尻島で最大約10メートルの津波。死者202人
パプアニューギニア地震 1998年7月17日 7.1 7.0b 推定最大15メートルとみられる津波が発生。死者約2700人
十勝沖地震 2003年9月26日 8.0 8.3a 北海道、本州の太平洋岸で最大約4メートルの津波を観測
インド洋大津波 2004年12月26日 8.8 9.0b スマトラ沖地震に伴う大津波でインド洋、アフリカ東海岸まで12カ国で死者・行方不明者28万人以上に
ジャワ島沖地震 2006年7月17日 7.2 7.7* 最大約7メートルの津波。インドネシアで死者約700人

 ・・・」→詳しく見る

 上記は大津波を伴なった主に海底震源の大地震の歴史ですが、これ以外にも津波を伴なわなかった 内陸側地震として、阪神淡路大震災長野県北部地

および、房総半島沖など東日本で頻発している震度5前後の群発地震など記憶に新しい。

 

 以下、杞憂と妄想を払拭するために、上記の地磁気異常に係る金属資源の多い地域の代表として先ず鉄について調べました。

 古来のの産地として

(google画像検索から引用)

引用文献:日本の主な砂鉄産地 井口一幸著〔古代山人の興亡〕よりhttp://www.geocities.jp/tyuou59/satetu.html

 ⇒河川からの金属資源を利用していた「たたら製鉄」の記載によれば、

 なお、砂鉄にも種類があり、引用では「・・・主にケラ押し法に用いる真砂(まさ)砂鉄と、ズク押し法に用いる赤目(あこめ)砂鉄です。真砂砂鉄は酸性岩類花崗岩系を母岩とし、チタン分が少ない。赤目砂鉄は塩基性岩類閃緑岩(せんりょくがん)系を母岩としチタン分が多く、TiO2として5%以上を含んでいます。・・・」という。古来から、砂鉄のあるところにたたらあり。全国各地にたたらがあったと思われます。

 地磁気に大きな影響を与える代表である鉄の多いところの周辺と上記の地震発生地域との対応があるのだろうか?

 個人的には、砂鉄鉱床地震と対応しているように想われる。

東北地方の三陸明治三陸地震、東日本~房総半島昨近の震度5前後の群発地震、長野県昨年の長野県北部地、兵庫県阪神淡路大震災、新潟県新潟地震、首都圏関東大震災、青森県六ヶ所村昨近の地震など

  また、上記仮説の詳細メカニズム(地磁気異常と環境放射能との関係)については、現状不詳につき、別報に譲るとして注目発見か?

なお、既報に記載した各種の「環境放射能」の中で、可能性のある発生源である原発など核物質を取り扱っている地域のマップを以下に示しますが、概ね対応があるようです。

   (google画像検索から引用)

引き続き、地磁気異常以外についても、ウランなど金属鉱床との対応について調べる予定。

補足メモ:詳細メカニズムのため

・砂鉄鉱床の多い島根県のリュウグウノツカイの打ち上げなど関係があるのだろうか?

 追記:

地異に係る記載(自然放射線強度の高い地域周辺の特異現象によれば、

・・・宏観画像情報掲示板

島根県 境水道でリュウグウノツカイ捕獲
今年2例目2009年11月21日
コメント

島根鳥取県もM6,M7の直下型地震があるところです。意外な盲点です
。」

詳しく見る>> 」 

・福井県は越前クラゲで有名ですが、以前の調査ではクラゲは原発周辺に集まるようだ。

 クラゲの跋扈の原因は放射能か?

 新潟県、福井県、島根県など日本海側には越前クラゲが多い。

福井県(大昔の福井地震あり)には砂鉄鉱床との関連はなかったのか?

引用:宏観亭見聞録 012年5月7日月曜日

http://macroanomaly.blogspot.jp/2012/05/blog-post_07.html

5月7日、千葉県館山市(地図)の海岸に、体長約8mのザトウクジラの死骸が漂着しているのが見つかりました:

千葉の海岸に死んだクジラ

関連投稿:地異に係る記載(「磁気異常」はクジラ漂着の原因とのこと)

        異常気象に係る記載(伊豆半島の地震、竜巻現象、鯨打ち上げ)