![]() | ウイナーズサークルへようこそ 1 (ヤングジャンプコミックス) |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
「ウイナーズサークルへようこそ(1)」甲斐谷忍
いわずと知れた「LIARGAME」の作家の手になる新たな騙しのストーリー。
田舎から上京、庄茂内大学というどうしようもないレベルの大学へ二浪して入る程度の学力しかない山川七雄は、漫画家になる夢を編集者から粉々に打ち砕かれ、失意のままに町をうろつく。
怪しげな占い師と出会い、お告げを受けた七雄は、他にすることもないので現地へ赴く。そこは意外なことに競馬場だった。七雄は、勝ち馬を予想する集団、「ウイナーズサークル」の女の子に一目ぼれ。漫画家志望故の特異なまでの観察力で、馬体の調子の違いを見抜いて次々と勝ち馬を当てていく。
しかし問題は、七雄自身が神崎ナオクラスのおバカで、自分自身の能力に気付いていないことだった……。
主人公の七雄をだまくらかして自分たちだけぼろ儲けしようというこすい集団視点で話が進むので、なんだか最後までずーっと気持ちが悪かった。競馬のシステムを利用した騙しのストーリーは甲斐谷忍独特のもので、そこは競馬を知らない自分でも十分に楽しめるものだったのだけど、うーん……。なんかすっきりしないなあ……。
次巻以降でキャラ性が深まればもうちょっと変わってくるかな? とりあえず購読続行で。
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