TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

44686km

2019-02-24 23:59:00 | クルマ
44686km、通算燃費16.1km/L

ちょっとドライブしただけで、距離が伸びているように感じるw

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44532km

2019-02-17 23:59:00 | クルマ
44532km、通算燃費16.1km/L

招福の湯にいくくらいなら、燃費は悪いなあ。
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読書メモ:『哲学・宗教の授業』

2019-02-12 08:42:00 | 読書
 『世界のエリートが学んでいる 哲学・宗教の授業』(佐藤優著、(聞き手:小峯隆生、PHP)

 日本の大学にはエリート教育は総体として存在しない。一般教養や専門課程で断片的にはあるが、総体としては存在しない。小生はGHQの教育改革の結果だと思っているーーというのは、日本の属国化のために日本独特のエリート教育は邪魔になるからーー。

 それはともかく。欧米ではエリート教育が存在する。自分で判断し、行動し、主体的に事態を引き受ける覚悟を受け入れるのがエリート。そのためには深い教養がなくてはならない。その教養は哲学と宗教の素養がなくては理解できない。そして哲学と宗教は彼らの共通語であり、それはキリスト教、ユダヤ教、ギリシャ哲学などに由来する。それは家庭、社会を背景に、学校では洗練された形で教えられる。

 というのは、小生が以前から知っていること。この本はその「洗練された形」を示していると思う。なんだかんだ言って、アジア諸国ではなく欧米が世界を支配出来る原理をこの本から感じることが出来れば、と、思う。読むべきたった一つの講を挙げるとすれば「第13講 バチカンの世界戦略」である。彼らが数百年、いや、千年単位で世界を認識し、変えようとしているーー勿論この科学による変化の激しい社会で可能かどうかは分からないがーーことは知っておいていいだろう。
 というわけで、いつもどおり面白いと思ったことを。

・ファシズムは国民に(本来)優しい。
・マッカーシーが「私の手元には、アメリカの国務省にいる共産党のリストがある」と言ったが、そんなリストはなかった。反共はアメリカをイデオロギーの国家にしてしまった。
・マッカーシーは敵と味方を作り、権力を獲得する。当時の橋下も同じ手法。本質はニヒリストのトリックスター。
・「ピンャCントで何人かの専門家たちを掴んでネットワークを作れば、権力を獲得できる」(マラパルテの法則)。レーニンの職業敵革命家の党も確かにそういうものだ。マラパルテには『クーデターの技術』という著作がある。
・ャsュリズムは国内向けには許されるが、世界を相手にやると戦争になる。マッカーサーはそれで危険と思われ排除された。橋下が国政を握れないと予想されるのは同じ原理。

・神学も実学。学問は実学。哲学が根付いているのは日常語が哲学用語になるドイツのみ。主体と客体の分離。言葉:ギリシャ的、心:ヘブライ(ユダヤ)的、力:近代的、行為:現代的。4つの真理へのアプローチ方法。田辺元の『哲学入門』。ロゴスには人を動かし、殺す力がある。

・シーア派の中に一二イマーム派があり、その一部に「この世の終わりには世界最終戦争が勃発してハルマゲドンになると考える人たちがい」て、その一人がイランのアフマディーネジャード元大統領。だから、イランがイスラエルに核ミサイルを撃ち込むと一二代目イマームが救済してくれるという神話に基づく可能性がある。
・イランへの対抗からサウジが核を持てば、核拡散が起こる。
・クリティークは本来、批評で、「意見の付加」くらいのニュアンス。日本の論壇は「阿呆の画廊」(by ヘーゲル)か「神々の争い」になっていて、論壇として機能していない。
・「ある」と「あると思う」は違う。

・中国では虹は不吉。
・著者の言う廣松の物象化の解釈は違うと思う。単なる関係性ではなく、モノとモノの関係(物質のみならず、共同主観によって作られるモノも含む;要は人間不在)に置き換わることを言うんだと理解している。それを可能にするのが疎外なんだと思う。
・インドではカーストの異なる人の排泄物が混合することを嫌がるので公衆トイレは作れない。

・近代理性主義は第一次世界大戦で疑問に付されたのは有名で、そこから存在論が盛り上がった。中心はドイツ。
・第二次世界大戦でアメリカが勝利し、その疑問は吹っ飛び、啓蒙主義的な時代に逆戻りした。が、それも行き詰まった。
・アメリカにもソ連にも世界史がなかった。勿論日本にもない。
・ドイツには「歴史」という言葉が2つある。ヒストリエ;記述史、ゲジヒテ;出来事史。ゲジヒテは複数存在しうる。近代の歴史はゲジヒテ。

・夏目漱石の「三四郎」が名古屋で下車したのは朝日新聞の宣伝のため。通時性:対象の時間的、歴史的な変化を追う。共時性:共通の時間における変化や差異に注目する。
・感性のアンテナの張り巡らせ方で違うモノの見方が出来る。『認識と関心』(ハーバーマス)
・反抗こそが人類に変化をもたらす。
・人間は自分の論理で理解できることと出来ないことの境界に触れた時に笑う。『笑い』(ベルクソン) 笑いと怒りを自己分析する哲学的訓練がセルフコントロールに繋がる。

・「平成の龍馬」などという言い方は時代の閉塞感による「いま」の投影。江戸ブームとAKB48が象徴。
・ナチズム:「血と土」の神話。アーリア人の優秀性。健康オタク。民衆は総統のもの。働けなくなれば死ね。
・レーニンに激賞されたムッソリーニは、マルクス主義は性善説だとして退けた。怠ける奴は怠ける、と。「仲間を束ねる」。血はどうでもいい。国家に忠誠を誓うかどうかが「仲間」の基準。女性の社会進出を是とする。その上で、国家の生存競争で危機感をもたせる。それがファシズムならば、現在の世界はファッショ化していると言える。

・東洋のオントロジー(存在論)はインドから。仏教は無神論だが、目に見えない業(サットヴァ・カルマン)が自然界に先行する。自然界は我々の宇宙以外にもあると考える。(「阿毘達磨倶舎論」)
・始まりは「微風」。それが複雑怪奇に色々なものを作った。考えたのはヴァスバンドゥ。誰もついていけなくなり、大乗仏教が生まれたらしい。よくわからん。
・十億年くらいの単位でものを考えるインド人の世界観からすれば、現在は破滅の期間らしい。末法の世よりもとても長いスパンで物事を考えるインド人。

・ヤンキーが「愛国」を叫んで当選すると、クラスの優等生をアゴで使える。ナショナリズムはエリート階層に上る一番の近道である。
・近代民主主義が正常に機能するには「お気持ち」ではなく、専門家の判断に基づかなければならない。それがそうなっていないのは、専門家が大衆に対して背信したから(原発など)。
・ナショナリズム:原初主義(古代から継承されていると考える)、近代主義(民族:想像の政治的共同体(ベネディクト・アンダーソン)に基づく)。近代主義者は前近代においては「民族」「国民」は分断されていたと考える。
・感覚的には原初主義がしっくり来るが、学術研究では近代主義に分がある。それらの主張を包括的に考えているのがアントニー・D・スミスの視座。『ネイションとエスニシティ』。状況によって一つの民族になったり、ならなかったり。(沖縄問題を考えると良いかもね。)
・道具主義:概念、理論は、道具である。(ジョン・デューイ)
・支配階層がエリートとして国民国家を支配するためのイデオロギーがナショナリズムで、それがネイションに先行する。
・ナショナリズムは暴走すると誰も止められない。

・駐⊥竭閧ヘ韓国人にとっては「恒真命題」であり、トートロジー。外部からは証明不可能だが、韓国人にとっては自明。駐№アそが韓国の国体。(因みに北朝鮮では金一族が国体。)韓国にとって駐№ヘ単なる領土問題ではなく、国づくりの神話である。
・1945.8.15のとき、朝鮮人は日本の敗戦を悲しんでいた。8.17で祖国解放を知り喜んだ。8.15で喜んだというのは後付。
・終戦直後には駐№ヘ問題ではなかった。李承晩の主権宣言から問題となった。
・ケインズは後期ヴィトゲンシュタインの影響を受けている。経済を数字で表現するとこぼれ落ちるものがあるのでほとんど数式を使わなかった。
・言語哲学は、そこで語られることを母語とする者でしか本質的に理解できない。
・お金という物神は「ありてあるもの」というトートロジーの感覚で成り立っている。この物神崇拝=神話の構造は社会のあちこちにある。
・知識人は物神崇拝に対して本気になってはいけない。(対象化・相対化する視座を持ち続けること)

・信頼は時間が作ると言える。
・信頼関係があれば、嘘があっても理由があることだと考えてもらえる。
・信頼の形は色々とある。それなしでは高度に入り組んだ複雑な社会を維持することは出来ない。(ニコラス・ルーマン『信頼ーー社会的な複雑性の縮減メカニズム』)
・新自由主義は社会を賭博場に変え、「The winner takes it all」となる。そこでは信頼は醸成出来ない。韓国はそんな社会になった。
・信頼を築くには、嘘の背景を考える度量が必要。

・バチカンのトップは「ローマ教皇」である。教皇には不可謬性がある。決定は精霊の導きに基づくものであり、正しく決して誤りえないとされる。でも時代とともに世俗の価値観は変わる。そこで「謬説表」が登場。但し書きのリストみたいなもので世俗と妥協。
・とはいえ、訓練を受けていない人は勝手に聖書を読んではいけない(教会の導きが必要)とカトリックと正教会は考える。
 (密教と顕教のある仏教に似たものがある。プロテスタントは自由に読め、となる。)
・かつて教皇は三人いて、堕落していた。それを批判したヤン・フス(プラハ・カレル大学の学長)は聖書をラテン語からチェコ語に末オ、聖書の解釈を自分にも大衆にも解放、教会を批判。毒麦は火にくべろ、ローマ教皇は毒麦だ!
・フスはコンスタンツの教会に呼び出される。火炙りを警戒して「安導券」を得たがこう言われる。「約束はしたが、その約束を守るとまでは約束しなかった」。尋問では「聖書より伝統の方が重要だ」。フスはとろ火で火炙りに遭う。この考えが後のプロテスタントに繋がる。
・同様の主張はその100年前にオックスフォード大学のジョン・ウィクリフが唱えていて、フスの処刑後に教会がウィクリフの主張を調べたら筋が通っていた。そこで、悔い改めるのではなくウィクリフの遺体や骨を焼いて川に流した。
・フスの処刑後三人の教皇の問題行動を認め、解任。それから598年経て、久しぶりにベネディクト一六世が生前退位した。「高齢だから」退位したわけではない。

・1958年にヨハネス二三世が教皇に就任。第二バチカン公会議を開催し、史上初めて五大陸から参加。異教徒や共産主義者と対話する路線へと舵を切る。
・だが1978年のヨハネ・パウロ二世は共産主義を潰す方針を取る。理論的に支えたのがヨーゼフ・ラッツィンガー。
・今も「教理聖省」という異端審問所の後継はある。
・教皇の衰えは組織の衰えに直結するので生前退位があった。
・バチカンの世界戦略として、ジハードを批判している。世界戦略の第一段階は共産主義体制の崩壊で、それは成功。イスラム過激派の殲滅のためにバチカンは世界戦略を立てている。内部から封じ込めるために。そのためにユルゲン・ハーバーマスと対話した。
・イスラム穏健派を味方につけて、過激派を封じ込める。無神論も西洋のキリスト教の伝統から生まれていて、共通の価値観があるのでイスラムを封じ込める。数百年スパンで世界戦略を練るのがバチカン。恐らく中国共産主義に対しても。
・ヨーロッパはヘブライズム、ヘレニズム、ラティニズムが溶け合ったピューレ状の文化。corpus christianum。

・現場主義は得てして反知性主義に陥る。学校秀才の多かった民主党の反動としてのアベ政治(笑)。安倍政治はヤンキー政治である。
・ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は第二次世界大戦前はお互いに無関心だからエルサレムで平和共存していた。それを破壊したのが帝国主義の政策。多神教にも一神教にも寛容なものも不寛容なものがある。全ては神との関係で決まる社会は他人をとやかく言わないところがある。
・思想や宗教は近親憎悪のほうが難しい。「ホモウオシス」と「ホモイウオシス」。前者はイエスと神は同質と考え、後者は似ているだけと考える。381年の第一コンスタンティノャ潟X公会議で後者は排除された。

・第四代カリフであるアリーの子孫が真の後継者とするのがシーア派、代々のカリフを正統とするのがスンナ(スンニ)派。スンナ派は4つの学派に分かれ、その中のハンバリ派からほとんどの過激派が生まれている。祖先崇拝や聖者崇拝をせず、教えに純化している。だから、ビンラディンが聖者崇拝の対象になることはない。
・サウジでは、ぶどう酒はダメだけど、ウィスキーは良いらしい。そういうコーラン解釈w ロンドンの売春宿は「結婚斡旋所」w サウジ人は公務員と称して遊んで暮らし、労働はイエメン人やパキスタン人にやらせている。それに憤ったのがビンラディン。また異教徒のアメリカがメッカとメディナに駐留したのを屁理屈で承認したサウジ国家に激怒。
・アメリカ人は実質無神論者とビンラディンはみなす。アルカイーダとしてビンラディンは9・11テロを引き起こす。アメリカは反撃として関係者をほぼ皆殺しにした。ジハーディストにも頭の良い人はいる。彼らは「グローバル・ジハード論」を展開。本当に信頼できる者だけで、行動をする。組織を作らない。行動は自爆テロ。自由に繋がり、切断できるネットワーク型のテロ。
・歴史を遡ると、広域に交流していた中東を分断した西欧列強の帝国主義政策が諸悪の根源。

・人権の反対語は神権。人権は西欧の世界支配と共に世界の多くに広がり、制度としては代議制民主主義となった。だがアラブ世界は現在でも神権。民主主義とは馴染みが悪く、エジプトではアラブの春の結果生まれた政権がムスリム同胞団で民主主義に否定的な政権が生まれた。
・シリアの今の大統領のパパ・アサド大統領は、ムスリム同胞団を皆殺しにした。現代のアサド大統領はイギリスでリベラルな教育を受けていたが、父の後継者になったためにそんな考えを捨てた。北朝鮮の金正恩も同じ。
・アサド大統領はシリアで長年差別されていたアラウィ派。彼らが統治する側に回れたのはフランスの委任統治の影響。少数派を優遇して行政、警察、秘密警察をアラウィ派にやらせた。多数派に統治させると独立運動をするから。
・シリアの反体制派はならず者集団に過ぎない。略奪などやりたい放題。スンナ派であるサウジやカタールが支持。それに対抗してシーア派のヒズボラが参戦、シーア派に対抗してアルカイダ系が、というふうに大混乱。そこにつけ込んだのがIS。統治が不安定になり、隙が生じるとそこにつけ込む勢力が出るのは世の倣い。しばらく戦国時代となるだろう。

・内村鑑三は札幌農学校の寮生によって半ば強制的にキリスト教徒にされる。武士の出なので抵抗感があった。が、押し付けてきた先輩たちが社会主義者や役人になるのに対し、生涯信仰を持ち続けた。強い抑圧ゆえに受け入れたものは、自発的に選択したものと違い簡単には捨てられない。高次で武士道に回帰していたというのが柄谷行人の見立て。
・憲法9条を日本人が捨てられない理路もこれで説明できる。アメリカという圧涛I強者によって押し付けられたからである。また、抑圧された「徳川の平和」への高次の回帰とも読み取れる。憲法改正を訴える側も無意識でこれらの抑圧を受けている。
・神学はアナロジーを重視するが、理系でも理学部は特に重視する。イギリス実証主義とは違う伝統が自然科学にもある。ドイツ由来の。


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44480km

2019-02-10 23:59:00 | クルマ
44480km、通算燃費16.2km/L

寒暖差があったり、雨の日が何回もあったり。不安定だね。
そういや、大阪湾にイルカが南海も北上して来たらしい。
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44393km

2019-02-03 23:59:00 | ノンジャンル
44393km、通算燃費16.2km/L

ここのところ寒暖差が激しい。

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