ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

海外の試合結果

2006年08月07日 | 海外試合(世界タイトル)
4日、IBF世界ライト・フライ級王者のウリセス・ソリス(メキシコ)は、
同国人のオマール・サラドと引き分けて2度目の防衛に成功。


5日、WBO世界フライ級王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)は
指名挑戦者レクソン・フローレス(フィリピン)を地元に迎え、
大差判定勝ちで8度目の防衛に成功。

フライ級は強豪揃いだ。WBA王者がテクニシャンのロレンソ・パーラ
WBC王者が15度防衛中のポンサクレック・ウォンジョンカム
IBF王者が強打のビック・ダルチニアン


同じく5日、アメリカ・ネバダ州でマルケス兄弟が揃って登場。
兄のファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)はWBO世界フェザー級の
暫定王座決定戦に出場し、テルドサック・ジャンデーン(タイ)に
7ラウンドTKO勝ち。暫定とはいえ久しぶりに王座を獲得した。

弟のラファエル・マルケスは、サイレンス・マブサ(南ア)と再戦し、
9ラウンド終了TKO勝ちでIBF世界バンタム級王座7度目の防衛。
バンタム級もこのラファエルを筆頭に、WBC王者の長谷川穂積
WBA王者のウラジミール・シドレンコ、WBO王者のジョニー・
ゴンサレス
と、錚々たる顔ぶれだ。ただ、マルケスは減量苦のためか
今回の防衛戦を最後に王座を返上する意向を表明している。


世界戦ではないが、ちょっと気になった試合を。

冒頭のソリスの世界戦と同じ興行で、元WBC世界ミニマム級王者の
ホセ・アントニオ・アギーレ(メキシコ)が、最終回にダウンしながら
判定勝ちでIBFのライト・フライ級ラテン王座を獲得。3連敗中だった
アギーレだが、これをきっかけに再浮上できるだろうか。

元世界王者同士の激突は、バーノン・フォレスト(アメリカ)が
アイク・クォーティ
(ガーナ)に判定勝ち。リカルド・マヨルガ
連敗した後ブランクを作っていたフォレストだが、これで再起3連勝。

日本でもその強さを見せつけた元WBA世界フェザー級王者の
フレディ・ノーウッドが、再起第2戦に判定勝ち。2000年9月に
デリック・ゲイナーに王座を奪われて以来、約6年振りにカムバック
したのが今年6月。もう36歳、失われた時間が惜しまれる。