テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

宝泉坊~あいかわらずのチャーシューメン

2013-04-01 09:16:14 | 麺類
 幼少の頃から手塚治虫作品にふれて育ったシャム社長は、愛媛県美術館に行ったそうです。手塚治虫展来場者には、1人1枚、記念のシールが贈呈されたそうです。シャム社長がもらったのは、これ。ひょうたんつぎです。シャム社長は、最初は全員、このひょうたんつぎをもらったのかと思ったそうです。ところが、ガキどもがもっているのは、アトムだとかレオだとか、かっこいいキャラクターたちだったそうです。「なんでワシは、ひょうたんつぎぞな」と、ぼやくシャム社長でした。シャム社長があまりにもかわいそうだったので、「かえってこういうものの方が、将来、レアものになって、価値が出ますよ」と、心にもない慰めの言葉をかけました。



 さて、松山ラーメン界のひょうたんつぎのような(なんのこっちゃ)「宝泉坊」へ、かなりひさしぶりに行きました。「大扇」と並ぶ(かどうかは知りませんが)、超個性派のお店です。店内の乱雑さは、伝説の域に達しています。



 頼んだのは、もちろんチャーシューメン(700円)です。味は、醤油かとんこつかを選べます。これは醤油です。スープの中に沈んでいる部分、ネギに隠れている部分があるので、その量がよく把握できませんが、とにかく分厚くて大きなチャーシューが何枚ものっています。



 麺はふつうよりもやや太めのストレート麺。ちょっとやわらかめの茹で加減。スープは、意外に薄く感じられ、化学調味料の味がします。



 しかし、圧倒的なのは、甘めに味つけされたチャーシューが、これでもかのっているところです。チャーシューが具のラーメンではなくて、チャーシューに麺入りスープがオマケでついているかのようです。チャーシューでおなかいっぱいになります。前よりも、その量が増えたかのように感じました。「宝泉坊」では、チャーシューメンを注文しなければ、「宝泉坊」に行ったことにならないでしょう。