1135話)南天門自然植物園の変遷(22)

トリカブトの一種ですが、種類はとても多いようなので、細かなところまではわかりません。もともと園内にはなかったのですが、近くの山から根株を採ってきて植えたものです。管理棟の真向かいの斜面下部に植えてあります。

花のかたちがおもしろいし、紫の花色がすきで、私のすきな花のひとつです。

猛毒があり、とくに根に多いそうです。花をみたことのない人でも、トリカブト殺人事件のことは知っているかもしれません。いや、もうずいぶん昔のことですね。

でも、クスリはリスク。その逆も真で、冷え性で風邪をひきやすい私は、ずいぶんお世話になっています。冷たい風が吹く季節になると、私はお医者さんに麻黄附子細辛湯エキスの処方を頼みます。私にはとても効果的です。附子がトリカブトの根の成分です。

ところが、南天門自然植物園の李向東さんは、そのトリカブトを指さしながら「若いうちは食べられます」といいます。無毒なものがなくはないかもしれませんが、そういわれても、食べる気にはなれません。
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