ワールド エンド ライツ (HJ文庫)花房 牧生ホビージャパンこのアイテムの詳細を見る |
「ワールドエンドライツ」花房牧生
誰が何の目的で作ったのか不明な、謎のオンラインRPG「ワルプルギス・ナイツ」の世界を統べる3人の魔女の中の一人の顔が、事故で行方不明になった妹のレンに似ている。
謎の女性の導きで、「ワルプルギス・ナイツ」の世界に放り込まれたユウマは、その秘密を探るために探索を続ける。「魔女を倒す」ことを目的とするその世界で、誰より早く魔女に出会うために。お供は、お騒がせ男のリョータと、美少女オリエ。手にするは、伝説の魔剣ノーザンライツ……。
うーん、平凡。
今や珍しくもないオンラインRPGを舞台にした作品ということで、もうちょい斬新なフックが欲しかった。数多の優秀な先輩たちの、これでは足下にも及んでいない。「キャラクターの外見が現実のそれと遊離しない」という設定は珍しいけど、それだけだったし。後半で出てきた幼なじみの由希菜と現実世界のオリエとの絡みが面白そうかな、くらいで、他にはとくに見るべきところもなかった。2巻を購入するかはちょいと微妙。ゲーム世界の描写も少なくて魅力を感じなかったし、これ読むなら「ソードアートオンライン」読むよね。うん。