韓国、朝鮮半島は面白い。
いつも刺激的であり飽きない。
韓国とのつき合いは、1970年代前半以来、40数年になるがまだ飽きないでいる。
日本との因縁の深さからくる彼の地で起こるさまざまな出来事が刺激的で面白い。
一時は、韓国病に陥ってしまったほどだ。
古代史にかかわる歴史的、文化的、人種的な影響から、日本に支配されたという過去から現在まで韓国との因縁は深い。
これは日本にとってどの外国にもない面白さの要素である。
たとえば「反日」などということもその一つに入る。
“近くて遠い国“というサブタイトルの本も出版されたりしている。
韓国人にとって日本は「嫌いな国」であると同時に日本は「最もお手本にすべき国」になっている。
「嫌いだが学べ」……日本に関するこんな思いの国はよそにはない。
韓国から「反日」がなくなるのは寂しいし、ある意味困る。
面白さが半減するからだ。「反日」という刺激は、日本人にとって「興味の素」である。
最近の韓国では、日本語への拒否感の後退が目立つ。
韓国に最初に行った70年代から、ソウルオリンピックが開催される80年代くらいまでは、日本人が街で日本語をしゃべっていると、険しいまなざしで胡散臭そうに見られるということがよくあった。
しかし今やそれはほとんどなくなった。
反日の後退といえるが、オールド・ウォッチャーにはこれがどこか寂しい。
反日があってこそ韓国なのに、これでは刺激が少なくなり面白くないではないか。