「テレビ」と「平和」と「憲法」のblog

元ワイドショープロデューサー仲築間 卓蔵(なかつくま・たくぞう)のブログ

あの時 ぼくは中学二年生だった

2009-08-06 18:26:06 | Weblog
 蒸し暑い日が続きますねえ。
 湿気が多いから、しょうがない。
 暑中お見舞い申し上げます。というより 季節的にはもう残暑なのですね。

 間もなく8月15日。太平洋戦争終結から64年の夏です。
 その時ぼくは大分中学の2年生だった。一級上は大分海軍工廠に動員されていて
アメリカ機の直撃をうけて何人かが殺された。
 ぼくらはスコップを担いで、近くの大分川の河川敷での勤労奉仕だった。3時になると味も何もないジャガイモが配られたものです。
 昼ごろ、近くの民家の庭に集められましたね。重大な放送があるというのです。天皇陛下がラジオで話すらしいのです。
 雑音が多くて聞き取りにくいものでしたが、「忍び難きを忍び・・・」というフレーズはわかりましたね。「忍び難きを忍んで」戦争を続けるのだと思っていたら
、どうやら戦争は終わったらしいのです。大人たちが泣く姿を見て、ぼくも泣きましたね。教師に反抗することはあっても、教育勅語で育った軍国少年だったのです。
 
 後になって、同世代の連中が、「これでやっと平和になったという実感を覚えた」と言っていましたが、ぼくにはそんな実感はありませんでしたよ。あのときそんな実感をもった連中は偉いと思いましたね。そんな連中は、「今」をどう見ているのでしょうかね。訊いてみたい。
 あの時の空は青かった。それは事実です。

 8月15日は、今年も「九条かながわの会」の一員として横浜駅前(西口)でビラ配布をやりながら、再び日本を戦争ができる国にさせないために、憲法九条を守り、生かしていこうよという宣伝をやります。11時からです。64年前、「やっと平和になった」と実感したみなさん、まだその気があったら何分でも参加してくれませんか。

 昼の宣伝行動のあとは、桜木町駅前の社会福祉センター8階・AB会議室で「九条かながわの会」交流会です。
 今回は、11月11日に予定している(県民ホール、2500人収容)イベントについての意見交換ですが、桂敬一さん(元東大教授、マスコミ九条の会呼びかけ人)の講演つきです。
 演題は『横浜開港150年と総選挙――そのとき歴史をどう動かすか――』です。
 ことしの11月29日からはじまるNHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』のことやNHKについても触れてくれます。
 いま、NHKをめぐっていろんな事態が進行しているだけに、タイムリーな話になると思います。
 開場は14時
 開会は14時30分 
 桂さんの話を聞くだけでもいいですよ。
 資料代は300円です。そこのところはよろしくです。

 わたしたちは、いま、かつてない局面に立っています。ぼくの座右の銘の一つ「六日のあやめ 十日の菊」(一日遅れたら意味がないという意味です)じゃないけれど、あのときああしていれば・・・などと後悔したくないじゃありませんか。

 「いまこそ九条」と思われている方、「NHKのことを知りたい」と思っている方、暑い最中ですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 8月15日(土)14時開場、14時30分開会。
 場所は 横浜櫻木町駅前の社会福祉センター8階 AB会議室です。

 お待ちしています。