わんわんらっぱー

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人はうんこを流すために生きている。

2018-11-15 21:19:12 | 環境
○うんこが溜まって遷都
 奈良時代とか頻繁に遷都している。「せんとくん」なんてゆるきゃらまでいる。
で、その理由にうんこが溜まったから、という理由を挙げているブログがあった。
実際にはうんこが溜まって疫病が蔓延したから、というのが理由だろう。
確かに疫病の蔓延と遷都って因果関係があるような気がする(要検証)。

 なんとなく分かる。農家の人に聞いたら、終戦後は垂れ流しにしていた尿によってジブテリアに感染して死ぬ子供が多かったなんて話を聞いた。
 要は浄化槽か、下水道を整備がされるまで、ある程度、そこら辺に糞尿を垂れ流しにしていて、それが原因で感染症を発生させた。

 先日話題になった、日本住血吸虫症も原因は人や家畜の糞である。
仮に田畑に撒くにしても2週間は肥溜めで発酵させる必要があるのだが、厳格に守れていなかった。また、家畜は勝手に糞をするので、一処に貯めるのすら大変だった。
盆地だから糞尿が流れにくかったので、寄生虫を媒介する貝が豊富に居たのだろう。
結局、機械化で家畜が減って野糞も減ったのと、合成洗剤の排水などで、媒介とする貝が駆除された。

○メソポタミアでも水洗トイレ
 結局、ドイツのコッホ→北里柴三郎の流れで細菌感染について原因究明されるまで、コレラやペストの原因はよく分からなかった。ネズミが媒介するので猫で駆除したというのもあるが、糞尿の扱いを厳重にしたから、感染症が減少した。

 古くはメソポタミアの時代から水洗トイレがあったそうだ。しかし、激しい異民族と戦いなどで、文明が崩壊する歴史を歩んできた。

 ローマ時代でも水洗トイレはあった、そんなに古くから水洗トイレがあったのに、なぜ18世紀のパリではトイレが無かったのか?
 技術は失われることもある。人の生活に必要な技術ですら失われることがあるのだ。

○うんこ戦争
 戦国時代は矢にうんこを塗って弓を射っていた。元寇でも牛の死骸やうんこを敵の船に投げ込んだ。戦国時代の主力兵器は弓矢だった。コストが安く、近接戦ではないので、農民でも訓練次第で戦力になった。
 近接戦ももっぱら槍が主力で、刀はクビを跳ねる時ぐらいにしか使わなかったという説がある。
 籠城戦でもうんこは役に立った。うんこを城壁に流して敵兵の侵入を阻止するのである。

○上下水道の維持に膨大な労力とエネルギーが使われている。
 江戸時代にはうんこを肥料にするリサイクル社会だった。これが徳川治世を支えたという。
 現代に上下水道はかかせない。上下水道が止まった時点で、日本社会はうんこだらけになって崩壊する。
 人はうんこを流すために生きているという。厳密にはうんこを流して清潔な環境を維持するために生きている。
 エネルギーは人がより良い生活をするために使うべきであって、無駄使いは慎むべきである。

うんこの歴史①~18世紀フランスのうんこ~

うんこの歴史②~江戸時代のうんこ~

うんこの歴史③~戦国時代のうんこ~

うんこの歴史④~古代のうんこ~

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