定ちゃんの部屋

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(from 2006.1.18)

Linda Ronstadt 聴き比べ

2007年10月02日 | 私的ロックの名盤 L
僕がオリビアと共に好きな女性シンガーであるアメリカが誇る元祖歌姫リンダ・ロンシュタット
彼女の初期のアルバムは名曲だらけの名作揃い
故に、結構他のアーティストもカヴァーしてることが多い。

ということで、有名3曲を聴き比べてみた

  

まずは、1973年発表のリンダ4thアルバムの【DON'T CRY NOW】から「DESPERADO(邦題:ならず者)」。

僕が、イーグルスの中で1番好きな曲は「ホテカリ」ではなく「ならず者」。
西海岸の雄、イーグルスと言えど、所詮出だしはリンダのバックバンド。
本家本元の意地かリンダVer.はさすがの出来栄え
・・だがしかし、この曲の究極に切ない哀愁のメロディが映えるのは、やはり声自体に哀愁を感じるドン・ヘンリー。
ここはやはりドンの方が好き
サビの部分はリンダもパワフルに歌ってるけど、胸にジ~ンと響くのはドンの方やね。
これはイーグルスに軍配


  

次は、1975年発表の5作目【HEART LIKE A WHEEL】からリンダ初の全米NO.1ヒットとなった「悪いあなた」。
意外にも、アメリカンHRの王者、ヴァン・ヘイレンが2作目にてカヴァー。

さすがに、抑揚の無いマッチョヴォーカルのデイヴ・リー・ロスとリンダじゃ美女と野獣で勝負は聴く前から決まってる?
いやいや、我らがVAN HALENには世紀のスーパー・カリスマ・ギタリストがバックでギターを弾いている
ここがポイントで、独自の楽曲アレンジに加え、エディがギターを弾いている&ソロは当時革新的なライトハンド奏法も披露・・・ということで、この聴き比べは、どっちもどっち?
というか、それぞれ味があるので「別物」として堪能しましょう
この勝負、引き分け


  



最後は、1976年発表の6作目【PRISONER IN DISGUISE】(邦題:哀しみのプリズナー)から、「I Will Always Love You」。

これは圧倒的に、ホイットニー・ヒューストンVer.の方が世間に認知されてると思う。
何と言っても、映画「ボディーガード」での彼女の熱唱振りはめちゃんこ耳につく。
数々の結婚披露宴でこの曲が流れたことでしょう。
「これでもかっ!」と「ア~ウア~ ラ~ビュ~」という音圧の高い熱い歌いっぷりにはただただ圧倒されっぱなし

一方、リンダVer.はさすがにサビでは熱唱してるものの、ここまで熱くなく結構サラサラっと余裕の歌唱
ピアノをメインにしたシンプルな演奏と、音圧、耳への優しさ・・云々を考えると、リンダVer.の方が僕は好みかも。

さ、貴方が結婚式でこの曲を流そうと思った時、「ホイットニーVer.」ではなく、「リンダVer.」を流せば、場内から「渋い音楽通」と認識されるかも??



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