TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

人情社会主義

2005-03-27 20:13:24 | 幻論
で、マルクス主義の一旦の敗北を考えてみる。搾取~疎外~市場の無政府性に対して、マルクスは自由な人間の自由な諸連合を提起し、エンゲルスらにより(そしてそれは恐らく他の社会主義者の潮流の影響により)理性主義的な計画経済への希望へと転化した。

市場は一旦、金のあるものの勝ち、自由な競争は金持ちの独占へ転化した。(帝国主義的段階)今の資本主義も、大金持ちの顔は少しずつ入れ替わりながらも、基本的にはそういう状況が続いている。その危うさは多くの社会主義者の指摘するとおり。大金持ちの実質的な独裁が続いていると小生は考える。あるのは、首のスゲカエという名の政権交替に過ぎない。替えはいくらでもおるんやでぇ~。

さて、そういう段階を乗り越えたはずの「社会主義国家」はどうか。共産主義者を自称する官僚独裁に過ぎない。共産主義は出世の道具ですかそうですか。その下で、庶民は政治や経済の権限から疎外されているさまは、西側諸国と変わらない。

いずれにせよ、自由であれ、協働であれ、それは有名無実化し、疎外を再生産している。そのもとで、人間性は抑圧され、歪められ、そして歪められたままでしか生きていけない仕組みとなっている。

注目すべきは社会主義国家である。資本主義がダメなのは、資本主義社会に生きる我々は良く知っている。だけど、社会主義国家が更にダメなのも知っている。一応、ソ連にせよ中国にせよ、マルクス主義にしたがって建国され、建設されたことになっている。だけど、大事なことを忘れているとしか思えない。確かに、マルクス主義の中の科学という側面をこれらマルクス主義者は強調する。だけど、「人間の根元はやはり人間自身である」という、ラディカルなマルクスは?イタリアで釣りをして「ドリン、ドリン!」と命の躍動に笑いをこらえ切れなかったレーニンは? 彼らは、科学を突き抜けたものを掴もう、<いのち>の躍動を阻害するものを憎み、変えようとしたのではなかったのか? 「花は美しい、だが、花を見る眼を涙で曇らせるものは?」形式に安住してはならない。

そこで、小生が求める社会主義ってものを、科学の化粧の下にあるものを抉出しようとする衝動、人間のいのちそのもの、人間をささえるいのちそのものを捉えるものとして、「人情社会主義」と名づけることにする。


だから、国家と革命が最高の書物だと思うわけです。
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内野は大変だ

2005-03-27 19:43:45 | 野球
非常事態でファーストをする。しかし、難しい。軟式ではバント安打狙いは日常茶飯事なので、ャWショニングが大変。やってくるか、こないかの判断をして位置を変えなければならない。

送球が逸れ気味のとき、ベースに張り付くか、離れるかを瞬時に判断しなくてはならない。

外野からの送球を、カットするか、スルーするか、キャッチャーの指示がなくても判断しなくてはならない。

打球をセカンドや投手に任せるか、自分が行かなくてはならないか、判断しなくてはならない。

以上のことが1試合であって、疲れました。
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(無題)

2005-03-26 22:21:58 | 幻論
宗教、哲学、思想などなどに関する、人間一般に関する脱線文章を書いてみるためのカテゴリーを作る。

鬼薔薇さんの社会主義への確信に衝撃を受ける(笑)。思えば、小生が子供の頃は漠然と社会主義は人類の未来と信じ込んでいた。その社会主義はソ連型でも中国型でもなく(勿論、これらの国をはじめとする既存社会主義がダメであろうことは伝えられていた)、非常に漠然とだが。

社会主義云々は別としても、科学技術の弊害が見えて来たにせよ、科学が未来を明るいものにしていた。そういう時代にあって、小生は自然科学者を志し、企業に籍を置く形とは言え夢を実現した。いずれにせよ、多くの子供たちにあっては未来は明るいものであった。それ以前の戦後世代にとってはもっと明るいものであったろう。

親の代は戦争の時代、だけど子供たちにとってはお国の役に立てることこそが、未来であり、明るいものであったことは父親から聞いているし、有名どころでは不破哲三さんが上坂冬子さんとの対談で同じことを述べていた。そこの人、取り合わせで笑わないように。大正、明治でも、苦労は多かったろうが、時代の雰囲気として未来は掴まえるもの、掴まえられるものという希望があったと思う。

今の子供たちは可愛そうだ。成熟の時代はそういうものと歴史学者は言うけど、未来は基本的に明るくない。こういうのは、日本で言えば未曾有の事態かも知れない。(江戸以前は知らん。浅学。)


大人と言われる歳にあって、80年代青春世代特有の冷笑的、先に見えてしまう否定的事象を先取りしたような文章、(理論的)間違いではないにせよ、若者やませた子供が見る可能性のあるサイトで書くのは、やっぱりいけないと思った。

社会主義……再建したろやないかい!少しでも。非力でも。勿論、マルクス=レーニン主義ちゃうよん。小生の脳内仰山思想のキモの一つとして。
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はまんどのあっさりって……

2005-03-26 20:24:23 | ノンジャンル
香川県三野町にある有名なラーメン屋、はまんどに行ってきました。

あっさり味を頼んだのですが、油がまったくないので香りが直接脳髄にまで響きます。妻はあっさりに背油を振り鰍ッたラーメンを食べていたので、少しもらったのですが、油があるほうがマイルドになりあっさりしていました。

ちなみにここ、あるTV番組で日本一おいしいと紹介されていましたが、かなりの高レベルであることは間違いありません。

「香水つけた人お断り」とか、佐野なことが書いてありましたが、愛想の良い店員ですので緊張する必要もありません。
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ツーアウトからのバスターバッティングって、どうよ?

2005-03-26 10:26:22 | 野球
四国一の進学校、高松高校が甲子園に出ているので試合を見ています。

ピッチャーはなかなか緩急を使ってうまいピッチングをしていていいのですが、打つほうが気になります。

というのは、ランナーが出たらツーアウトからでもバスターバッティングをしているからです。

バスターは確かにミートしやすいのですが、よほど遅い球でないと引っ張ることが出来ないし、第一スウィングが遅くなりますので、打球に力が出ないのでヒットの確率が下がります。

それから、こればっかりやっていると変なクセがつきます。

得点するにはヒット3本連ねるというのは苦しいわけで、バントとか盗塁とか長打を絡めなければ得点は増えません。特に、現代野球では長打の威力は大きいです。

監督さんやコーチは、四国一の進学校ゆえに、非力な打者ばかりと思い込んでこんな指導をしていると思われますが、見たところスウィングの鋭い打者もいますし、夏までには止めて欲しいです。

おまけ。某国立大学に元プロ野球のコーチ(逝去時に新聞に名前が出ていたくらいの人)がやってきて、「お前ら非力だろうから、バットを二握り余して振れ」と指導されました。すると、大阪の田淵二世と言われ、プロのスカウトも注目していたブーマー君(仮名)という、希代の長距離打者の素質を持った人の飛距離が、入部時の130mから、60mまで減りました。ついでに、オゲダオゲヲ(仮名)は、そんな指導にもかかわらず、背筋210kgのオゲ力を武器に、リーグの本塁打新記録を樹立しました。

オリエンタリズム粉砕!(←cf.サイード)
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