雨の８月１５日

今日は、１９４５年（昭和２０年）８月１５日正午に、昭和天皇がラジオ放送で戦争終結を全国民に発表してから７８年目になる。
７８年前の今日は、猛烈に暑い日だったというが、当地、今日は、台風７号の影響で、豪雨と薄日を繰り返す、不安定な天気になっている。
日本政府は、「８月１５日」を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とし、毎年、全国戦没者追悼式を、日本武道館で開催しているが、昨年までは、新型コロナウイルス感染防止規模を縮小しており、今年はまた、台風７号の影響で、コロナ禍前と比べて半分に縮小して、実施されるようだ。
一般的には　「８月１５日」＝「終戦記念日」あるいは「終戦の日」と称されているが、第二次世界大戦（太平洋戦争・大東亜戦争）が終結した日には、諸説有るという。
昭和２０年８月１４日・・日本政府が　ボツダム宣言を受託し、連合国各国に通告した日、
昭和２０年８月１５日・・昭和天皇が　玉音放送で　日本が降伏したことを全国民に公表した日、
昭和２０年９月２日・・日本政府が　ボツダム宣言の履行等を定めた降伏文書（休戦協定）に調印した日、
昭和２７年４月２８日・・サンフランシスコ平和条約の発効により、国際法上、連合国各国と日本の戦争状態が終結した日（日本が完全に独立を回復した日）、

７８年の歳月、その間、日本は生まれ変わり、憲法の下、二度と戦争を起こさない、加担しない時代が続き、その中で育ち、昭和から平成、令和時代を生きている我々だが、賢明なはずの人間も、歴史的にみれば、愚かな過ちを繰り返す動物。今の世界の情勢は、その過ちを犯す縁に有るようにも思え、憂いが募る。次第に戦争体験者が少なくなり、戦争を知らない世代が主流になっている現代、ロシア、ウクライナのみならず、一発の銃声から取り返しの付かない大戦争になることも有り、狂人に核のボタンを押されたら最後、今が、世界の人間の踏ん張りどころではないかとも思う。

（ネットから拝借画像）