一目瞭然の美しいジャケで有名なカンタベリーのみならず、英国プログレを代表する71年発表のキャラヴァンの名盤。
プログレ漁りをしていてたまたま辿り着いたアルバムだけど、さすがに歴史に残る名作といわれるだけあって、内容は素晴らしい。
そのほんわかしたポップなアートワークの世界感そのままのほのぼのとした楽曲は、聴いてると自然と気持ちが和んできます。
4曲目までの小曲はポップな味付けで「プログレ」だと肩肘張らずに普通のブリティッシュ・ポップROCKとして聴けます。
これだけじゃ「プログレの代表作」には成り得なかったけど、アルバムラストに22分を超える「9フィートのアンダー・グラウンド」が控えます。
プログレッシヴな曲展開が堪能できる大作だけど、ガンガンに音数で攻め立ててくるわけじゃないので、これまたゆったりとした幻想美を楽しめる。終盤のキンクスの「YOU REALLY GOT ME」風のリフが耳につくあたりからジャズROCK風に盛り上がっていき、文句なしにドラマティックで美しい曲です。
ああ、これは通常のジュエルケース盤じゃなくって、「紙ジャケ」で欲しいんやけど、オークションを見たら5000円以上の高値がついている。
これじゃ手が出ねえ・・・ということで、再度の紙ジャケ再発を望みます。
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