佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

Saori Sato~de France~-佐藤さおりのフランスだより-

2006年11月04日 22時58分05秒 | 合唱

 

 3日夜、標記演奏会が

新発田市生涯学習センター講堂でありました。

 

 

 

 佐藤さおりさんは、旧豊栄市の出身。

新潟大学及び大学院で作曲を学び、

2002年よりフランス留学。トゥルース音楽院でオルガン演奏を学び、

現在は作曲と古楽器演奏について学んでいます。

 

 私の2年先輩に当たる方です。

苗字が一緒なので、”弟”のようにお世話になっていました。

彼女の合唱作品は県内のいろいろな合唱団で

愛唱されていて、今回は彼女への委嘱をライフワークにしている

合唱団NEWSと、フランスよりフィリップ・マタレルさん(コルネット)を

迎えての一時帰国コンサート。さおりさんはチェンバロを演奏。

 

 

 開演前外にいると、思いがけずさおりさんに遭遇。

さおりさんはお変わりなく、さおりさんでした。

対して、変わってしまった”弟”の姿を見て、

いったいどう思われたのかと(苦笑)。

 

 

 演奏はまずマタレルさんのコルネットと

さおりさんのチェンバロでの古楽作品。

コルネットというと、皆さんトランペットの小さいやつを

思い起こすようで(僕自身中学校のとき吹いてました)、

実はそうではなく、中世ルネサンス時代の楽器で、

長い角笛というか、日本で言うと尺八のような楽器で、

リードでなくマウスピースで吹く楽器。

 

 実は僕、東京にいたときに聴いた時があって知っていました。

日本のコルネットの第一人者である濱田芳道さんの演奏。

良い演奏会だったので印象に残っていました。

 

 作品は決して煌びやかなものではなく、

むしろシンプルで簡素なもの。

今日の300くらいの座席のホールでも大きいくらい。

皆、初めて聴くであろうコルネットの音色に耳を傾けていました。

 

 

 間にNEWSの演奏。

ビクトリアのミサより2曲とさおりさんの作品から。

ビクトリアでは、マタレルさんがソプラノをコルネットでなぞり、

さおりさんがチェンバロで参加。

先日の上越での演奏とは打って変わって、

非常にシンプルなサウンドになりました。

NEWSの団員も、そのサウンドを楽しんでいたようです。

さおりさんの作品は、「きみへ」だったかな。。。が

特に良かったです。

 

 最後は再びマタレルさんとさおりさんの演奏。

2曲が演奏されました。

 

 アンコールはちょっと変わった趣向で、

さおりさんの「地球の歌」「またね」を演奏。

それもチェンバロヴァージョンで。

思いがけず、恐らく最初で最後の演奏に遭遇(笑)。

楽しませていただきました。

 

 

 もう少したくさんの方に聴いて欲しいと思いつつ、

さおりさんは4日にもう新潟を発ち、京都で演奏の後、

フランスに戻られるとのこと。

次はいつお会いできるだろうか。。。フランスに行きたいな(笑)。

さおりさん、元気で頑張ってくださいね!

 

 


ちょうど今思ったことを少し

2006年11月04日 01時25分02秒 | 日記・エッセイ・コラム

 

 言葉の力、言魂って大事だなと。

人に言葉を伝えること、「伝えたい」という思い。

 

 

 知らないうちにテレビを見ていました。

 

 

 自分は、自分の想いを

どれだけ言葉にまっすぐ込めているだろうと。

足りない。全然足りない。

 

 

 

 人は、皆、愛情で満たされたい生き物なんだなと。

だから人を求める。

しかし、人を求めても、求められない人間がいる。

愛情を求めても、求められない人間がいる。

そういう人が、他の何かに走ってしまうのか、と。

 

 自分の身の周りにあるのに、

あることに気づかないものってあるんだな、と。

自分が今、幸せなんだと気づくことが、意外と難しいこと。

 

 

 

 夜回り先生の再放送を見ながら、思ったことを少し。