僕が勝手にそう呼んでいるだけだが、名古屋は今「ボクシング月間」である。
名古屋を代表する4つのジムが、一ヶ月の間にそれぞれ興業を行うのだ。
まずは今日(11月4日)、元世界王者の畑中清詞氏が創立した畑中ジムが、
東洋太平洋フライ級王者、中野博の4度目の防衛戦を行う。
周囲からは「世界」を期待されつつも、王座に就いてからはイマイチ
パッとしない試合が続いている中野だけに、今回は勝つだけでなく、
その「内容」も問われる大事な一戦だ。
なお、セミファイナルでは同じく畑中ジムの期待の星、元日本スーパー・
フェザー級王者の杉田竜平のノンタイトル戦もある。こちらは相手が格下
なので、きっちりノックアウトして欲しいものだ。
少しおいて23日には、その畑中氏と薬師寺保栄氏を世界王者に育てた老舗、
松田ジムの大塚陽介が、空位の東洋太平洋ライト級王座決定戦に挑む。
本来一階級上のスーパー・ライト級で戦っていた選手なので、減量が
うまくいくかどうかは心配だが、充分に勝機はあると見る。
セミでは石原英康のノンタイトル戦や、菅原雅兼が何と世界ランカーで
過去に薬師寺とも対戦したことがあるクワテモク・ゴメスと戦うという
「冒険」カードもある。大金星に期待したい。
25日には、天熊丸木ジムの興業。世界挑戦に2度失敗して後がない
石井広三が、一階級下のバンタム級の世界ランカーで、世界挑戦経験もある
サオヒン・シリタイコンド-と、「世界ランカー3番勝負」の第1弾を行う。
石井はまだ世界ランクをキープしており、弱い選手を相手に試合を重ねる
方が無難なのだが、あえて危険を冒して世界ランカーと戦うというその
姿勢は大したものだし、実際に試合を組む会長も偉い。日本ではあまり
例のない事だ。ぜひ快勝して次につなげて欲しい。
また、この日は東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチとして、
一度引き分けている王者のレブ・サンティリャンに、渡辺博が再挑戦する。
前回は確かに善戦し、形の上では引き分けたが、あれは明らかに王者が
勝っていた試合だった。いわゆる「地元判定」の色が濃かったように思う。
今回は王者が実力差を見せて明確にKO勝ちするのか、あるいは渡辺が
前回の雪辱を果たすのか。予想はやはり王者有利だが・・・。
そして最後に、厳密には「ボクシング月間」11月からは外れるのだが、
12月1日に緑ジムが東洋太平洋ヘビー級タイトルマッチを行う。
ウガンダからやってきて現在は緑ジムに在籍する「輸入ボクサー」、
オケロ・ピーターの2度目の防衛戦だ。東洋太平洋王者であると共に
今はWBCの世界ランキングで29位のピーターだが、これに勝てばさらに
ランクが上がるだろう。技術はなかなかいいものを持っているのだが、
体力と精神面ではまだまだ世界のトップには及ばない。世界のヘビー級の
壁は色んな意味で厚いが、めげずに頑張って欲しい。
ピーターには失礼だが、実はこの日の興業でそれよりも関心があるのは、
元世界王者、戸高秀樹のエキシビジョン・マッチだ。昨年10月に王座を
追われ、目を痛めて長期休業していた戸が、ついに再始動するのだ。
エキシビジョンというのは公式試合ではなく、公開スパーリングに近い
ものだが、とにかく彼の勇姿が再び見れると思うととても嬉しい。
というわけでこの一ヶ月は、名古屋で実に4つの東洋太平洋タイトルマッチが
行われるのだ。そしてそれ以外にも気になる試合が目白押し。
僕はまだ一度しかボクシングを生で観たことはないのだが、出来れば
この内のどれか一つでも見に行きたいと思っている。
実を言うと最後の緑ジムの興業は、僕の家から車で10分くらいの会場で
行われるのだ。だから行くとしたらそこだな。戸高選手も見たいし・・・。
名古屋を代表する4つのジムが、一ヶ月の間にそれぞれ興業を行うのだ。
まずは今日(11月4日)、元世界王者の畑中清詞氏が創立した畑中ジムが、
東洋太平洋フライ級王者、中野博の4度目の防衛戦を行う。
周囲からは「世界」を期待されつつも、王座に就いてからはイマイチ
パッとしない試合が続いている中野だけに、今回は勝つだけでなく、
その「内容」も問われる大事な一戦だ。
なお、セミファイナルでは同じく畑中ジムの期待の星、元日本スーパー・
フェザー級王者の杉田竜平のノンタイトル戦もある。こちらは相手が格下
なので、きっちりノックアウトして欲しいものだ。
少しおいて23日には、その畑中氏と薬師寺保栄氏を世界王者に育てた老舗、
松田ジムの大塚陽介が、空位の東洋太平洋ライト級王座決定戦に挑む。
本来一階級上のスーパー・ライト級で戦っていた選手なので、減量が
うまくいくかどうかは心配だが、充分に勝機はあると見る。
セミでは石原英康のノンタイトル戦や、菅原雅兼が何と世界ランカーで
過去に薬師寺とも対戦したことがあるクワテモク・ゴメスと戦うという
「冒険」カードもある。大金星に期待したい。
25日には、天熊丸木ジムの興業。世界挑戦に2度失敗して後がない
石井広三が、一階級下のバンタム級の世界ランカーで、世界挑戦経験もある
サオヒン・シリタイコンド-と、「世界ランカー3番勝負」の第1弾を行う。
石井はまだ世界ランクをキープしており、弱い選手を相手に試合を重ねる
方が無難なのだが、あえて危険を冒して世界ランカーと戦うというその
姿勢は大したものだし、実際に試合を組む会長も偉い。日本ではあまり
例のない事だ。ぜひ快勝して次につなげて欲しい。
また、この日は東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチとして、
一度引き分けている王者のレブ・サンティリャンに、渡辺博が再挑戦する。
前回は確かに善戦し、形の上では引き分けたが、あれは明らかに王者が
勝っていた試合だった。いわゆる「地元判定」の色が濃かったように思う。
今回は王者が実力差を見せて明確にKO勝ちするのか、あるいは渡辺が
前回の雪辱を果たすのか。予想はやはり王者有利だが・・・。
そして最後に、厳密には「ボクシング月間」11月からは外れるのだが、
12月1日に緑ジムが東洋太平洋ヘビー級タイトルマッチを行う。
ウガンダからやってきて現在は緑ジムに在籍する「輸入ボクサー」、
オケロ・ピーターの2度目の防衛戦だ。東洋太平洋王者であると共に
今はWBCの世界ランキングで29位のピーターだが、これに勝てばさらに
ランクが上がるだろう。技術はなかなかいいものを持っているのだが、
体力と精神面ではまだまだ世界のトップには及ばない。世界のヘビー級の
壁は色んな意味で厚いが、めげずに頑張って欲しい。
ピーターには失礼だが、実はこの日の興業でそれよりも関心があるのは、
元世界王者、戸高秀樹のエキシビジョン・マッチだ。昨年10月に王座を
追われ、目を痛めて長期休業していた戸が、ついに再始動するのだ。
エキシビジョンというのは公式試合ではなく、公開スパーリングに近い
ものだが、とにかく彼の勇姿が再び見れると思うととても嬉しい。
というわけでこの一ヶ月は、名古屋で実に4つの東洋太平洋タイトルマッチが
行われるのだ。そしてそれ以外にも気になる試合が目白押し。
僕はまだ一度しかボクシングを生で観たことはないのだが、出来れば
この内のどれか一つでも見に行きたいと思っている。
実を言うと最後の緑ジムの興業は、僕の家から車で10分くらいの会場で
行われるのだ。だから行くとしたらそこだな。戸高選手も見たいし・・・。