テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

新居浜の麺(「らぅ麺 純」と「萩の茶屋」)

2010-05-23 13:00:35 | 麺類
 きのうは、新居浜出張でした。ということで、お昼に新居浜の有名店をまわってみることに。ここは、一宮神社です。別にどうということのない神社ですが、秋のお祭では太鼓台が集結して壮観でした。一度だけ、地元の方にお祭見物に連れて行ってもらいました。



 まず、「らぅ麺 純」。店内はカウンターのみです。ジャズが流れるところなどは、まるで最近の東京のラーメン店のようです。



 豚骨魚介らぅ麺(700円)にしました。チャーシューは、直前にあぶっていました。また、シナチクは自家製でしょうか、太いものにかなり味がしみていました。さて肝心のスープですが、この前東京で食べてきた「麺屋武蔵」のように、魚介系の味、香りを強く感じます。しかし、このように強い味を感じているわりには、意外とスープが薄いと思いました。これは、無化調なのかもしれません。麺は、コシのあるもので問題なくおいしかったです。それにしても「らぅ麺」って、なんなんでしょう。ただ、なまりたかっただけなんですかねえ。



 次のお店への移動の途中で見かけた看板。「太鼓台祭りのステージに念願の眺望」とあります。ちょっと意味がわかりづらい日本語ではあります。しかし、新居浜ではマンション販売も、お祭がよくみられるというのがウリになるということだけは伝わってきます。さすがです。



 ラーメンの次は、お蕎麦の有名店へ。「萩の茶屋」です。市役所のそば、文化センターの前にあります。 



 メニューだとか、壁だとかに、そばに関する薀蓄がこれでもかという感じで書かれています。



 「蕎麦といえば関東が本場。愛媛県人がしゃらくせー」と思いながらも、待っている間についつい読んでしまいました。



 まず、生わさびがやってきたのでびっくり。生わさびは、つんと来る辛味とともに独特の甘味があるので、いいですね。



 すると壁には注意書きが。もって帰りたくなる気持ちはわかります。ラーメンを食べているので、もりそばでよかったのですが、その隣の貼り紙にひかれて、ついつい天もりそばを頼んでしまいました。



 そばがやってきました。細くて非常にコシの強い蕎麦です。関東人好みですね。やわやわ麺が大好きな愛媛県人に受け入れられているのが、何か不思議です。



 エビは、たしかにプリプリしていました。



 壁には、信州のそば生産農家の写真が飾ってあったりします。また、東京の超一流店ではキロ1万7千円のそば粉をつかっているけど、「萩の茶屋」ではキロ2万4千円のものをつかっているだとか、「萩の茶屋」ではもりそば150g700円だけれど、東京の超一流店では50g700円で、しかも「大」とかはない、などということを書いた貼り紙があったりします。たしかに東京の高級蕎麦店は、ぼったくり商売かと思うような値段設定ではあります。でも、「東京の超一流店」は、生産農家との仲を誇示したり、自分の店の蕎麦がいかにすぐれているかを説明した貼り紙をはったりはしていないと思います。さすがエヒメ、野暮もここにきわまれり、という感じです。

「らぅ麺 純」 新居浜市久保田町2-1-43  0897-47-0338
「萩の茶屋」 新居浜市繁本町7-8  0897-37-0177