テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

第9次讃岐遠征③

2010-06-02 08:52:39 | 国内旅行ー香川
 法然寺から北北西に針路をとった我々は、ラシュモア山ではなくて、国分寺町の「一福」にたどりつきました。



 私はぶっかけ1玉(230円)。うどんは細めのもので、弾力があります。ガイド本には店主は「中村」で修行したとありますが、私個人としては「中村」よりもコシがあって、好ましかったです。出汁は、しょうゆ色をした濃いめのものです。



 シャム社長は、しょうゆ1玉(200円)。しょうゆうどんですが、「一福」では出汁醤油のようなものを渡されます。シャム社長は、ふつうの醤油がよかったあ、と文句を言っていました。そのシャム社長、「竜雲」での腹への一撃がきいたようで、ここでグロッキー気味です。



 ふらつくシャム社長を叱咤激励し、市内に引き返して「麦蔵」へ。閉店間際に滑り込みました。



 私は「麦蔵」名物のかしわざるうどん(580円)。シャム社長はかしわを食べる元気もないのでふつうのざるうどん(350円)にしていました。このお店のうどんも、強いコシをもったうどんでした。お腹が空いていたら、もっとおいしくたべられたことでしょう。



 少し休憩しましたが、シャム社長からダメージが抜け切らず、「あとは一人で行け」といいます。シャム社長、まさか6ラウンドTKO負けです。ということで、牟礼までいって7軒目の「つづみ屋」へ。



 それでもシャム社長はしつこく食い下がります。しょうゆうどんは400円ですが、半玉にしてもらって50円引きで注文しました。ぶっかけとしょうゆだと、たいていのお店は、ぶっかけの方が若干高い値段ではないかと思います。が、「つづみ屋」ではしょうゆの方が高かったです。そのかわり、薬味がなんとなく豪華です。



 私は、ぶっかけ(330円)。ここのうどんは、異様に弾力があるモチモチ系うどんでした。なんか噛み切れないというか、不思議な感覚のうどんです。どうすると、あのグニュグニュしたうどんになるのでしょうか。出汁はカツオ系のかなり濃い出汁でした。大根おろしがいっぱいはいっていたので、「小縣家」のしょうゆうどんみたいになりました。



 シャム社長は、もううどん1本入らないというし、まだ日が暮れるにはかなり時間があるしで、「つづみ屋」のすぐそばにある「道の駅 源平の里むれ」にいってみました。店内には、なぜかオリーブガイナーズの優勝杯や選手の使っていたバット、サインボールなどが展示されていました。しかも、おさわり自由。シャム社長は優勝杯を掲げたり、バットを振ったりの大騒ぎです。



 施設の裏は、芝の公園もあり、家族連れが遊んでいました。瀬戸内海も一望できます。



 そして、愛媛出身の作家が書いた、ハーラン=エリスンの小説の題名をパクったとしか思えない題名のセカチューの映画化作品に出てきたというタクシーが展示されていました。主人公たちが空港にタクシーをとばすシーンで使われたそうです。でも、あれ、なぜ松山空港ではなくて、高松空港でロケしたんでしょう。



 ということで、意外に楽しめる内容の道の駅でした。今回は、もっとも評価の低い店(竜雲)で、お腹がふくれてしまうという納得の行かない遠征でした。もうすぐ国会も会期末なので、まだ当分、高速料金上限千円はつづきそうです。次は、無駄のない遠征にしたいものです。