TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

Nowhere Man

2011-01-30 20:47:00 | 幻論
泣きたい気分である。何度言ったことか。最後になるだろう。

「あ」氏は、あそこまで自覚的で、理解も深いのに、肝心かなめの人間の持つ哀しさがどうも理解されていないようである。世間で言われるところの「共産主義」について、そしてマルクスの労働論について、そしてその限界について片面凄くご存知と実は思っている。そう。労働者は生産手段を持たない代わりに、労働力を持つ。それは、極端な場合エンゲルスが言うように「四ヶ国語を話し、事務に長けた低賃金の女子労働者」であったりする。労働者は何も持たないわけではない。持てるもので生み出すものがあるから、搾取にも「かかわらず」生存出来るのだ。だから、スト戦術が有効であるのだ。

マルクスを語る場合、彼が語り残したもの以上に、彼のパトス、デュオニュソス的無茶苦茶こそが肝心なのだ。彼の理屈は小生ごときが言うまでもなく、ベーム・バヴェルク、あるいは置塩信雄、あるいはハイエク、が様々な形で暴露し、証明したように破綻している。

だが、そんなものに賛成するにせよ反対するにせよ拘泥するのは、池田信夫(彼はマルクスが本当に本当に好き過ぎて、変になっちゃっている、小生はもっと浮気性なのであそこまではいけない)をはじめとして、多分余りにも意味がない。

価値論、疎外論、物象化。モノガタリとしては面白いし趣味者としてのネタとして遊ぶことを辞めるつもりはない。だが、そんなところに「真理」を求めない。いや、であうかも知れないが。

問題は、マルクスのパトス、その行為のデュオニュソス的無茶苦茶なのだ。彼自身の人生なのだ。それは、疎外され、挫折し、騙され、騙し、金銭感覚がないがゆえに極貧になりながらも、それでも過剰な自意識を徹底的に満たすために、そして何よりも人生の持つ哀しさ、弱き者への徹底した共感、それ以上に実際には誰よりも<力>を持ったものを、その<力>に相応しいところに置こうとした意志、「権力への『意志』――それは個人のものではなく、マルクス流に言うならば“類”としてだ!」を体現した狂人・超人としてのマルクスなのだ。

マルクスは、経典ではなく、小説として読まれるべきなのだ。いかなる小説も、人間の持つ哀しみを感じざるを得まい。一つの行き着くところまで行き着いたマルクスや、レーニンを批判することは正直たやすい。だけど、そんなことは「面白くない」のだ。



Isn't he a bit like you and me?

「あ」氏もマルクス・レーニンも。
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65点

2011-01-26 21:54:00 | よしなしごと
ま、ビジネスマンに共産党が笑われているのはその通りだし、彼らの主張は実現しないことも明白だが、城さんの批判もまた、色々と間違いがある。だけど、納得せざるを得ないことも多い。

SPA!より無断スキャンアップ。


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南海ホークスは死なじ

2011-01-23 23:57:00 | 野球
 前の日に日本一美味しいと小生が認定する大阪某所の串カツ屋に大変お世話になっている某氏をご案内。大変喜んで下さったようで良かった。

 そして、日曜日は南海ホークスツアー。南海野球緑友会のmixiコミュで知り、南海国際旅行枠で参加。2号車。怪鳥とか色々な人に御挨拶後、出発。最初は小生にとっては「神代の昔」のエース・宅和本司さん。いつまでも南海ホークスを、ホークスを愛してあげてくださいと御挨拶。お孫さんとかは大阪ドームに良く行かれるそうである。そして、甲子園のアイドル・元島本講平さん。素晴らしい美声。前日くらいにスメ[ツ新聞に娘さんが出ていたなあ。子供のころ、目の前で見たときの印象で大男だったのだが、そうでもない。司会をされていたのは関西鷹狂会の人。以前、「愛媛コール」で小生を弄った人だ。トラメガやマイクの調子がちょっと悪かったのが残念。さて、電車は昔ながらの深緑と薄緑のツートンカラーの165番。懐かしい。それを目当てに、鉄道ファンが沿線で写真を撮りまくる。

 我孫子では滅多に入れない車両基地に入る。そこで、京都市電を発見。以前から気にはなっていたので近づいてみる。車庫内で動かすことはあるけど、本線には出ないそうだ。

 次は、明石レッドソルジャーズと高知ファイティングドッグスでコーチをされていた山田さんと、弱小南海で先発を務められた森口さん。司会の「プロ野球に入って良かったこと」というご質問の時に、自分のことを差し置いて、亡くなった久保寺さんのことを話される。プロ野球に労働組合結成が出来るきっかけとなった出来事である。山田さんの人柄である。山田勉オンステージ。かぁーとーばせーやまーだー やまーだー と答える我々。森口さんが「ピッチャーはないの?」とおっしゃるので、がんばれ がんばれ もーりぐちー と、試合後にやってた 良くやった良くやった
 もーりぐちー と、コール。それにしても山田さんは元気だ。色黒いし(爆)。山田さんは子供のころからプロに入りたくて、指名された時は大変うれしかったとのこと。その後の競争の厳しさ、一軍に残ることの厳しさを離されていた。森口さんは、近大時代に一番熱心だったのが広島だったが、一位で北別府さんが指名され、「あれ?」という感じだったが、1位で南海に指名されて入団を決意。2位以下ならば、大昭和製紙にお世話になるつもりだったとのこと。南海のイメージは、藤原さんがおられる、という感じだったが、地元なので気合いが入ったとのことだった。

 浜寺公園で折り返したあとも、山田さんオンステージ。メガフォンもマイクも不要。大和川駅では5歳くらいの子が南海のユニフォームを着て父親と一緒に南海の旗を振っている。

 再び安孫子でトイレ休憩。さて、ある意味、オンステージの真打、おなじみ?河埜さんと近田豊年さん@美人の奥さん付 が登場。河埜さんはマイクが不要というよりは、地声でも電車の騒音に勝ってるし。緑友会のおかげか、場馴れしてるし。何か良く分からないが、次は高野山に行く4両編成の列車でやるらしい(笑)。小生は2週間くらい前に申し込んだが、すでに満員ギリギリだったので、そのくらい参加しそうだ。司会はここではとてもいけない表現で河埜さんを誉めるてるし。近田さんは両手投げのグローブを回覧。うむむ、手にする機会が来るとは。

 祝電が入る。藤原満さん、左殺しの秀樹(高柳さん)、そして、川崎宗則。さすが、宗りん。

 さて。皆さん言われるのは、南海の流れはホークスというチーム名と共に息づいているし、大阪にも一杯ファンがいて、大阪ドームでは三塁側のほうが埋まっているくらいだし、ホークスをいつまでも応援して欲しいということだった。

 電車から降りて、何故か今宮戎から難波まで電車に乗って球場跡へ。約100人で場所を占拠、記念撮影。歩きながら近田さんとお話。BCリーグの試験を受けられたことに感激したことを伝えた。今でも関電のクラブチームでエースとのこと。自分を控えにする若手が出て来ないといけないなあ、とおっしゃってた。あと、社会人もかなり大変みたいだ。

 河埜さんには独立で3年指導に当たって下さったことのお礼を言う。もっとやりたいようであったが、次の御縁はどこかなあ。

 ビールはほどほどに(サントリーさん、ごめん)、話に結構聞き入ったつもりだったが、意外と覚えていないなあ。残念。ま、ボチボチ、思い出したら追記しよう。

コメント (2)
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それってマルクス恐慌論に近いかも?

2011-01-20 08:15:00 | 読書
『デフレの正体』(藻谷浩介著、角川Oneテーマ21)のp174より抜粋。


 最も希少な資源が労働でも貨幣でも生産物でもなく実は消費のための時間である、というこの新たな世界における経済学は、従来のような「等価交換が即時成立することを前提とした無時間モデル」の世界を脱することを求められています。我こそは経済学を究めん、と思っている方。ぜひこの「時間の経済学」を考え直し、そして、国民総時間の減少という制約を日本は乗り越えられるのか、という私の問いに答えを出してください。


 上の提起についてだが、マルクス恐慌論というか、循環論は、生産過程、流通過程という二つの切り口を絡めながら論じられている。最近、左翼思想界隈では搾取論ではなく、搾取から疎外されている層こそが著しい貧困に陥ることが指摘されている。ってか、それこそが問題なのだろう、と。

 ありもしないナッシュ均衡(資本主義を揺るがす技術革新を直接は取り扱えない)とか、三面等価(時間遅れ、資産の劣化を取り扱えない)とかをこの本はばっさり斬る。この本の論理構造は、マルクス経済学に親和性が高いと思う。というのは、非常に大きな時間軸が導入されていて(人口増減)、「消費過程」とでも言うべき事象が日本経済のボトルネックになっていることを明らかにしており、それらはマルクス流の論理展開(あちらは究極には革命論だが)に近いように見えるからだ。

 あと。付加価値ってのはc,v,mのうちの、v+m+c1(c=c1(地域から購入)+c2)と言う風に思いながら読んだら、結構理解できた。マルクス好きにはお勧めの本である。

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久々に爆笑的観察対象!

2011-01-18 22:16:00 | よしなしごと
http://www.youtube.com/watch?v=GqJSU4v4VHA

ま、偽史満開の平和なニッャ唐ニいうことで。

全世界の共産趣味者は爆笑的に観察せよ!

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