日本の藝術の総本山
芸大のキャンパス内にコンサートホールがある。
平成11年に完成、音響効果抜群の可動式客席天井を持つ。
壮麗なパイプオルガンも設置され、1100人を収容できる。
美術、音楽の枠を越えて 演奏や音楽的舞台藝術の創造的な「場」を
想定し社会への情報発信と教育研究成果の発表の場を目的としているようだ。
土曜日に音楽部の新人演奏会があり、足を運んだ。
お昼からの1部には間に合わず、2部からの
邦楽(三味線、お囃子)をまず聴く。
次は普段ではソロをあまり聴くこともない
コントラバスの協奏曲、オーボエやクラリネットの現代風曲
そしてファゴット(サン・サーンスのバソンとピアノのためのソナタ)、
ユーフォニアムという楽器のソロそして、
特筆すべき打楽器のソロ演奏(多分ビブラフォン)!
完全に宇宙空間につれていかれた感覚に陥るほどの
不思議な音の世界。途中で「もののけひめ」に出てくる
木霊の首振る音まで顔を出し、学生とは思えぬ演奏に引き込まれた。
ブラボー!!
きっとあっという間に有名になるのではないか・・・期待したい。
念のため、今回の曲は J.Schwantner作 Velocities
どんな楽譜でどんな練習をするのかも興味が湧く。
もうひとつ、驚いたことがあった。
伴奏者がアンドロイドを持って登場!
楽譜はアンドロイドに納めているらしい。
譜面をめくる助手は結局一度も手をださなかったが、
あの長さの曲の楽譜。。。めくったのは?
スピードを調整し計算されたスライドショーだったに違いないが。
結局助手は、なにかあった時の安全ぱいだったのかな。
それにしても、すべてに恐れ入りました。
一箱で色々な味が味わえた、お得感満載
春の松花堂のお弁当のような演奏会だった♪