草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

「冬休み実力30題」の製作にとりかかる

2014年10月02日 12時38分29秒 | 
 2月9日の衝撃は今も深くわたしの心に傷を遺している。そうだ、あのとき、「都立駒場だけは絶対に合格させる」と心に誓ってわたしのなしうる全ての手を尽くした。あの当時いつも塾が終わって帰る夜道がとても悲しく涙が溢れてしようがなかった。あのときからわたしは心に誓った。子どもたちを今あるわたしの最高の力で導くのだと。それから思い詰めたように次から次にとレジュメを執筆してきた。そのレジュメも大変な量に達して、わたしはようやく充実した気分でこの10月を迎えることとなった。
 これまでの竹の会のレジュメをこなしてきた子にはもはやいつ本番がきても準備はできている。10月の声を聞くとわたしは「解き直しだ。解き直ししかない」とはたと気がついた。いやこれからも受検直前までは珠玉の名作は作り続ける、それは変わりないことだ。ただ「解き直し」だ、「解き直し」が7回完成しなければまだわたしの指導は完成していないと思い詰めている。
 そうすると今度は冬の10日間のことが急に心配になってきた。あの10日間でわたしは合格を固めなければならない、そう思うと居ても立ってもいられなくなった。冬は「実力30題」で鍛えること、「勝導」は最低でも10回は訓練すること、これは絶対だと思っている。
 そうなるといい加減な問題ではだめだ。手応えのある、思考の底をえぐる良問を用意しなければだめだ、そう思った。そうなるとこれから準備、つまり執筆に入らなければ確実に間に合わない。
 1題作るのにどれだけ時間のかかることか。問題のネタを過去問集から探すのが一仕事、見つけたらまずとにかく解かなければならない。これは時には時間がかかる。わたしが実際に解いてどれだけ時間がかかるか、どれだけ難しいか、問題として適当か、すべてを判断しなければならない。とにかく解いて原稿の素案ができたら、次はパソコンで仕上げる。解説はかなり詳しいものを書く。これでようやく1題が完成する。これを30題も用意するとなると、しかも通常の指導の準備のための時間が空いたときだけしか作れないのだから、かなり過酷な作業となろう。しかし、これもやりぬく。そう覚悟している。子どもたちが真剣に竹の会を信頼してやっている、やってくる、そうであればここはやり抜くしかないでしょ。
 
 ところで、今竹の会でいろいろあるレジュメの最先端を走っている子は何回目をやっているのか、そのことを開示しておきます。
 自分のレジュメ「積み残し」がどの程度か知ってほしいと思います。
 また、わたしがそれほど苦労して時間をかけて作ったレジュメですから、1通を先送りして、それが蓄積されていけば、もはや取り返しのつかない差になっているということも知っておいてください。
 1枚を「解く」ほうもそれなりの時間がかかるということです。
 
◎現在小6に配布しているレジュメ
  1 「新推論算数第30回」
  2 「算数クリア」第125回以上
  3 「理科クリア」
  4 「社会クリア」
  5 「日本国勢図絵」
  6 「資料を読み解く」
  7 「勝導」
  8 「新読解演習」第23回
  9 「読解百選」第19回
  10 「作文の基本」
  11 「作文」第44回
  12 「作文第2集」第7回
  13 「ようなもの」第7回
  14 「四字熟語」第140回
  15 「桜修館の作文」第30回
  16 「パズルで鍛える思考」第4回
  17 「教養のための理科」課題82回
  18 「DO科学」 
  19 「天声人語」
  ※回数については後で記載します。
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