韓国語は、主語・述語の並びが日本語と基本的に同じで、かなり親しみやすい言葉だ。
しかし、共通点も多いが日本語と韓国語でまったく異なる表現もたくさんある。
「雨が来る」で「雨が降る」、「旅行を行く」で「旅行する」、「耳が暗い」で「耳が遠い」などは、韓国語にあって日本語にない表現の一例だ。
また文法的には、「~しない」+「見る」で「見ない」など語順が日本語と異なる場合もないわけでもない。
ただこうした違いもまた、細かく見ていくと興味をそそられる例が多い。
例えばこのブログタイトル「여기저기 한국・ヨギチョギ韓国」=「あっちこっち韓国」となるが、日本語の「あっち」+「こっち」=「あっちこっち」という表現。
韓国語の場合はこれが「여기・ヨギ・こっち」+「저기 +チョギ・あっち」=「여기저기・こっちあっち」、つまり「こっちあっち」の順になる。
同様に「行ったり来たりする」は、「ワッタ・来た」+「カッタ・行った」=「来たり行ったりする」になる。
ついでにいえばモノクロを意味する「白黒」も、韓国語ではなぜか「黒白」だ。
主語・述語の並びが同じで、外見上は親戚同士のようによく似ているが、細かい部分はところどころ対照的・・・・・・。
こうした互いの言語の関係も、何か両者の民族性を象徴しているように思えてしまいます。
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