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ながら運転:DMB・携帯電話使用、「路上の凶器」に

2012-05-03 15:16:17 | Weblog

 2日午後6時30分ごろ、ソウル市江南区のある交差点では、帰宅を急ぐ車で長い列ができていた。もちろん、どの車もゆっくりと進んでいたが、10台のうち7台はナビの画面が点灯しており、うち3分の1は地図ではなく、デジタルマルチメディア放送(DMB)によるテレビ番組の画面が映っていた。

■帰宅途中のドライバーが携帯で通話やメール

 ソウル市銅雀区舎堂洞方面の信号が青になった。車列の先頭に止まっていたシルバーのスポーツタイプ多目的車(SUV)が動かなかったため、後ろのタクシーが4回クラクションを鳴らした。DMBを見ていた30代とみられるSUVのドライバーは、大急ぎで車を発進させた。

 DMBだけではない。中には左手にハンドル、右手に携帯電話を持ったまま運転しているドライバーもいた。またあるドライバーは携帯電話でメールを送ろうと、前方と携帯画面を交互に見ながら運転していた。ひどい場合はノートパソコンをひざにのせていたり、片手に書類を持ちながら運転するケースもあった。
■危険運転による死亡事故も
 自家用車で通勤するサラリーマンのCさん(38)=釜山市南区=は最近、片道1時間の帰宅時間をつらいと感じなくなった。帰宅時間にはよくプロ野球中継が行われるため、運転しながらDMBで野球観戦ができるからだ。Cさんは「数日前、テレビを見ながら審判の判定に腹を立て、赤信号なのにうっかり横断歩道を通り過ぎたことがある」と話す。大田市内ので自営業者Cさん(39)は「運転中によくDMBでニュースを見ているが、ニュースが終わってチャンネルを変えようとしたとき、前の車に追突しそうになった」と、ヒヤッとした経験を話した。

 運転中にDMBを視聴したり、携帯電話でメールを送ったりする危険なドライバーが増え、ソウルはもちろん京畿道、慶尚南道、全羅南道、江原道など全国各地で事故が相次いでいる。これらは全てドライバーの責任となるが、警察の取り調べで正確な事故原因が解明されていないケースはさらに多いとみられる。

 昨年10月8日、京畿道安養市のある交差点で、K容疑者(44)が運転する路線バスが横断中の88歳の高齢者をはねて死亡させる事故が発生した。警察によると、取り調べでバスに設置された監視カメラを突きつけると、容疑者は運転中に携帯電話を使っていたことをようやく認めたという。昨年10月20日夜には慶尚南道昌原市のある交差点で、乗用車同士の追突事故が発生した。事故を起こしたS容疑者(47)はポケットから携帯電話を取り出そうとした際、赤信号で停止していた前の乗用車に追突し、ドライバーのAさん(51)ら2人に全治3週間の重傷を負わせた。

■「DMB爆弾」が設置された車は1800万台

 市民の間からは、DMBに対する不満の声が相次いでいる。大学生Lさん(26)は「タクシーに乗ると、運転手はよくDMBで時代劇などのドラマを見ているが、そのたびにとても不安になる。DMBを見ながら運転するのは飲酒運転以上に危険と言われているのに、なぜ取り締まりをしないのか理解できない」と話す。サラリーマンKさん(40)は「自家用車で通勤中、隣の車の運転手が携帯電話を使っていたり、DMBに夢中になったりしているケースはよくある。また、それが原因で事故が起こりそうになったこともある」と話した。韓国電波振興協会によると、2010年末の時点で地上波DMB受信機(携帯電話を含む)のうち、車両搭載用として販売されたのは880万台。ドライバーの一部が携帯電話のDMB機能を利用することまで考慮すると、韓国の登録車両1800万台以上(2011年)のほとんどで、運転中にDMBを視聴できることになる。

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