中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
174話)スクラップ&ビルド(1)
この春、大同に滞在したとき、道路に面した建物にペンキで「拆」と書きなぐってありました。「チャイ」と読み、取り壊しの意味です。それから「後退5米」などと書いてあるのもあります。車ならバックも簡単ですけど、建物の後退ってどうやるんでしょう? たいていは本体の建物のまえに建て増しされた部分があり、それを取り壊して解決するよう。
それによって道路を拡幅します。あわせて上下水道の整備、電線・電話線などの地下埋設もすすめています。ここの道路修理は片側ずつなどという面倒なことはしません。全面交通禁止にして、いっきょにやります。それも市内の幹線道路4本ほどを同時進行。その結果、くるまというくるまが通行可能な道に集中し、そこが大渋滞。結果として市内の交通は麻痺状態です。私は「道路はだいじだけど、交通はどうでもいい、といったやり方だ」とののしりますが、地元の人たちはそれがあたりまえと受け止めているよう。いまはたいへんですけど、工事が終了すれば、交通事情も景観も、見違えるように改善されるはずです。
それとあわせて、市内の観光名所の整備もすすめています。「地下の文物をみたければ西安に行け。地上の文物をみたければ大同に行け」という言葉があるそうです。大同は北魏の時代は首都で、遼と金の時代は副都でした。雲崗石窟以外にも多数の仏教寺院があり、その他の名所旧跡もたくさんあります。でもこれまでは無秩序な状態に放置され、もったいなかった。
で、それらの周囲の建物も、まずは取り壊し。上下の華厳寺の周囲50~60mの範囲の建物もすべてなくし、公園ふうに整備する計画です。
それによって道路を拡幅します。あわせて上下水道の整備、電線・電話線などの地下埋設もすすめています。ここの道路修理は片側ずつなどという面倒なことはしません。全面交通禁止にして、いっきょにやります。それも市内の幹線道路4本ほどを同時進行。その結果、くるまというくるまが通行可能な道に集中し、そこが大渋滞。結果として市内の交通は麻痺状態です。私は「道路はだいじだけど、交通はどうでもいい、といったやり方だ」とののしりますが、地元の人たちはそれがあたりまえと受け止めているよう。いまはたいへんですけど、工事が終了すれば、交通事情も景観も、見違えるように改善されるはずです。
それとあわせて、市内の観光名所の整備もすすめています。「地下の文物をみたければ西安に行け。地上の文物をみたければ大同に行け」という言葉があるそうです。大同は北魏の時代は首都で、遼と金の時代は副都でした。雲崗石窟以外にも多数の仏教寺院があり、その他の名所旧跡もたくさんあります。でもこれまでは無秩序な状態に放置され、もったいなかった。
で、それらの周囲の建物も、まずは取り壊し。上下の華厳寺の周囲50~60mの範囲の建物もすべてなくし、公園ふうに整備する計画です。
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