昨日水曜日、
標記演奏会、というかライブへ行って来ました。
佐山雅弘は言わずと知れたジャズピアニスト。
構成メンバーの名前から取ったこのトリオは、
1990年から始まり、これまで三枚のアルバムをリリース。
とても遊び心満点なトリオで、多くのジャズファンを魅了しています。
今回、新潟では、
旧白根市と南魚沼市(浦佐)で開催。
僕は白根の方へ行きました。
白根学習館ラスペックホールにて。
会場は300席ほどの多目的ホール。
ステージ上ではなく、ベタのイスを取り払い、
移動式の反響板をつけてのステージ。
佐山雅弘(Pf)、小井政都志(B)、大坂昌彦(Ds)のトリオ。
内容は、前半がジャズ講座と称して、
佐山さんのMCに始まり、3人がそれぞれの楽器の
ジャズにおける特徴を語り、それに沿った演奏を。
後半は、スタンダードやオリジナルのライブ。
僕はジャズはほとんど初心者。
前半の解説はそんなに系統だったものではなく、
むしろ演奏から感じてもらおうという意図が見えた。
最初、ドラムの音が若干大きいかなと思ったが、
次第に慣れ、とにかく3人の熟練したプレイが凄かった。
時に目立ち、時にサブに回り、
ジャズの魅力を余すところ無く伝えてくれた。
3人のプレイヤーもそれぞれの個性があって、
個人的にはベースの小井さんがいい味出してたな~、と。
大坂さんは非常に明晰なドラムを叩き、
佐山さんは攻めて良し、引いて良しといった
バランサーの様に感じた。
ジャズは、拍手するタイミングが、実はまだ良く分からない(笑)。
自由なのは分かっているけど、
「ここかな?」と思うと既に拍手が始まっている(笑)。
でも、ジャズは、懐の広い音楽だなと思った。
クラシックの独特な緊張感はもちろん好きだが、
リラックスして聴けるジャズも本当に良い。
ラスペックの多目的ホールが、
一夜限りのジャズホールになった。
実は新潟、ジャズが盛ん。
今度はジャズ喫茶などで、もう少し猥雑な空間で、
何か飲みながら聴いてみたいなと。
この分野も、少しずつ開拓する楽しみが出てきた。
今後が楽しみです。