「法」より「情」の“情治国家“です。
韓国には、法治国家ではありえない「国民情緒法」というのが存在します。
もちろん成文法ではありませんが、有力紙の中央日報はコラム上で、「一部市民団体や学者の意向によって具体化され、メディアが後押しすれば『制定』される。憲法の上に君臨する」と説明しています。
さらに、「司法は法解釈に厳格になるだけでなく、国民感情に配慮すべき」と大学教授までが堂々とテレビで論評しています。
つまり、韓国では国民感情が憲法や法律に優先するという考え方がまかり通っているのです。
もともと“決まり“にとらわれず、必要に応じて何でも柔軟に対応すべきという考え方が韓国人に根強くあり、規則ばかり固執すれば“情“がない人間として非難されてしまいます。
順法精神の希薄さは、規則を重視する日本人から見れば単なる“甘え“に過ぎませんが、“情“の民族と自負する韓国人には“法“より“情“が大切のようです。
このため、立法府は世論に媚びて近代国家ではありえない「遡及法」をいとも簡単に制定し、裁判所も国際法や条約などおかまいなし、ひたすら国民の感情に阿った判決を下すのです。
これでは韓国は“近代法治国家“ではなく、何が正しくて何が不正なのか、その時々の国民感情によって恣意的な判断が下される前近代的“情治国家“と言わざるをえません。
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