韓国人は「権威」を重んじます。
まず、韓国では年配者は絶対的な権威者です。
電車に乗れば席を譲ってもらえ、発言するときには皆がおとなしくする(反論しない)、というふうに配慮されます。
儒教の教えが未だに生きているようで、「親の前では酒・たばこをしない」ということを現代中年男性すら守っているような状況です。
このほかに大企業が上であり、経営者・ホワイトカラーが上であり、下請けや現場・労務・商売・サービス業は下だという感覚があるように見えます。
社長が黒塗りの車に乗り、一流ホテルで打ち合わせをするのも「権威」の世界の人だからではないかと思います。
こうした感覚は、儒教文化、両班文化など、いろいろな影響を受けているのだと思います。
たとえば韓国はチップ社会ではありませんが、焼き肉屋などで店の従業員におつり程度のチップを渡す人も結構います(とくに焼き肉屋の場合、韓国では網を替えたり肉をひっくり返してくれたり、手間がかかるからです)。
これは店の従業員の収入が少ないことを知っていて行うもののようで、そのあたりの感覚は欧米に近いのかもしれません。
また、たとえば韓国で食堂に入る時に、靴をそろえる人はいません。
それは「従業員がやること」だからです。
さらに従業員に対して「タバコを買ってこい」と言ったり、「メニューにないものを出せ」と言ったりします。
さらに韓国のスナックでは、韓国の中年男性たちは結構ご無体なことをします。
「客だからいいだろう」という感覚のようです(もちろんその分、金額も高くなります)。
韓国のスナックでは日本円で数万円かかります。
こうしてみると、韓国では商人から腐ったものを売りつけられたとしても、商人を差別する風潮があるので、ある程度は我慢しているのかもしれません。
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