韓国人を代表する「民族情緒」であると、よい意味でも悪い意味でも定番で言われる、「恨(ハン)」と「情(ジョン)」というものがあります。
恨(ハン)は、韓国人特有の、いつまでも消えない恨みや憎しみのことで、「私の正当な権利を、不当な方法を使った誰かに奪われた」とする考え方です。
自分を「被害者」とし、現状において自分の責任を全て消します。
そのための明確な「加害者」を作り出すのが特徴です。
恨(ハン)は基本的にウリ以外の人たち(他人という意味でナムと言います)に向けることになります。
この現象は、韓国の異常に高い告訴率と、以上に低い起訴成立率からも垣間見ることができます。
2013年の調べで、韓国の告訴件数は、人口比で日本の124倍。
しかし、起訴率は20%台です。
すなわち、告訴件数の約8割が、告訴する案件として認められなかったわけです。
韓国内の法律専門家たちは、この数字から「陰害性(自分の権利を守るためではなく、他人に被害を与えるための)告訴が多い」と分析しています。