ハングルは、記号のようなものだから、覚えやすい。
しかし、文字そのものは覚えやすいが、発音が難しい。
韓国人に言わせると、日本人は喋るとき、口の動きに乏しいという。
そう言われてみると、韓国人は、口をとんがらせたり、横に伸ばしたりしながら、おの抑揚のある激しい言葉を話している。
また、14個ある子音のほうも、難しい。
そもそも、韓国語には、TとD、ChとJ、KとG、PとBの区別がない。
日本では、韓国人は、濁音を発音できないという誤解、いや偏見があるが、ほとんどは間違いである。
韓国語は、濁音だらけなのだ。
正確に言えば、鼻濁音が多い。
たとえば、韓国人に<ワタシ>と言ってもらう。
よほどの日本語の達者な人でないかぎり、<ワダシ>と発音してしまう。
どうして、濁音の発音ができないという偏見が生じたのかというと、韓国語では、文中にきた場合は、そこにアクセントがないかぎり、必ず濁るが、頭音は、絶対に濁らないという法則があるからだ。
韓国人は、ダイアモンドをタイアモンドという。
また、ビールをピールという。
頭音は濁音にならないという法則のせいである。
ビールの場合は、半濁音になる。
地名の釜山(プサン)の場合も、ローマ字表記は、<BUSAN>となっている。
14個ある子音のすべてではないが、そこから派生した子音には、発音の難しいものも少なくない。
パッチムという単語の下につく子音は、日本語では、子音止めになるのは、<ン>だけだが、韓国語では、子音だけで母音がつかないケースも少なからず存在する。
たとえば、コンピューターは、正確にいえば、コムピュータだが、日本語では。Mだけで終わる単語はないから、<ン>で誤魔化している。
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