1099話)菜園の虫(イラガの幼虫)

正しくは菜園ではなく、家の北がわに生えているカキノキです。数か所に緑色が脱色され、白くなった葉がみえます。さては! 

そこで、高枝切りをもちだして、その小枝を切り取ってみました。想像したとおり、イラガの幼虫です。きちんと整列して、おとなしそうにみえますし、もうちょっと大きくなると、黄色と黄緑色のバランスがとてもきれいに感じられるのです。そういった外観と、実際の姿はおおちがい。この虫に触ると、いや、触らなくてもそばに近寄るだけで、ひどい目にあうというのが私の実感です。

まずは飛び上がるほどに痛いんです。以前、GENの事務所にいた会田さんはこの虫をデンキムシと呼んでいましたが、接触の衝撃を表していて、地方名として辞書にもあるようです。その衝撃がおさまったあとも、かゆみが長くつづきます。イラガのイラはそのことを表しているのでしょう。


薬で殺す手段もあるでしょうが、このカキノキの下にミョウガが密生しており、ソーメンの薬味にするのが私の楽しみです。高枝切りでとって、虫が集中している葉をすぐそばの水路に流しました。下流の池の魚たちがよろこんでくれるでしょう。じつは数日前、水路をふさぐスチールの簀の子のところで、なにかをしているヤングパパと男の子2人をみました。発泡スチロールのトレイのなにかを割り箸でつまんで、下の水路に流しているのです。それはアメリカシロヒトリの幼虫でした。で、私もこのたびの水葬を思いついたのです。
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