14日(土)14:00、
標記コンサートへ行ってきました。
音楽文化会館。
今年は男声合唱団トルヴェール(8名)が賛助出演。
June、今日は17人でステージ乗ってましたね。
1st1はJuneのステージ。
モラレス「Kyrie」、ラッソ「Hodie Apparuit:Alleluja」、
ブスト「Salve Regina」、ホルスト「Ave Maria」。
辛口になりますが、、、
音色の不統一が非常に気になりました。
若い人とか新しい人が入ってまだ馴染んでいない感じ。
というか、パート間の不統一かな。
例えばアルトとソプラノとか。
パート固有の音色、響きを差し引いても、
ルネサンスを聴くにはもう少し統一感が欲しいかと。
ホルストでは半音下がりましたね。。。
聴いていると、
合わせようと思って歌ってるのかどうか、、、
特に声が飛んでこないパートがありましたね。
2stはJuneとトルヴェール合同。
平吉毅州「ひとつの朝」、佐藤さおり「天空」、
新実徳英「聞こえる」、木下牧子「春に」、
高嶋みどり「未来」。
正直に(推測で)書いてしまいますが、
多分前日しか合わせてないんだろうなという音でした。
違ったらゴメンナサイ。
混声合唱なのに、響きが混ざっていなかったですね。
どうしてこの曲たちを歌っているのか、
曲への思い入れが全く。。。うーん。。。
もっと出来ると思って、もったいないなと。
例えば「聞こえる」とか「春に」とか、
知ってるだけに、曲の持つもの、
心震える演奏が聴きたかった気がしました。
箕輪先生は歌い回しや解釈など、
多分歌い手にいろいろ任せているだけに、
それが出てる人と出てない人の差がありましたね。
3stはトルヴェール。
多田武彦「柳川風俗詩」より2曲と
「中原中也の詩から」より2曲。
多田武は細かいことを言えばキリないですが、
良かったです。というか安定してました。
8人とは思えなかったです。
きっとアンコールがあると思って、
率先して拍手を長めに叩かせてもらいました(笑)。
アンコールの曲、面白かったですが、
隣の中学生たちがキョトンとしてました(笑)。
笑ってたんですけど、曲知らないんじゃないかな。。。
世代間ギャップですね(苦笑)。
4stはJune。
高嶋みどり「女の肖像」より。
これはJuneにおける鉄板ネタですね。
安定感ありました。
でも高嶋作品って、難しいですね。。。
何というか、中だるみしないように演奏するのが
大変というか。。。転調やリズムの扱いとか。
総じて感じたことを勝手に忌憚なく。
守備的。。。
サッカーでいうと、
3バックの上サイドも引いて5バック。
ボランチだけでなくフォワードも下がって
スペース埋めているけど、
攻めの気配を感じない、という感じ。
うーん、すごく守りに入ったコンサートだなって。
4ステのように、安定感として聴けるステージもありましたが、
どこかへ向かったり、何かが始まったり、
そういう空気が無いのが寂しいと思いました。
うーん、団の運営が難しいとか、団員が減るとか、
なかなか難しい状況にあるのは、
今のユートライもそうだし、どこの合唱団も一緒かなと。。。
これはJuneに対する
期待の大きさなんですよね。。。
辛口なのは愛情の証拠なんです(言い訳だけど本当)。
興味なければ何も言いません。
ユートライも現状超厳しいんです。
でも何かしないといけないと思ったり。
うーん、まあいろいろ難しいですが。。。
これはあくまでも個人的な感想です。
多くの方々の印象とは異なるかもしれませんので、一応。
合唱祭でも演奏が聴けると思います。
今日聴けなかった人は是非加茂へ。
追伸 演奏会開始前のアナウンスで、
「地震が起こった場合は演奏を取りやめて~」と。
今の段階で何を不吉なことをと思ってましたが
(新潟の2度の地震を受けてのことかと思った)、
後で岩手宮城方面での地震があったことを
知りました(見附にいたので揺れを感じなかった)。
中越大震災のように、内陸型の地震なんでしょうか。
本当に何と言っていいか分からないです。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。