テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

銀次郎(昼)

2010-06-24 15:34:21 | 洋食
 「日本は3戦全敗だろう」といっていた人たちが、急に手のひらを返すように「デンマークには勝つだろう」と、こぞって言いはじめたのがおかしいです。私は、終了間際に点をとられて負けるような気がしているのですが。ということで、和風居酒屋のお店「銀次郎」に昼食に行きました。「三越」の真裏にあります。電線が景観を損なっています。



 昼の定食の看板が出ています。



 値段は、1200円から、という感じなので、サラリーマンよりは「三越」の買い物客でも狙っているのでしょうか。



 お店の中に水路をあしらっていることで、できた当時は話題になったと思います。



 私が注文したのは、愛姫御膳(1260円)。なぜ「愛媛」ではなく、「愛姫」なのかは謎です。



 いかにもご婦人方が喜びそうな、和食系の小鉢とかを何品も盛り込んだようなやつもありました。「もぎたて」とかで、「いろいろな種類を、ちょっとずつたのしめるんですよねえ~」とかと紹介しそうなやつです。しかし、私の場合、育った年代が年代なので、どうしても洋食系に好みが傾きます。和風のお店で邪道かともおもいましたが、オムライスです。玉子はわりと厚めでした。中のチキンライスは、鶏がそれとわかるくらい大きめに切られていました。



 それにエビフライと唐揚げがつくという組み合わせで、子どもが喜びそうな一団です。お椀は、白味噌汁ではなく、お吸い物で、評価上昇。しかし、小鉢のなすの煮浸しは、やたらと甘~い松山味。



 食後にはコーヒーもつきます。あたりをみまわすと、他のお客はみごとに中年女性2人組ばかり。男は私1匹でした。女性陣は、食べ終わっても、話のタネが尽きぬらしく、話し続けていました。いつまで、語り合うことでしょう。



 小倉千加子の『結婚の才能』をパラパラめくっていると、次のような一節に出くわしました。「男性には、家庭の中で自分だけが稼ぐ人になることには、潜在的な怒りがある。なぜ、妻は「俺の金」でぬくぬくと生活しているのか、そのことに対する怒りがある。女性羨望と言ってもいいかもしれない」というものです。この日、『銀次郎』で見た光景は、まさに小倉の指摘する怒りが存在するであろうと思わせしめるものでした。

「銀次郎」 松山市二番町3-7-15 089-986-6060