韓国のある国会議員は、「日本はヨーロッパと同様に差別社会だ。商人の息子が商人になっている。わが国では、学歴さえあれば社長にでもなれる」と、逆に商人差別ともとれる発言をしています。
こういう感覚が韓国の中に明らかにあるのだと思います。
韓国では「社長」は絶対であり、ワンマンであり、親も同然です。
社長は金持ちであり、時として社員をしかりつけどなりつけ足蹴にし、また時として社員にごちそうし、小遣いもあげるといった存在のようです。
この結果、韓国式は意思決定は早いものの、社員の愛社精神には支障を来たすのではないかと思います。
転職は韓国のほうが明らかに多いようです。
ある日系企業が、ソウルには工場設置に規制があるため地方工場に併設されている研究所に優秀な研究者を採用しようとしたところ、「地方工場はイヤだ」と言われたそうです。
そのため、あわててソウルに研究所だけつくったのだとか。
また「ホワイトカラーも現場を知るべし」と一定期間の工場勤務を命じたところ、「自分は現場作業をするために就職したわけではない」と離職した人間もいたそうです。
これは韓国人のプライド意識もあると思いますが、現場・労務を蔑視している例ではないかと思います。
韓国の第二次産業が多少弱いのも、こうした現場・技術者・技能者蔑視の影響があるのかもしれません。
ホワイトカラー系であるMBA(経営学修士)志願者や語学志願者は多いそうです。
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