CRYPTOPSY

「デスメタル」
と言っても、メロディック・デス、テクニカル・デス、ゴシック・メタル、ブラック・メタルと色々なジャンルに分かれる。

若かりし頃は、貪欲に色んなジャンルの「ROCK」を聴いたので、このデスメタルも好んで聴いた時期があった。
このクリプトプシーは、「テクニカル・デス」と言われるバンドで、正に究極のエクストリーム・ミュージックと言える。
（2005.12.25）



『NONE SO VILE』　(1996)　


カナダ出身の究極のテクニカルデスメタルバンドの２作目。

おそらく僕の持っているＣＤの中で激烈度ではこれが最高。
今後このアルバムを越えるブルータルな音楽にはもう出会えないでしょう。

最新作で復帰したロード・ワームの人間とは思えない気持ち悪いデスヴォイス（歌詞なんて聞き取り不能です。地の底からヴォエッヴォエッヴォエ～と吼えているようにしか聞こえません）、摩訶不思議なフレーズを流麗に奏でるテクニカルなギター、そして人間とはとても思えない本当に千手観音かと思ってしまうほどの手数・足数を誇るドラムス。それらが理路整然と爆走する様は正に究極の音楽です。
否、これはある意味人間の能力の限界に挑んだ楽器隊の芸術です。
ドラムのフロ・モーニエの光速のタム回し、バスドラ連打は聴いてるだけで気持ちよい。

全８曲３２分。史上最強に強烈な音世界に打ちひしがれてください。


『WHISPER SUPREMACY』　(1998) 　



３作目。２ＮＤ「NONE SO VILE」も雑誌等で高く評価されてるけど、前のＶＯのデス声は超低音で気持ち悪く、聴いてると気分悪くなるのでＶＯが新しくなったこっちの方がいいです。

普通の人が聴けばあまりにも喧しく激しい音なので曲だか雑音だか何だか分からないと思います。
しか～し、このバンドのフロ・モーニエのドラムは手足が２本づつとは思えない程凄過ぎる！ヤツはマジで千手観音かもしれません。
それについていく他のメンバーも目茶ウマ。
興味ある人は一度聴いて下さい。