TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

痛み分け

2010-08-02 21:27:00 | 野球
大阪ゴールドビリケーンズ1≠P愛媛マンダリンパイレーツ
2010年7月31日 18:00~
住之江公園球場、薄曇り、ライトに風

 試合前に実家に寄ってから球場入り。兄者が車で送ってくれる。ご家族一行に観戦を勧めるが、子供は野球に興味がないのでパス。残念。

 この日は愛媛が攻めつけ、大阪がしのぐという展開であった。大阪の先発は小園。この日はボールが低くばらけていた。いつも書くが、この人はボールが低くさえ来れば、OKなのである。しかし、ちょっとでも浮けば今のILは容赦しない。

 初回、アウトハイのボールを金城が右中間突破二塁打を放つ。勝負所で、この日の小園は変化球を低く集めた。初回の場合は、高田をアウトローのフォークで三振に取り、末次も低いボールでセカンドゴロに。

 愛媛の先発は岸。先週は素晴らしいピッチングであった。この日も、良いところに来ていたと思う。スライダーの切れが良かった。まぁ、甘い球を運ばれ切れずに助かった面もあったが。結局、9回途中まで1安打に抑えた。

 3回表。秋山のサード前セフティー安打などの素晴らしい安打で1死満塁とするが、ここからの小園は鬼神だった。フォークを完ぺきな高さに決め、高田、末次の3、4番から連続奪三振。

 4回裏。先頭長谷川の打球は三遊間の深いところ、サードの秋山が物凄いダッシュを見せてキャッチ、やや苦しい態勢から送球もハーフバウンドになりエラーが付けられた。ちょっとかわいそう。平下の2球目にスチール、松原捕手が少し握りなおしたため少し遅れ、セーフ。平下はピッチャーゴロ、ここで長谷川は飛び出し、1≠Tと渡る。ランナーは必死でベースに戻る。サードがセカンドベースに転送したが、ショート金城がカットしてタッチしようとしたが長谷川に追い付けず、セーフ。確かにランナーと重なる送球、金城がカットしなかったら当たっていたかも。でも、ランダンプレーの失敗って、効くんだよなあ。藤本のとき、暴投で無死2,3塁。藤本はセンターに飛球、ホームに良い球が帰ってきたが、ランナーが上手くベースを払い、セーフと思った(ネット裏2列目で観戦)。松っちゃん猛抗議するも、判定は変わらず。このあと、林と崔をセンターフライに打ち取り、ピンチを脱する。1失点ならば上出来である。

 6回表。ここのところ引っ張り切れていない感じのある末次だが、ライトに凄いライナーのヒット。ちょっとでも左右に行けば長打だったが、残念。西村は詰まらされたショートゴロ、しかしセカンドへ悪投してしまい、無死1、3塁に。ここからはまた鬼神。キミさんに球威のあるボールを続け、最後はフォークで三振。ここで代打は大津。エンドランでファーストランナースタート、必死に当てた打球はサードに良い当たりだがライナー。サードランナーは戻る。捕球したサードは何故か一塁に意識が行かない。ファーストランナー西村もベースに突っ立っている。どっちが先か? 愛媛応援者は声が出せない。多分、えでぃさんの声「ファースト投げろ!」これで5≠Rと転送されダブルプレー。

 7回表もチャンスを作るが、高田が三振。時折ボールが浮くが、ここ一番には素晴らしいボールが来ていたこの日の小園である。

 8回表には小園に疲れが見えてきた。末次にはボールがバラけて四球。西村は詰まった当たりがレフト前に。末次って、あんなに足が速かったのかな? 猛然と走り三塁へ。ここで大地。インローのボール、バットのヘッドはネット裏から見ても小生の目線より向こうに行かなかった(止まっていた)のに、一塁塁審に空振りを取られ三振。当然、沖監督猛抗議。だが判定は変わらず。ここで投手は山本。ちょっと変則に担ぐタイプで、カーブのコントロールがよさそうである。大津は二球目のスクイズ(真ん中あたりのカーブ)を失敗し、その後、投手に弱いゴロ。投手はサードランナーを牽制してから、セカンドベースに。投手が丁寧に行きすぎたせいでゲッツーは無理だな、と思ったが、サードランナーが飛び出してしまい、(1=j6≠T≠Qと転送されてダブルプレー。何なんだかなあ。こういう流れなら、愛媛の負けだと思った。

 点を取られてから岸は、8回までパーフェクトだった。大阪打線、ちょっと非力かなあ、と思った。こうなると、例の事件が痛いと思う。

 9回表。投手は前日先発したが、本来リリーフエースの遠上。増田がセンター前にヒット、松原は苦手なバントを何とか投前に決め=フィールディングが良ければセカンドアウトだ=、1死二塁に。ここで新人・岡下がライトに。秋山は低めの球を彼にしては大きく振って行った。そのスイングに幻惑されたか、岡下は一歩後ろにスタートを切ってしまった。真正面の打球でもあり、判断は難しい。秋山はバットの先でボールを捉えていて、打球は死んでいた。岡下はスタートの間違いを取り返そうとダイビングを試みるが、その2m前位に落ちる。そして後逸。同点。そして1死3塁。一転、大阪大ピンチ。ここで金城はフルスイングをするが、ちょっとこすったセンター前へのフライ。前の対戦で、林(りんちゃん)の強肩にやられた記憶があるが、斎藤さんは秋山の足に賭ける。でも、洋輔に劣らない肩の持ち主からのボールは、若干ファースト側に逸れたが、余裕のアウトである。これで、愛媛の勝ち、大阪の負けはなくなった。

 9回裏。永峰から空振りの三振を奪ったところで岸は降板。能登原のスライダーを打てる選手は多分いない。自滅さえなければ、なかなか打てるものではない。最後は代打西浦が出てきて=雰囲気はやっぱりあるなあ=、引っ鰍ッたゴロをショートが素晴らしいダッシュで処理し、試合終了。どちらにとっても悔しい引き分けだろう。だけどまあ、どちらにも肩入れしている身としては、小園の頑張りが素晴らしかったと思う。愛媛の打棒を彼の投球が上回った。素直に小園を褒め称えたい。岸も本当によく頑張った。

以下、思いつくまま。

・やはり、大阪の選手層の薄さが気になった。パワーヒッターがもう少し欲しい。否、今いる選手の一段のパワーアップを。
・小園は前と比べてボールが浮かなくなっている。ピンチのあとの投球は完ぺきと言えた。
・一緒に観戦した某氏曰く、「NPB目指すリーグにするんやったら、もっともっとNPB出を選手として揃えなあかん。ラグビーとか、元全日本なんかが草レベルのラグビーにおって、教えとんねんで。」とのこと。異議なし。この人、小園の癖をすぐに見抜いてた。恐ろしい。初めて見たはずなのに。さすが大阪。
・試合後、加賀屋の商店街の南端近くの沖縄料理屋で半年ぶりに某氏などと飲み会。小生は本当は改憲派なのに、9条信者グッズをくれるそうな。おおきに。
コメント
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