ないないづくしのBomb(爆弾)映画
死刑囚のリンチ(マイケル・ファスベンダー)は、遺伝子を操作する装置によって、15世紀に生きた先祖の運命を追体験することになる。
ゲームを基にした冒険ファンタジーのようだが、ストーリーの描き方や人物描写があまりにも雑過ぎる。従って、まず、主人公を祖先と一体化させるという装置のすごさが全く伝わってこない。
また、テンプル騎士団、エデンの果実といった事柄にうとい身にとっては、現代まで続く根深い争いの理由がよく分からない。
アクションも、高所からのダイビング、中世の武器を使っての格闘シーンなど、結構すごいことをしているのだろうが、作り物感が強くて圧倒されるまでには至らない。ないないづくしのBomb(爆弾)映画と言うべきか。