メロスピ・クサメタルの限界

最近ステレオに乗っかるＣＤと言えば、８０年代のポップス、メタル、新作ではリリックス、ワイルドハーツ。

夜、時間があったんで１２００枚を超え溢れ返ってるＣＤラックを眺めてみた。
ラックの底の方にはもう殆ど聴かなくなったデスメタルのコーナー。（色んなトコに売り捌いたので数は大分減りました）
そして、端っこに新たに買った大型ラックに並んでるのはメロスピ・クサメタル、メロディック・パワーメタルのアルバム。

レビューでもたまに書くけど「また買ってしもた」という奴。
ツーバスがドコドコ疾走して、リフはパワーコードの刻み、若しくは単音での刻み。ギターソロはイングヴェイを昔練習しまくって「テクのみ」を身に付けたというようなネオクラシカル風。ヴォーカルは声が高けりゃ良いわい、みたいなヘナチョコ系からカイ・ハンセンモドキみたいなのから様々。
メロディはバンドそれぞれの味があるけど、ハロウィン聴いてコード進行、歌メロ影響受けたのがバレバレ。
どれもこれも数回聴いてラックで眠ってるＣＤの多いこと多いこと。嫌いじゃなかったら買わへんねんけど、この現状を考えるともったいないなぁ。

どれもこれも本家超えてないし、みんなやってる事同じやねん。
ほな、なんで凝りもせんと買うのか。それは心のどっかで２１世紀の「守護神伝」を待ってるから。マニアの人達はこういうスピードメタルバンドを片っ端から集めまくってるけど、彼等は何でこのジャンルが好きなのか？
やっぱハロウィンの名作の幻影を追ってるだけじゃないの？