最近年に数えるほどしか見に行けなくなっている四国アイランドリーグ。昨日は徳島と愛媛の試合を見た。投げた投手のうち、徳島は4人、愛媛は2人、150キロを超えた。あぐりあなんは、記憶ではやや厳しめだ。始球式で37歳の現役アマの野球選手が投げた。多分内野手。でも、肩は強そう。それが106キロだったが、見た印象は110くらいかな、と。
さて、試合が始まると徳島の先発投手は150キロだったが、とにかくスライダーがNPB一軍レベル。こういうレベルが続々と集まるチームになった。また、野手も寺岡は素晴らしい。見送りかな?と思った瞬間、凄まじいスイングでセンター前にはじき返したのが忘れられない。相変わらず柏木は良いセンスを見せているし。愛媛では、浅井の存在感とスイングだな。また、矢野捕手も強肩もさることながら、取ってからが速く、寺岡を刺した。
徳島の最後の宮路投手の球威も素晴らしかったが、圧倒的だったのは愛媛の廣澤。155キロ。ド迫力。これは本指名だろう。肉体的素質だけなら、社会人チームよりも両チームとも上な選手が集まっているのではないか。
ただ、10年前よりも確かにレベルアップはしているが、野球の躾けという点では退化しているのかも知れない。大体、夏の終わりともなれば、チームがこなれてきてミス合戦がなくなるのが独立リーグなんだが、細かいところで満足いかないプレーが両チームとも見られた。徳島のほうが少なかったから、徳島が勝ったという感じである。
NPBへの登竜門としては十分なレベルにはなっているが、観客は少ないなあ・・・。勿体ない。