TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

右向いて左向いてバイチャバイチャ!

2024-03-08 21:13:10 | よしなしごと

今日は実家の用事の予備(謎)のために、有給休暇を取っていた。乗り鉄しながら読書していたら、携帯のxにとてもショックな記事が。「鳥山明さん、死去」。

 

おいおいおい、確か俺より一回り上だったはずだから、70歳なってないぞ? 最近漫画家の訃報が多いなあ。

 

鳥山明さんと言えば、僕にとっては何はさておきDr.スランプあられちゃん。記録を見ると、アニメは高校1年の春に始まっている。とても面白かったが、思春期の終わりだったためか「子供向けだな」と感じた。なので、余りアニメは見なかったかな。週刊少年ジャンプは桃谷で土曜日に入手して、そちらは読んでいた。この番組の後が、高橋留美子さんの「うる星やつら」。こちらはやや高学年向け。今ならばどちらもスラップスティックギャグに分類されるんだろうか。でも、作風が全然違ったなあ。るーみっくわーるどは、やや大人向けで、僕らの世代のドストライク。これは、受験勉強の合間に結構見ていたと思う。

 

アラレちゃんでは則巻先生が好きで、科学の世界に飛び込むことを決めていたので、ああいう面白い発明ができるようになりたいと思っていた。でも、実際は、ドクターマシリトに近い気がする(汗。凄まじいポテンシャルと顕現する能力のキャラ達の織り成すギャグ。当時の「エロ」は、山吹みどり先生的なものだった。アカネちゃんは子ども扱いw そういう時代だったのだ。あと、にこちゃん大王が好きだったな。ところで、連載は過酷を極めて終わったと聞いた。

 

その後、ギャグマンガとして連載が始まったはずなのが「ドラゴンボール」。おいおいおい、ドクタースランプをその方向で超えられるのか? 日本的情緒とアメコミ風のギャグ。とても心配した。だが、ギャグは中華風に味付けを変えていて、でも先端技術はアメリカ風(なのか?)で、良い意味で無国籍な作品であり、また、ギャグから徐々に戦闘にシフトしていった。それは、同時代のキン肉マンと同じだ。これが日本のみならず、世界に受けて、「ドラゴンボール」は世界で最も売れた(当時)漫画となった。

 

初老のおっさんなので、少年期の終わりの、この時代の漫画と漫画家たちのことを思い出す。平松伸二先生のブラックエンジェルス、こち亀、シェイプアップ乱、キックオフ(笑)、キャプテン翼、ひばり君・・・。この作者たちの訃報に寄せるコメントで一番共感したのは、ゆでたまごの島田先生かなあ。仲が良かったけど、アニメで先をこされて?嫉妬から嫌いになった、と率直にツイートされていた。ジャンプシステムの競争は凄いからなあ。

 

一昨日は侍ジャパンを初めて生で見て、紅林の登場曲が「ワイワイワールド(アラレちゃんのオープニング)」を今年も使っていて、スタンドの笑いを取っていた。

 

作品は永遠に残ると思う。神龍に先生の生き返りをお願いしても、「それは無理だ」と言うだろう。いつぞや本を書いたとき、「ジャンプが大丈夫なら、日本は大丈夫」と書いたとき、念頭に置いていたのがドラゴンボールだった。だから、このブログ記事も書いた。寂しいなあ。

コメント
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