TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

英霊に合わせる顔がない日本になりつつあるな

2023-08-15 18:14:40 | 幻論

 パソコンが不調で、しばらく更新をお休み。この間、祖母の本家の最後に人が亡くなった。この家ほど、戦後に没落したところも珍しいのではないか。自民党(その息子が今は維新で何かの議員をやっている)から共産党まで、政治の世界だけでも見事にたかられたものだ。その後始末は結構大変で、小生もほぼ毎週、実家の隣のその家や、その土地の廃工場に通っている。

 官僚や労組上がりが政治家になっていた昭和時代はまだマシだったと思うが、最近は口先三寸と、軽薄なテレビあたりに受けの良い薄っぺらい人間ばかりが政治家になっている印象。それは別に政治の世界だけでなく、目先のことしか考えていないとしか思えない「投資家」どもに操られた企業群や、それを時代の寵児(←誤変換で「弔辞」ばかり出てくるが、ナイスだね)ともてはやすメディアや大衆にげんなりしている。

 そして、今はビッグモーターがバッシングされているが、そういう連中をのさばらせ、その背後にいるコンサルどもをもてはやしていたのはどなたたち、ってことだ。

 結局、大東亜戦争で日本を壊国に追い込んだ構造から本質的な変化はない。朝日新聞が戦争を煽ったことはガキの頃から聞いていたし、「世界標準は短期的利益、会社は株主のもの」と言う平成時代のメディアが今の事態を招いた。そして、あの時代も今も、トップは責任を取らない。蓑田胸喜は偉い、切腹したもんな。まあ、大東亜戦争のあと、米帝の「指導」の下、財閥解体と三等重役が出てきたのは良かった。

 今の世界は、米帝がブロック化を率先してやり、ちょっと引いた眼で見ると人権を口実に中国修正主義を孤立させて世界経済を破壊しようとしている。日本はその先兵に利用されているが、本当に大事なものは「明文化しない」形で存在する日米同盟の掟(それは日本国憲法より当然上位にある)のため、強く文句は言えない。安倍はまだ色々文句を言っていた話は聞いているが、岸田はそうじゃない。

 戦略のなさ、無責任、不適材不適所。終戦直後の丸山眞男から近年では保坂正康まで、指摘しているが、どうも今どきの日本はその轍を踏んでいるな。英霊に合わせる顔がないだろう。

コメント
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