定ちゃんの部屋

音楽大好き人間の定ちゃんのページです
(from 2006.1.18)

『この30年、この30枚』(ポップス・ROCK編)

2014年12月30日 | ベストアルバム
HR・HM以外の個人的に好きな30曲を1アーティスト、1曲限定という縛りでリストアップしてみようと試みたけど、「1曲」というのが非常に選びにくくて、やはりアルバム単位で選ぶことにした。
とは言いつつも、出来るだけコメントで「曲」を紹介するようにしました。

30枚選ぶのに非常に時間がかかったけど、1990年以降はほぼハードな音楽しか聴いていないので、どうしても80年代が中心となり、学生時代の思い出に浸りながら作成することが出来た。
「フラッシュダンス」や「フットルース」などのサントラは名曲だらけで、たくさん選んでしまいそうになったけど、1枚だけに抑えた。

「曲」を中心に1枚を選んでいったので、フーターズ『One way home』やダイアー・ストレイツ『Brothers in Arms』、ポール・サイモン『Graceland』、ピンク・フロイド『鬱』などは泣く泣く選から漏れてしまった。
お気に入りのロクセットは、好きな曲が色々散らばり過ぎて1枚を選べなかった。

あと、曲で言うと、マライア・キャリーの「Vision Of Love」、アラニス・モリセットの「You Oughta Know」は衝撃だったし、ケリー・クラークソンの「Breakaway」も凄い好きやけど、女性VOだらけになるし、80年代を代表するテリー・デザリオの「Overnight Success」も入れたかったけど、別に紹介しているからまぁいいか。

この30年というと、1984年からだけど一部1983年のが入ってるのはご容赦ください。



1 『Different Light』 Bangles  (1986)

大ヒットの2作目。
とにかく、スザンナ・ホフスの甘い声は反則。
(以下の選別でも分かると思いますが、僕はこういう声が好みなのです)
彼女がリードヴォーカルを取る曲(「Walking Down Your Street」「If She Knew What She Wants」)が好きで、中でもプリンス作の「Manic Monday」は珠玉の名曲。


2 『An Innocent Man』  Billy Joel (1983)

次の「The Bridge」と迷ったけど、曲の粒ではこっちかな。
ヒットした「Tell Her About It」「Uptown Girl」収録の傑作。
ポップ全開のアルバムの中でも隠れた名曲は5分を超えるタイトル曲。


3 『Born in the U.S.A.』 Bruce Springsteen (1984)

声、音、曲、どこを切ってもアメリカンROCK。
これを聴けば、尾崎豊が如何に彼から影響を受けたか解る。
12曲中、7曲の全米top10ヒットを飛ばすというまさにモンスターアルバム。
何だかんだ言って、「Dancing In The Dark」が1番好き。


4 『Reckless』 Bryan Adams (1984)

カナダのハスキーヴォイス兄さんの代表作。
オープニングの「One Night Love Affair」、バラードは「Heaven」当然の名曲。
そして、個人的には、音も曲もモロに80年代アメリカンロックという「Summer Of '69」が1番なのです。


5 『Broadcast』  Cutting Crew (1986)

(I Just) Died In Your Armsのヒットで有名なイギリスのバンドのデビュー作。
一発屋としても有名だけど、その邦題「愛に抱かれた夜」だけじゃなく、アルバム自体が非常に完成度が高いのです。
実は、「Any Colour」が1番の名曲で、当時はこの曲ばかり聴いてました。
2曲目の「One For The Mockingbird」から3曲目「I've Been In Love Before」への流れもドキリとする。


6 『She's So Unusual』 Cyndi Lauper (1983)

これから僕の洋楽人生が始まりました!
「Money Changes Everything」「Girls Just Wanna Have Fun」「 When You Were Mine」「Time After Time」・・・
個人的には全てが名曲!生涯の1枚!!


7 『Out of the Blue』 Debbie Gibson (1987)

デビュー作。
当時、16歳の天才少女と騒がれました。
この時、既に100曲のストックがあり、様々なポップスを書く彼女は確かに天才かもしれない。
デビュー曲「Only In My Dreams」も良いけど、ストレートなポップスの「Out Of The Blue」が1番良い。


8 『Fearess』 Eighth Wonder (1988)

30年を振り返ると、エイスワンダーというか、パッツィ・ケンジットを入れないわけにはいきません。
声もキュートなら見た目もキュート。
Babyヴォイスで歌う「浮気なテディ・ボーイ」は堪らん!
今聴くと、アイドル・ポップし過ぎて恥ずかしいかも。

 
9 『Tango in the Night』  Fleetwood Mac (1987)

ジャケが本当に美しい。当時、レンタルレコード店の壁にディスプレイされていて、ジャケ借りしました。
そして内容も美しい。
男女のトリプルヴォーカルを擁し、その3人の魅力全開の最後のアルバム。
リンジー・バッキンガム作の「Big Love」、スティーヴィー・ニックス作の「Seven Wonders」クリスティン・マグヴィー作の. Everywhereという冒頭の3曲だけでも名盤だと言える。


10 『Wasting Light』 Foo Fighters (2011)

数少ない2000年以降の選出。
限りなくHRなのかもしれないけど、2000年以降のアメリカンROCKでは、彼らはズバ抜けている。
グラミー賞総ナメのこのアルバムは、とにかく熱い!
特に、「These Days」でのデイヴ・グロールの熱唱ぶりには魂を揺さぶられた。


11 『Inside Information』 Foreiner (1987)

当時、なけなしの小遣いから3200円を捻出してCDを買いました。
フォリナー最後の名作で、シングルヒットの「Say You Will」、お約束のバラード「I Don't Want To Live Without You」収録。
そして、最もお気に入りは、1曲目の哀愁のハードチューン「Heart Turns To Stone」。
ルー・グラムは本当に良いヴォーカリストやね。


12 『Invisible Touch』 Genesis (1986)

プログレの大御所にもかかわらず、このアルバムでは5枚のシングルヒットが出ました。
「Tonight, Tonight, Tonight」や「Domino」にプログレの片鱗が見えるけど、タイトル曲や「Anything She Does」などは底抜けにポップ。
ほのぼのしたバラードの「Throwing It All Away」が良い。


13 『Let It Loose』  Gloria Estefan And Miami Sound Machine (1987)

まさにマイアミの音。
南国ムード満点の曲が売りの彼ら。なのにヒットしたのはバラードの「Anything For You」。
このアルバムでオススメなのは、やはり海が似合う「Betcha Say That」と爽快な「1-2-3」。


14 『FORE!』 Huey Lewis & The News  (1986)

「The Heart of Rock & Roll」収録の前作にあたる「Sports」も名作。
けど、曲の粒でいうとこのアルバム。
「Jacob's Ladder」「Stuck With You」「Power Of Love」の全米NO.1ヒット3発含む傑作。
ちなみに、彼らの楽曲で1番好きな曲は2nd収録の「Do You Believe in Love」。


15 『Dancing on the Ceiling』 Lionel Richie (1986)

ソロ3作目。
ライオネル・リッチーと言えば、バラードのイメージがあって、このアルバムにも「Ballerina Girl」「Deep River Woman」「Love Will Conquer All」「Say You, Say Me」というタイプの異なる名バラードが収録。
で、アルバムで1番好きなのは、それらのバラードではなくて、ノリノリのアルバムタイトル曲なのです。
当時、お好みカセットを作る時は必ず入れてました。


16 『True Blue』 Madonna (1986)

マドンナの二大双璧である「Like a Virgint」と悩むけど、名曲揃いなのはこっち。
「Open Your Heart」「Live To Tell」「True Blue」「Jimmy Jimmy」などなど捨て曲無し!


17 『Come Away With Me』  Norah Jones(2002)

衝撃のデビュー作。
これは純粋なポップスではなくジャズです
「Don't Know Why」は本当に素晴らしい。そして、彼女のハスキーな声も本当に素晴らしい。
結局、このアルバムが1番良い。
秋になれば、毎年引っ張り出して聴いてます。


18 『Streets of Fire』 Original Soundtrack (1984)

Fire Inc.の「Tonight Is What It Means To Be Young」(今夜は青春)はサントラ史上最高の1曲と言っても過言ではない。
ジム・スタインマン節炸裂のまさに劇的ジェットコースターSong。
ビデオクリップでのダイアン・レインの口パクぶりも素晴らしい。


19 『So』 Peter Gabriel (1986)

フィル・コリンズとは違い、声が渋い。
本家はポップスに走ったけど、こちらは曲も渋い。
当時、このアルバムに非常にハマり、これも少ない小遣い叩いてCDを買った。
ビデオクリップで有名な「Sledgehammer」、ケイト・ブッシュとのデュエット「Don't Give Up」といった名曲収録。
そして、1番のお気に入りは「Red Rain」。終盤にかけての曲構成が渋い!渋すぎる!!


20 『Purple Rain』 Prince (1984)

厳密にはサウンドトラックです。
ちなみに、プリンスのCDは殆ど持ってるけど、好きなアルバムは2枚組の「Sign O The Times」。プリンスは声は好きじゃないけど、作る曲は素晴らしいと言わざるを得ない。
底抜けに明るい「Let's Go Crazy」は死ぬほど聴いた。
そしてラストの8分を超えるタイトルSongのギターの泣きっぷりは悶絶級。


21 『Made in Heaven Queen』 (1995)

このアルバムは、皆さんご存じの「I Was Born to Love You」収録というのではなく、「It's a Beautiful Day」に始まり、雄大な「Made in Heaven」、感動的なバラード「Too Much Love Will Kill You」など名曲目白押し。
極めつけは、「Let Me Live」。フレディが生前最後まで歌い切れなくて、3人のヴォーカルというのも泣ける超名曲。


22 『母乳』 Red Hot Chili Peppers (1989)

徐々に大人しくなっていくので、初期のハードなイメージがピッタリの個人的には最高傑作。
最近では『By The Way』がお気に入り。
スティーヴィー・ワンダーの「Higher Ground」のカヴァーは本家以上だし、ファンキーな「Subway to Venus」もらしい。
そして、レッチリと言えば、「Stone Cold Bush」に尽きる。


23 『Richard Marx』 Richard Marx (1987)

顔デカお兄さんのデビュー作。
とにかく曲が爽やかで、いかにも80年代という売れ筋ポップロックがてんこ盛り。
全米NO.1ヒットのバラード「Hold On To The Nights」含むA面が充実していて、「Should've Known Better」はカッコ良い。


24 『Shaman』 Santana (2002)

サンタナは特に好きなギタリストというわけじゃないけど、このアルバムは良く聴いた。
なぜかというと、「The Game Of Love」が収録されているから。
ミシェル・ブランチをヴォーカルに迎えたこの曲は本当に好きなんです!
彼女の声は本当に良いねえ~


25 『No Sound But A Heart』  Sheena Easton (1987)

彼女のカタログの中ではマイナーだと思うけど、これは隠れた名盤。
「Still Willing To Try」「Wanna Give My Love」「What If We Fall In Love」といったバラードの出来栄えが半端ない。
とにか伸びやかでく綺麗なハイトーンヴォイスがこれでもか!と堪能できる。


26 『Knee Deep in the Hoopla』  Starship  (1985)

彼らで1番好きな曲はマネキンの主題歌の「愛は止まらない」。
だけど、レコードに針を落とした瞬間の「We Built This City」の衝撃は今でも忘れない。
実家の部屋での当時の光景が目に浮かぶ。
未だにFMラジオから流れるのはこの曲と「Sara」。


27 『The Joshua Tree』  U2  (1987)

U2の最高傑作はコレ。
冒頭の「Where the Streets Have No Name」から「I Still Haven't Found What I'm Looking For」「With or Without You」の3曲はロックを代表する名曲と言っても過言ではない。
この3曲のみをひたすらリピート。


28 『Make It Big』 Wham! (1984)

もうどれ程このアルバムを聴いたことか。問答無用のポップアルバムの金字塔。
「Wake Me Up Before You Go-Go 」「Freedom」「Careless Whisper」の3大名曲に隠れて、「Heartbeat」が何気に1番好きかも。


29 『よそ風の贈りもの』 Whitney Houston (1985)

デビュー作にして彼女の最高傑作。
ポップな「How Will I Know」バラードの「Greatest Love of All」「Saving All My Love for You」という3曲の全米NO.1ヒットを飛ばした。
個人的に1番好きな曲はそれらではなくて、「All at Once」。ヴァースのメロディが哀愁たっぷりで堪りませぬ。


30 『Wilson Phillips』 Wilson Phillips (1990)

女性3人組の大ヒットデビュー作。
3曲の全米NO.1ヒットシングルの「HOLD ON」「RELEASE ME」「YOU'RE IN LOVE」も当然名曲。
個人的には全米第4位の「IMPULSIVE」が白眉。



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3 コメント

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やっぱり80年代は最高ですね! (KA'z)
2014-12-31 22:28:24
無茶なリクエストに応えて頂き有難うございます。

80年代洋楽のリアルタイム世代でしたが、今回の30選では約2割未所持でした。
(80年代の30選の方が良かったかもです(笑))

フリードウッドマック辺りは「正にその通り!」的なコメントで、嬉しく思いましたし、スターシップなんかも同じ想い出があります。
定ちゃんさんの30選から漏れているもので、自分が他に好きなアーティストはベリンダ・カーライルとセリーヌ・ディオンです。(やっぱり女性になってしまいますが・・・)
後はREOやUSA FOR AFRICAなんかも当時はかなり愛聴していました。
久しく忘れていたアーティストも多く、再度聴きなおしてみようと思います。

本当にお疲れ様でした、そして有難うございます。
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80年代 (定ちゃん)
2015-01-02 10:39:53
(KA'z)さん

作りながら、「おいおい、80年代の30枚」になってしまうやん!と焦りました。
ポップスは圧倒的に80年代が良いので。

ベリンダは惜しいとこですねー
「Mad About You」や「Heaven Is A Place On Earth」などは個人的にあと一歩!というところでした。
REOは、HRかな~ということと、「WE ARE THE WORLD」は、個別に記事をUPしているので、外しました。

久々に色々と聴き直せたので良かったです。

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スターシップ (がく)
2015-01-06 23:39:10
定ちゃんさん、こんばんは。
かなり久々にコメントします。

僕は今30前半で80'sはリアルタイムじゃなかったけど父や叔父の影響で後追いでかなり聴くようになりました。中でも紹介されていたスターシップの「We Built This City 」はあのサビイントロは僕も衝撃でした。爽やかでキラキラしていて。

スターシップやREOスピードワゴン、シカゴなどは80年代に大ヒットしていたみたいですが、デビューはずっと前なんですよね。スターシップはバンド名も何度か変わっていますし。

先日、デビー・ギブソンの2ndが中古で安かったので買いましたが、良かったです。
当時あの若さでシンガーソングライターやって全米1位を取るのはとんでもないですね。あの声好きなんですよね。

ではまた。
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