韓国に犯罪が多いのは、国家や国民が、「自然状態=無政府状態」にあるからである。
中国の犯罪発生率が韓国よりマシなのは、全体主義国家では、国家と国民のあいだに強制されたモラルが働いているからであろう。
韓国の「モラル崩壊」を物語るのが、図抜けて多い強姦罪と暴行罪、偽証罪である。
韓国では、男女関係や人間と人間との関係が暴力やウソで破壊されているのである。
法律専門団体の調査(2011年)では、10人に4人は、法律を守ると損をすると答え、「韓国社会で法律が守られていると思うか」という問いには、10人に8人が「そう思わない」と回答している。
モラルや遵法精神は、国家への信頼と国民への奉仕という相互的な関係から生じる。
国民が国家を信頼せず、国家が国民を守らない国では、あらゆるモラルが崩壊して犯罪がかぎりなく蔓延するのである。
日本に犯罪が少ないのは、国家と国民の紐帯がつよいからである。
国家と国民を結びつけているのは法や制度ではなくモラルである。
モラルの最高峰にあるのが国対国対である。
国対という文化構造から国家と国民が生まれる。
権力構造と軍隊・警察、憲法と群衆だけでは国家も国民も生まれない。
韓国では大統領が、偉大な国家指導者ではなく、私利私欲にまみれた両班の親分のような存在なのである。